【ロードバイク】保管するときのホームポジションを知っていますか?

ロードバイクにも「ホームポジション」があるのを知っていますか?

これを知らない(やってない)とワイヤーやSTIレバー、変速機の寿命を縮めてしまいますよ。

ロードバイクの保管に適切な方法をご覧いただきます。

これを読めばロードバイクのパーツすべての保護に役立ちます。

ロードバイクの保管のポイントは「すべてを緩める」こと

あなたはロードバイクを何台お持ちですか?
2台?
3台?
10台くらいお持ちの方も結構いらっしゃいますよね。

たくさん持っていても乗る体は一つなので一度にすべてを稼働させることは無いですね。
10台お持ちの方なら9台は保管してあるはずです。

では保管するためにナニかしてますか?
ここで言う【保管】とは、週末に乗るまでの1週間でも保管としています。

保管のためにするべきことは【すべてを緩めること】です。

変速機・チェーン・STIレバー・ワイヤーをすべてゆるめて保管します。

『ワイヤー外すことなんてできない』と思いますよね。

ワイヤーを外すのが最もいいんですがそんなこと面倒くさくてできません。
なので【ホームポジション】にするんです。

保管に最適なホームポジションを解説していきます。

保管におけるホームポジションを解説

これがホームポジションです。

ホームポジション
ロードバイクのホームポジション

わかりますか?

チェーンの位置を見てください。

フロントはインナーでリヤはトップです。
このクロスしたチェーンラインはよくないと言われているポジションが【ホームポジション】になります。

なぜこれがホームポジションなのか?を解説しますね。
きっと「なるほど」と思ってもらえると思います。

役に立つと思うよ

フロントをインナーにすれば、フロントディレーラーのワイヤーが最もゆるんだ状態になっています。
これによって、インナーワイヤーとアウターワイヤーへの負担は最小限になります。

11速になって、インナーにしてもワイヤーは少し張った状態になってしまっていますがこの位置が最も緩い状態です。

リヤのカセットはトップでいちばん小さいギヤにしておきます。
フロントディレーラーと同じ理屈です。
この位置がワイヤーはすべてゆるんだ状態です。

また、この状態であれば前後の変速機のスプリングもすべて縮んだ状態になります。
縮んだ状態がスプリングにとっては負担がありません。

STIもこの状態であれば負担がかかっていないのがわかっていただけると思います。

STIはラチェット機構なので、内部にギヤがあってストッパーでその位置を保持しています。
リリースした時に固定されたものが解放されて一段変速するということになりますよね。

ワイヤーが最もゆるんだ状態であれば、ラチェット機構にも負担がありません。

チェーンはリヤディレーラーのテンションケージによって張られています。
ホームポジションであれば、テンションケージが最もゆるんだ状態なのでチェーンも緩んでいます。

金属であるチェーンが、テンションスプリングの力で劣化するとは思っていません。
この部分はテンションケージのスプリングを最もゆるめることができるということの屁理屈でしかありません(笑)

ブレーキのクイックも開いておきましょう。
わずかなことですが、ブレーキワイヤーの張りを少しだけ緩めることができます。
キャリパーも開いておけるのでスプリングを休めることができますね。
クイックリリースは解放しておきましょう。

ブレーキキャリパーのホームポジション
ブレーキキャリパーもホームポジション

カンパニョーロであればエルゴレバーでリリース解除です。

長期保管するときはさらなるホームポジション

5台とか10台とか持っておられる方は「年に1度しか乗らない」とか「数年乗ってない」とかありますよね。

このくらい持っておられる方はホームポジションはご存じだと思いますが、これらのこともご存じでしょうか?

ホイールとフレームを休める

コンポーネントのホームポジションはわかっていただけたと思いますが、フレームも休めましょう。

タイヤがついていたらエアーは抜いてありますよね?
ラテックスチューブなら、エアーを抜く必要はありません。
1週間もすれば抜けきってますからね。

ブチルチューブならエアーは半分くらい抜いておきましょう。
リムを休めることができます。

本当なら、シートポストも緩めておくことがいいんですがポジションが変わるとか、締め忘れて乗ったりすることがないとは言えないのでシートポストはそのままです。
「締め忘れないし、ポジションはマーキングしてあるから大丈夫」という方は緩めておいてください。
つぎはホイールを緩めましょう。

クイックリリースは、フレームを持ち上げたときにホイールが外れないくらいの力まで緩めておきます。
このことでハブベアリングに負荷がかからないですし、フレームのエンドも締め付けから解放されます。

ホイールが外れないギリギリにすることで、自転車をさわれば緩んでることがわかるために乗る時に締め忘れを防ぐことができます。

そしてここからが最大のポイントですよ。

長期保管するならリヤホイールは逆向きにつける

ホイールは逆向きにつける
逆向きのホームポジション

これをやってる方は【最高にわかってる方】だと言えますね。

今まで読んでいただいたことでかなりの部分は緩んでいます。

リヤディレーラーをもっと緩めるためにはチェーンを外すことが最善ですが、そんなことはできません。
クイックリンクをお使いの方ならチェーンを外せばいいんですが、もっと簡単な方法があります。

ホイールを逆向きにしましょう。

カセットフリーは左側にして取り付けます。

チェーンはハブ軸にのせておけばリヤディレーラーケージはチェーンがない状態くらいまで緩めることができます。

ディレーラーが最も緩む位置
ディレーラーケージが最も緩んだ状態

クイックレリーズも差し替えておいてくださいね。

このポジションが完璧なホームポジションです。

間違って乗り出すことができないポジションでもあります。
ペダルに乗ってもチェーンはかかってないですから(笑)

まとめ

ホームポジションを解説しました。

自転車の保管場所は直射日光があたらない場所というのも忘れてはいけませんよ。
塗装が日焼けしてしまいます。

タイヤがついている場合は、ときどきタイヤの状態を見ることも必要です。
エアーが全く入ってない状態でつぶれているとひび割れの原因になります。

クリンチャーであれば長期保管の時は外しておいた方が安心です。

ラテックスチューブラーなら時々エアーを入れて、接地面を変えてやることも必要です。

大切な自転車なので、できる限り良い状態で保管しておきましょう。

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