クリンチャーリムでリムテープが必要な理由 リムの使用限界を解説

クリンチャーリムには必ずリムテープが必要になります。

ご存じですよね。

ではチューブレスリムにリムテープは必要でしょうか?
答えは【必要ない】です。

まぁ、多くの方はご存じですね。
今さら記事にすることでもないと思ったのですが、シマノのWH-6800のホイールにリムテープがついていたのでオーナーはご存じなかったかもしれません。

リムテープが必要な理由と、クリンチャーリムの使用限界を解説します。
この記事で、リムテープがなぜ必要なのか?リムには使用限界があるということが理解できます。

リムの使用限界があるの? どうなったらダメになるの?

クリンチャーリムやチューブラーリムには使用限界があります。
特に注意しなければいけないのはクリンチャーリムです。

使用限界というのは【摩耗】によって、リムのブレーキ面がすり減ることで使えなくなります。

摩耗とはいったいなぜかというと、ブレーキシューでこすられてリムが減るんです。

特に雨の日に乗ると明らかにリムが摩耗します。

「リムが何㎜減ると限界なのか」ということはメーカーによって違うでしょうからはっきりと何㎜という数値は言えません。
またそれを判断材料とするには、新品時のリムの厚さから使用中のリムの厚さを引くなどの基本となる数値が必要になります。

マイクロメータでの測定ができる方は少ないと思うので、見た目で摩耗を判断することになります。

摩耗がどういうふうになれば限界なのか?

クリンチャーリムの限界
これがリムの限界です

リムは消耗品なので、どんな高級なリムでもキャリパーブレーキであれば寿命がきます。
リムブレーキ面が摩耗して使えなくなることがほとんどです。

ではどうなれば限界なのでしょう?

シマノはインジケータとして、リムのブレーキ面にポンチが打ってあるのでそれで判断します。
これがいちばん分かりやすいので「さすがシマノ」といえます。

シマノのリムをお持ちであればブレーキ面を見てください。
どこかに小さな丸いくぼみがあるはずです。

シマノのリムにはすべてマークがあります。
リムのブレーキ面がすり減って、このくぼみが消えると限界なのでリム交換となります。

シマノのリムにはマークがあるけど他メーカーのものはありません。
ではどう判断するのか?

ブレーキシューが当たっている部分が減るので、リムの端との高さを触って比べてみてください。
ブレーキシューが当たっている中心がいちばん減るので、感じとしては丸くくぼんだように減ります。

触った感じで丸くくぼんでいるようであればほぼ限界と考えてもいいです。

真っすぐ平らに減ることもありますが、その場合はシューが当たっていない部分とあきらかな段差ができているはずなので段差があるようであれば限界です。

リムの摩耗はタイヤバーストの危険がある

「ブレーキ面が減っていても危なくないでしょ。 アルミだもん。」と思われるかもしれません。
危ないですよ。
特にクリンチャーリムは・・・。

クリンチャーリムは、タイヤをリムのビード部に引っ掛けて内圧をかけています。
チューブに入れた空気圧によって、タイヤは常に外に広がる力が働いています。
これが内圧です。

クリンチャーリムは、常に外側に広がろうとする力がかかっています。

ブレーキ面と、タイヤが引っかかっているビード部分がほぼ同じ位置にあります。
リムが減ってくると強度が足りなくなって、内圧によってビード部分が割れるんです。

リムが割れて、タイヤのビードが外れバーストという流れなのでとても危険です。

割れる原因は摩耗による強度の低下と応力の集中

金属のリムだから簡単に割れないだろうと思っていませんか?
ブレーキ面の摩耗が原因の場合、意外と簡単に割れます。

なぜでしょう?

リムのブレーキ面がレコード盤のように凸凹になっていませんか?

実はこの凸凹が割れるきっかけを作ります。
折れ目を想像してしまうかもしれませんがそうではなく、力が一点に集中することで一気に割れます。

力は弱い部分に集中しようとします。
レコード盤のような凸凹だろ凹んだ部分に力が集中します。
金属が壊れる原因はこういう応力の集中で起こる場合が多いです。

リムのブレーキ面がレコード盤のようになっていたら注意してください。
平らに削ると強度が無くなり、凸凹だと力に対して弱くなるので削って平にするかどうか迷うところですけどね。

私は削って平らにしてしまいます。
凹んでいる部分の高さまで削っても実際のリム厚に変わりはないので、平らになるまで削って割れを防ぎます。

リムの摩耗を防ぐには

リムが減るのは雨天走行が原因になります。
ブレーキシューでこすられている部分なので、晴れていても減りますがほとんどは雨天走行によるものです。

雨でぬれたリムはブレーキが利きません。
ブレーキをかけている時間が晴れた日よりも長くなります。

しかも、路面から巻きあげた水には砂が含まれているので、砂によってさらに削られます。
砂で削られるので表面がザラザラにレコード盤のように削られるのが雨による摩耗の特徴になります。

リムテープが必要な理由

クリンチャーリムテープ
リムテープ

クリンチャーリムにはリムテープが必要です。

それはニップルホールによってチューブが傷つくことを防ぐためです。

クリンチャーリムには画像のようにニップルホールがあります。
穴が開いているので、この穴でチューブが傷ついてパンクしてしまいます。

クリンチャーリム
クリンチャーリム

リムテープでチューブが傷つくのを防ぐわけですね。

では、同じクリンチャーリムのチューブレスリムにクリンチャータイヤを使う場合はどうでしょう。

チューブレスリムはリムテープは不要です。
それはニップルホールがないからです。
ニップルホールがなければチューブは傷つきません。

カンパニョーロのZONDAなどはクリンチャーリムですがニップルホールのないものもあります。
こういったリムの場合もリムテープは必要ありません。

チューブレスリムにはニップルホールが無い
ニップルホールが無いチューブレスリム

チューブレスレディリムの場合

チューブレスレディでニップルホールのあるものはリムテープが必要です。
チューブレスレディ―の場合は、専用のリムテープを貼らないとエアー漏れをしてチューブレスとして使えません。

クリンチャー用のリムテープではなく、チューブレスレディ専用のシールテープでエアー漏れを防ぎます。

クリンチャータイヤを使うばあいであればクリンチャー用のリムテープでも大丈夫ですが、チューブレスで使う場合は専用品を使います。

まとめ

クリンチャーリムには使用限界があり、限界を超えるとリムが割れてタイヤが外れます。

シマノの場合は、インジケータマークがあるのでマークが消えたら限界です。

リムのブレーキ面がレコード盤のように凸凹していたら力が集中して割れやすくなります。

平滑にすり減っていいればいいですが、雨天走行をすると砂などでレコード盤のようになって割れる原因になります。

クリンチャーリムは消耗品なので、使用限界であるようであれば交換しましょう。

リムが割れるとタイヤバーストする可能性が高いのでかなり危険です。

リムテープはニップルホールがあるリムでは必ず使用します。
ニップルホールがないリムでは必要ありません。

リムテープもときどき点検して交換してください。
ニップルホール部分で割れ、それが原因でパンクします。
リムもリムテープも【消耗品】です。

リムテープは多くのメーカーから発売されていますが、個人的にはシマノの製品がイチバンいいように思います。
取り付けが少しやりにくいですが、それだけにズレにくく耐久性があります。
2年から3年での交換で今までトラブルはありません。
おすすめです。

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