【簡単】ロードバイクの空気入れ フロアポンプのメンテナンス

どんな道具でもメンテナンスが必要です。
特にフロアポンプはほとんどの方がメンテナンスをしてない道具なのではないでしょうか?

エアー入れるのが重いんだよね

ポンプのメンテナンスしてる?
メンテナンスしないと動きが悪くなるよ。

「フロアポンプで空気を入れるのにやたら力がいるようになってきた」と感じたらメンテナンスしてあげましょう。
動きが軽くなって、空気を入れるのが苦ではなくなります。

大切なポンプを長く使うのにも大切なメンテナンスです。

自転車用のポンプの構造はどれも同じようなものなので、『ZEFAL HUSKY』を例に手順を紹介します。

ポンプのメンテナンスなんて自信が無い

「ポンプのメンテナンスに自信が無い」という方にも、簡単なメンテナンス方法もご紹介しますので最後まで読んでください。

大切なフロアポンプを長く使えるようになる、役に立つ記事だと思います。

ポンプの構造は単純 注射器と同じ

ポンプの構造はだいたい想像できますよね。
注射器と同じ構造なので、内部を見たことがない方でも想像できると思います。

パイプの中にピストンがあって、それが上下することで空気を圧縮してタイヤに入れています。

ピストンにはシールがあるので、メンテナンスとしては【シールのグリスアップ】ということです。グリスアップだけなので作業も単純で簡単なので誰でもできます。

キャップを外してピストンを抜く

キャップの固定ネジ
キャップの固定ネジ

まずはキャップを外してピストンを抜きましょう。

キャップは小さなプラスのネジで固定してあります。対面で2本使ってあります。
上側のキャップの方には、空気の圧力がかからないのでシール構造はありません。固定ねじを外せば簡単に抜けます。

ピストンロッドを引き抜けばシールが先端についているので、傷をつけないように引き抜きます。

古いグリスを掃除してグリスアップ

サビのような汚れ
サビのような汚れ

シールには古いグリスがベッタリとついているはずです。パイプは鉄でできているのでサビなども付着しているのではないでしょうか?

HUSKY のシールは茶色くなっています。きっとサビでしょうね。
サビがついたままだと、パイプの内側やシールを傷つけます。それを防ぐためにもメンテナンスが必要です。

シールをきれいに掃除し、できればパイプ内部もきれいなウエスで拭きましょう。パイプは長いので長い棒でウエスを押し込みながら掃除しますが、できなければそのままでも大丈夫です。
基本的にはシール側のグリスに汚れはついてきますので、無理に内部を掃除しなくてもOKです。

シールの掃除はきれいなウエスで拭くだけにしてください。パーツクリーナーなどで脱脂してはいけません。
パーツクリーナーはゴムへの攻撃性があるので、ゴムシールには厳禁です。

シールにグリスをたっぷりと塗る

シリコングリスをたっぷりと
シリコングリスをたっぷりと

シールをきれいに掃除したらグリスを塗って組みつけましょう。

グリスは『ゴムへの攻撃性のないグリス』を使う必要があります。シリコングリスを使えばゴムを傷めることはありません。

職業柄シリコングリスはワコーズ製品を使っていますが、ホームセンターで売っているシリコングリスでも問題ありません。ゴムへの攻撃性が無いグリスであればシリコングリスではなくても大丈夫です。

逆の手順で組みつける

シールのグリスアップをしたら外した時と逆の手順で組みつけましょう。

シールをパイプに差し込むときに無理をしないようにユックリと慎重に差し込んでください。
グリスをなじませるために何度かポンピングしてパイプ内にグリスをいきわたらせます。

この時に引っかかるようであれば、ピストンを抜いてシールを確認します。動きに異常が無ければパイプ上部のキャップを取り付け、ネジで固定すればポンプのメンテナンスは完了です。

全バラするのはやめましょう

フロアポンプの構造は非常に簡単ですが、簡単だからと言って全部分解するのはやめた方がいいです。きちんと構造を理解していれば大丈夫ですが、ポンプのメーター側にはチェックバルブがあるので失くしてしまうとポンプは使い物にならなくなります。

チェックバルブとは

パークツールポンプのチェックボール(チェックバルブ)
パークツールポンプのチェックボール(チェックバルブ)

ポンプは空気を入れる時に圧縮し、タイヤ側の圧力を保持した状態でピストン側に空気を吸い込む必要があります。

タイヤからのエアーの逆流を防ぐために、エアーゲージの部分などにチェックバルブが必ずついています。

チェックバルブが無いと、ポンプとタイヤとの間で空気が行ったり来たりするだけでエアーを充填することはできません。ポンプでは最も重要なパーツなので、分解時に無くしてしまうと使い物にならなくなります。

メーター側を分解する必要がある場合はチェックバルブがどういうふうに組み込まれているのか確認しながら行ってください。

『分解は無理』というかたのメンテナンス方法

ZEFAL HUSKEY のオイルアップ用ホール オイルマークがあります
ZEFAL HUSKEY のオイルアップ用ホール オイルマークがあります

分解はできそうにない

分解ができそうにない方でも、基本的なメンテナンスはできるので安心してください。
本来はグリスの方が確実ですが、分解できないのであれば無理にする必要もありません。

ポンプの上側のキャップをよく見てください。
オイルの注入穴があるのがわかりますか?

ここからシリコンスプレーを吹き付けてもパイプの中を潤滑させることはできます。グリスほどの潤滑能力は無いので、スプレーで潤滑を保持される場合は、比較的短い間隔でシリコンを補充してください。

携帯ポンプのメンテナンス方法

オイルアップ用のサービスホール
オイルアップ用のサービスホール
携帯ポンプの工具のための穴を利用してオイルアップ
携帯ポンプの工具のための穴を利用してオイルアップ

あなたの携帯ポンプは自転車につけっぱなしになっていませんか?

『携帯ポンプ』もメンテナンスが必要です。フロアポンプよりも重要なのかもしれません。

出先でパンクしたときに使えなかったら意味がありませんから、携帯ポンプの点検とメンテナンスは定期的にする必要があります。

ほとんどの携帯ポンプは分解することができません。というよりやったことがないだけですが、構造を見ると、キャップがはめ込んであったりするので壊してしまう可能性があります。

ではどうするのか?というと、シリコンスプレーを使って潤滑させてしまいます。ポンプのキャップにはオイル補充用に穴が開いているものがあります。この穴からシリコンスプレーを吹き付けて潤滑剤の補充をします。(実際は工具をかけるための穴だったりします)

雨の日に走った後などは必ずやってください。雨の中を走るとポンプ内に水が入ります。そのままにしておくとシールが劣化するので、何度かポンピングして水を抜き、その後にシリコンスプレーで潤滑してあげると長く良い状態で携帯ポンプを使うことができます。

ポンプ内には【浸透潤滑剤】は使わないでください。
浸透潤滑剤で代表的なCRC 5-56などは絶対にダメです。
ゴムを溶かしてしまいます。浸透潤滑剤はゴムをふやかしてしまう特性があります。

まとめ

フロアポンプのメンテナンス方法を記事にしました。

フロアポンプは、ロードバイクでは最も使用頻度が高い道具です。フロアポンプが壊れてしまうとロードバイクに乗れないということもあります。

メンテナンス方法は非常に簡単で誰でもできる作業なので、ぜひ参考にしていただいてやってみてください。

携帯ポンプのメンテナンス方法も記事にさせていただきました。

フレームに取り付けている場合、雨の日に走った後などは水が入っています。水抜きをしてシリコンスプレーで潤滑するだけで、いざという時に確実に使える状態になっています。

いい状態で使える道具は、使っていて気持ちが良いものです。

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