ロードバイクにおける使用率の大半はクリンチャータイヤです。
ロードバイクトラブルの多くはチューブに関することですね。
今回はチューブトラブルについて記事にしました。
チューブトラブルのほとんどはパンク
自転車に乗ってるときのトラブルのほとんどはパンクです。
パンクを回避すると言うのはほぼ『運』と言うことになるのですが、わずかな知識で避けることや対応が可能になります。
異物に関するパンク
パンクのほとんどは外部からの異物によってチューブに穴が開くことです。
これを避けることはほぼ不可能ですが、走行する路面を選択することによってある程度は防ぐことができます。
自転車が走る路肩と言うのは、自動車が跳ね飛ばした小石などが集まってます。
路肩の白線の内側は自動車が通らないので特にそういう傾向にあります。
ですから、白線より車道側を走行することでパンクリスクを減らすことができます。
相乗効果として砂によるスリップダウン(落車)も防ぐことができるので車道を走るようにしましょう。
組み方が悪い場合
チューブをタイヤにはさんでしまって組んでるケースなど、組み方が悪い場合もあります。
この場合は一気に空気が抜ける『バースト』となるので組みつけのときは注意してください。
バルブトラブル
チューブのバルブ付け根がリムによって傷つけられ、穴が開いてしまうトラブルは意外と多いです。
以下はそのトラブルの防止方になります。
クリンチャータイヤにおけるチューブのバルブトラブル防止法
用意するもの
- 不要になったチューブ
- 穴あけポンチ
- ハンマー
- 下に敷く何でもいいので木の板
![](https://kizna.xyz/wp-content/uploads/2019/12/DSCN4120.jpg)
まずチューブを長辺 約40mm 短辺 約25mm 切って数枚用意します。
前後輪なので2枚でもいいですが、ついでなので予備も数枚作っておきましょう。
これに5mmのポンチで穴を開けます。
ポンチは100均の手芸コーナーにある皮用のポンチです。
バルブ径が6mmなので5mmを使ってください。
![](https://kizna.xyz/wp-content/uploads/2019/12/DSCN4121.jpg)
下には柔らかい木をひいた方がきれいに穴が開きます。
ハンマーで打ち抜いて穴を開けましょう。
このままの大きさではリムの内幅より広いのでリムに合わせてカットします。
リムの内幅より少し細いくらいにカットしてついでに角も取って楕円にしておきましょう。
チューブのバルブに挿して組み付ければ完成です。
![](https://kizna.xyz/wp-content/uploads/2019/12/DSCN4123.jpg)
注意点: リムのビード部分に絶対にかからないように組み付けて下さい。
タイヤのビードがシッカリはまらなくなります。
![](https://kizna.xyz/wp-content/uploads/2019/12/DSCN4122.jpg)
これは昔からある方法ですが、最近のチューブは質が良くなってトラブルは無いと思って使ってませんでした。
しかしバルブ周りのトラブルが連続したので、昔を思い出してやったところバルブ周りのトラブルはまったくありません。
有効な方法で簡単、費用もかからない(100円ほど)のでお勧めします。
タイヤカットした
タイヤをカットしてしまってチューブが「こんにちは」して修理不可ってこともありますよね。
タイヤブートがあればそれで解決しますが無ければお札を使いましょう。
紙幣は意外と強いので何とか走る程度の空気であれば持ちこたえます。
もちろん空気は低圧でいっぱいまで入れることはできません。
その他、アルミテープとか補給食のアルミパックとか使って走ることも可能です。
コンビニへ行って補給食を食べてハサミを借りればOKですね。
紙幣は水に濡れるとめっぽう弱くなります。
帰宅までの距離がある場合、コンビニまでは紙幣で何とか乗り切ってアルミパックのものに交換してください。
予備チューブが無い
これはやったことが無いのでお勧めしません。
パンクした部分のチューブを結んでしまって組み込みます。
穴の開いた部分は結ばれてるのでエアーは漏れません。
こういうのも最終手段としてアリかと思いますが、多分すぐダメになるでしょうね。
そこら辺にある枯葉などをタイヤに詰める
論外です(笑)
パンクは一度とは限りません。
パンク修理キットは必ず持って走りましょう。
100均のもので十分です。
バルブ位置とタイヤのロゴをあわせる
これはデザイン的な部分もありますがそれだけではないですね。
バルブの位置とタイヤロゴの位置を前後で合わせましょう。
右から見た場合と左から見た場合で変わりますが、左右どちらか一方であわせてください。
これにはパンクした原因の異物の位置を知るのに役に立ちます。
パンクしたら原因のイブとを取り除かないと再びパンクしてしまいます。
必ずパンクしたチューブの穴の位置を確認し、タイヤのバルブのあった位置とチューブのバルブを合わせます。
パンクした位置にあるタイヤの位置に原因があります。
外したチューブの左右はわからないので、チューブを裏返して2箇所をチェックすれば原因がわかるはずです。
バルブの位置がどこにあったかわからないと、タイヤを一周探さないといけないので時間が無駄になりますね。
バルブとタイヤロゴはパンク修理のためにそろえて起きましょう。
![](https://kizna.xyz/wp-content/uploads/2019/12/DSCN4124.jpg)
まとめ
いらないチューブでバルブ周りを補強
カットした場合は、アルミパックやお札で応急処置ができる。
パンク修理キットは必ず携行する。
パンクした場合に備えて、バルブ位置とタイヤロゴを揃えて組む。
バルブ周りの補強は絶大な効果があります。
トラブルを未然に防ぐ意味ではやっておくべきことです。
参考にして楽しいロードバイクライフを!
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