中華コンポーネント SENSAH EMPIRE の左シフトが折れる件

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中華コンポーネントの SENSAH からシフトレバーの内部機構が折れるという事案が報告されました。

現在は改良されているので問題はないそうですが、改良前のものが折れた場合は【無償交換】するそうです。

折れる部分はどういった個所で、折れたらどうなるのかを解説します。

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シフトレバーの内部機構が折れる?

SENSAH はSRAMと同じダブルタップでワイヤーの巻き上げとリリースをする構造になっています。

SRAMと違うのは、シフトレバーが単独で機能せずブレーキレバーと兼用となっている点です。

シマノの巻き上げレバーでリリースも操作できるというのがSENSAHのダブルタップです。

どこの部品が折れるかというと、左レバーの内部機構なのでフロント変速にかかわる部分です。

リヤではそういった症状は出ていないそうです。

ブレーキレバーを倒すと内部の爪を押してワイヤーを巻き上げる、ブレーキレバーとの接触部分の付け根で折れるようですね。

私の持っている左レバーと、Twitterの画像を見比べても間違いはなさそうです。

材質に問題があるらしく、樹脂を前モデルまでは使っていて今回の折れる事例が発生しています。

改良モデルはアルミ製とのことです。

折れた場合は交換に対応しているらしい

折れる部分
わかりにくいけどこの部分

SENSAHはアマゾンで広く販売しているので、国内での販路はアマゾンが中心なのではないかと思います。

万が一折れた場合は、アマゾンの方で交換できるようになっているらしいのですが、ここら辺が中華クオリティですよね。

『折れた場合は・・・』なので、折れなければ交換はしないということだと思います。

ちなみに部品だけの販売や交換はないそうです。
あくまでもレバー本体の交換対応ということです。

折れたらどうなるのか?

「折れたらどうなるのか?」という部分が気になるところかと思います。

私のものは折れてないのでわかりませんが、画像と実物を見比べて想像すると、単純に変速ができなくなります。

巻き上げとリリースを作動させる部分なので、アウターにチェーンがあるならアウター固定になりますし、インナーであればインナー固定になるはずです。

Di2 のような電動であればセーフティ機構で、インナーに落ちてくれることもあるでしょうが、機械式なので現状維持ということになるはずです。

SRAMもレバーが折れてたから気がつきそうなものなんだけど

SRAMもシフトレバー自体が折れる事例があったはずです。

内部機構ではなく、ブレーキレバーの内側にあるシフトレバー本体です。

折れても根元が残っていれば、リリースができそうなのでフロントであれば走ることには問題はないでしょう。

リヤだと巻き上げができなくなるので登りはちょっと辛いでしょうね。

しかし、こうした事例があったわけだから樹脂ではなく金属で作るべきなのでしょうが、コストを下げるためなのでしょうか?

左側だけで右側は大丈夫なのか?

右側も同じ部品
見えにくいけど同じ非対称部品

左だけ樹脂を使ってるということは考えにくいですよね。

右側の同じ部品もたぶん樹脂でできています。

なので、折れることもあるはずです。

右レバーが折れたという事例はないということなのですが、折れたら多分交換してくれるんじゃないかと思いたいですね。

ブレーキに影響はあるのか?

ブレーキとは独立構成
ブレーキには影響がなさそう

ブレーキレバー内部部品の折損なので「ブレーキが効かなくなるんじゃないのか?」と思われるかもしれません。

この部品が折れても、ブレーキレバーの動きに影響はなさそうです。

ブレーキをかけるためのレバーを引く動作の中で、今回の壊れてしまう部品は全く関与していません。

レバーを引く動作において、この部品は一切影響がない部分です。

とは言え、どういう折れ方をするかによって影響がないとも言えません。
万が一外側の横方向に飛び出して、レバーとブラケットの間に入ってしまうとレバーが握れなくなる可能性はあります。

まずありえないと思いますが、ありえないことも想定しておいた方がいいのかもしれません。

リコールじゃないから注意

無償回収のリコールじゃないので注意してください。

「折れた場合は無料で交換します」ということなので、折れるまでは使いましょう(笑)

ちなみに私のものは中国から直接輸入したので、中国の業者とやり取りしないといけません。
まぁ、折れてもしませんけどね(笑)

折れる原因を想像してみる

折れるのには原因があります。

  1. 材質の強度不足
  2. 構造の不良
  3. 製造不良
  4. 設計不良

こういった理由の中ではすべてが当てはまると思うのですが、SENSAHのフロントディレーラーは『引きが重い』というレビューもあるので、フロントディレーラーに対する強度不足なのではないかとも思います。

SENSAHのフロントディレーラーを使わずに、シマノを使えばひょっとすると回避できることかもしれません。

リヤの変速に関しては悪いレビューは無いので、リヤの引きや変速機の動きには問題はないのではないかと思っています。

組付ける時は、SENSAHのフロントディレーラーを使わずにシマノを使うことや、できる限りワイヤーの引きが重くならないような取り回しをするようにしたいですね。

まとめ

SENSAH から右側シフトレバーのトラブルの情報が入ってきました。

内部機構が折れるという中華クオリティらしいものです。

原因をSENSAHは発表していませんが、フロントの引きの重さからくる強度不足なのではないかと思います。

また、保証にも対応しているようです。

『折れた場合』ということなので、折れていないと無償交換はしてもらえませんが、購入店舗へ連絡すれば交換に対応してくれるとのことです。

国内では主にアマゾンだと思いますので、折れた場合はアマゾンのカスタマーに連絡してみてください。

どのくらいの製品が壊れているのか分かりませんが、まぁこういったことも楽しめるようでないと中華製品なんて使うことはできません。

壊れた事例があっても、公表すらしないのが中華のイメージなのですが、SNSで公表して交換対応するというのは中華メーカーとしては好印象だと思います。

新品では金属に改良されているので、折れるといった心配はないと思います。
まぁ、アルミでも粗悪な鋳造なら折れますがね(笑)

新製品なのかな?
8速と9速が新たにアマゾンで発売しているようです。

9速とかちょっと興味アリです(笑)

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