スナップオン工具の保証を受ける気がなくなったので自分でメンテする
壊れてゴミになるまでは何とか使い続けるためにラチェットレンチをメンテナンスすることにしました。
どうせ保証が受けれると思ってないし、スナップオンに対する信用は私の中では皆無なので壊れないようにグリスアップです。
手持ちのラチェットレンチを全部分解しちゃいましょう(笑)
とは言ってもたったの5本ですけど。
スナップオン工具への信頼度がなくなった
過去2つの記事を読んでいただければ、私がいかにスナップオンへの信頼度がなくなったかは理解していただけると思います。
まぁ、私個人の受けた気持ちなので人がどういうふうに感じようとそれぞれだけど、私の中ではもうスナップオンなどどうでもいいッす。
モノはいいんですけどね。
製品への信頼度はあるんですけど、サポートの信頼が無ければただの高い工具なので使い切ったら捨てちゃいましょう。
工具の傷が仕事の経歴なので長く使えると思ってました。
保証があれば、長く使えるわけですけどそれが無ければホームセンタの安売り工具と同じです。
ネジを緩めるのに高級も低級もないですからね。
壊れないようにグリスアップ
10㎜専用で使ってるから使用頻度高めのTM739なんて、インナーギヤがグラグラだからグリスアップで延命しておかないと不安です。
ラチェットにグリスを入れていいかどうか知りませんからね。
ただ、潤滑油が無いのも嫌で、ラチェット音が大きいのも嫌いだからグリスを入れちゃいます。
自己責任だけどそもそも保証など無いも同然なので常に自己責任です。
手持ちのラチェットは
- F747A
- FK731
- F723A
- TM739
- F67B
FK731とF723Aには INSPECT CLEAN & OIL REGULARLY って買いてあります。
『きれいに保って定期的にオイルを挿してくれ』ってことですね。
オイルだとラチェットを叩くのでグリスを入れましょう。
使うグリスは【シマノ フリーグリス】
自転車のフリーラチェット用なので用途としては間違ってないはず(笑)
Tレンチ型のF67B だけは分解が面倒くさいし、カートレースをやめてからは使うことがほぼないのでオイルを挿しただけでOkとしました。
ラチェットの分解は簡単
72コマの F747A とTM739 は、円周状のスプリングをピックで引っ掛けて外せば抜けます。
FK731 と F723A は表側からマイナスのボルトで止まってるので外せば抜けます。
アマチュアの方でも分解は簡単です。
ユーザーが分解すると『保証外』と言われるかもしれませんのでバンセリングに確認してくださいね。
バンから返って来た F747A にはオイルなど無かった
ナニも期待してないのでどうでもいいけど、修理が終わったものにはオイルなど何もついてませんでした。
ひょっとして見えないオイルがあるのかもしれませんが、見えるオイルの方が安心なので分解してよかったと思います。
オイルを挿さないラチェットかもしれませんが、回転摺動するものであれば潤滑油があった方が多分いいはず。
自己責任です。
工具は仕事をするので大切に
私たちメカが仕事ができるのは工具があるからです。
工具が無ければなに一つ作業ができません。
なので大切にしなければならないです。
何本もの同じような工具でも、使う場所によって使い分けるのが我々の工具です。
特に今回修理した F747A はヘッドが回転するので、障害物をよけながら回すことができて非常に便利なラチェットです。
右手で引いてクルっと回して左手で押すとかエキセントリックな使い方ができるのでとても便利なのでメインで使ってます。
F723A はギヤ数が大きいので少し使いにくい部分がありますが、短いので大きな締め付けトルクが必要ない時はよく使います。
長いものだと無意識で強く締めすぎることがあるからです。
TM739 は10㎜のソケットをつけて専用として使ってます。
自動車メンテで一番多く使われてるのが10㎜で、ソケットを付け替えるより専用のラチェットが一本あれば仕事が早いわけです。
ほかの2本の出番はもうあまりないですが、F67B はプラグ交換で活躍してくれていますね。
他メーカーにはない経年劣化が風格になるスナップオン
スナップオン工具のメッキは素晴らしいです。
割れることはほとんどありません。
メッキはすり減るので、それが年季となって風格が出るんです。
使い込まれたラチェットハンドルは仕事量とともにメッキがすり減ります。
このF723A は多分30年位使ってて、ラチェットギヤは5回以上飛ばして壊してます。
なので、すでに工具のモトは取ってるはずなので、高価だけど高級工具のスナップオンはお得だったりするんです。(笑)
それがスナップオンの良いところでした。
F723A だけは、最も使い込んだラチェットなので死ぬまで持っていたいですね。
買った時のバンセリングとの思い出もあるし(笑)
多分そういった思いを刻む工具に愛着のあるメカは多いと思います。
スナップオンの本拠地であるアメリカだと、工具が代々受け継がれていくという話も聞きます。
私は継ぐ人間がいないのでこの工具たちはいずれゴミになりますが、それまではメカとしての思いを刻んでいこうと思います。
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