ここまで最恐のサイクリングイベントを聞いたことがない!【The PEAKS】をあなたは知っていますか?
2021年 9月26日に鳥取県の大山で行われる地獄のイベントが The PEAKS です。
ラウンド9と称されたこのイベント。
現在7戦が終了していて、今年の5月に第8戦 奥日光を経て9月に大山で開催されます。
夏も終わって秋を感じる大山のサイクリングは楽しそうだね
この記事を読み終わる5分後にもそう言えるのかな?
THE PEAKS とは?
総走行距離200㎞未満、獲得標高5000m以上のサイクリングイベントが【The PEAKS】です。
- ラウンド1 長野県上田市 153㎞ 5070m
- ラウンド2 志賀高原 156㎞ 5233m
- ラウンド3 静岡県熱海 112㎞ 3107m (7h) 51㎞ 1734m (4h) 2コース設定
ラウンド4 奥多摩 194㎞ 6176m - ラウンド5 長野県蓼科 192㎞ 5276m
- ラウンド6 熱海 172㎞ 5154m
- ラウンド7 奥多摩 159㎞ 5306m
- ラウンド8 奥日光 193㎞ 5121m
- ラウンド9 鳥取大山 176㎞ 5018m
距離的には中級者であれば走り切れる距離です。
しかし、The PEAKS の特徴は獲得標高!
5000m級の獲得標高を登り切れることができるのは、坂バカしかいないかと・・・。
最恐!最悪!と言われるこのイベント。
平均完走率は約58%と、サイクリングイベントとしてはかなり厳しい数字となっています。
The PEAKS はブルベに近いイベント
ブルベってサイクリングイベントをご存じでしょうか?
200㎞~1200㎞ までのサイクリングイベントです。
ルールは簡単。
スタートからゴールまで、すべてを自分の力だけで完走することです。
決められたコースを誘導員ナシでゴールまで走ります。
The PEAKS もブルベにかなり近いイベントになっていて、誘導員はいないのでナビゲーションやコースマップを見ながらゴールを目指します。
ブルベはエイドステーションなどの補給も、自分で管理しなければなりませんし、リタイヤした場合も自分の力で帰ることになりますし回収もありません。
ブルベと違いThe PEAKS はエイドステーションがあります。
リタイヤした場合の回収は不明(笑)
無いと思った方がよさそうですね。
The PEAKS のコースは3種類
The PEAKS は3つのコースで、自分の走力に応じたコースを選択できます。
鳥取大山の場合は
- 一般 標準コース 6:00スタート
- 変態増し 6:40スタート
- ド変態増し 7:40スタート
この3コースです。
距離も獲得標高もすべて同じ。
変態コースは何が違うの
変態増しとド変態増しコースは、標準コースとはスタート時間が違います。
ゴールの制限時間は3コースとも同じなので、単純に平均速度を上げて走らなければなりません。
この時間設定はまさに【ド変態】ですね。
最強のヒルクライマーでなおかつ、持久力が備わっていないと走りきることはできないでしょう。
どのぐらいの走力が必要なのか? 石見グランフォンドを例に解説
山陰で毎年5月に開催されるグランフォンドイベント【石見グランフォンド】という200㎞のサイクリングがあります。
サイクリングイベントとしては、距離と獲得標高ではかなり過酷なイベントになっています。
距離 200㎞ 獲得標高 3200m。
距離と制限時間は11時間なので、The PEAKS にかなり近いイベントです。
違うのは獲得標高。
3200mの石見グランフォンドで、私の知る限り最も早いゴールタイムは7~8時間です。
石見グランフォンドを7時間で走れる方なら標準コースは時間内に走れると思います。
私が参加した時の、いちばん早かったタイムが9時間30分くらいです。
The PEAKS では、残り2000mを余った1時間30分で走れれば完走できますよね。
石見グランフォンドの3200mのゴール後、はっきり言って『坂』を見るのも嫌になるほど疲れています。
獲得標高1mですら上りたくない・・・みたいな、生まれたての小鹿のような状態で立ってるのもつらいほど。
石見グランフォンドの200㎞を、制限時間を2時間以上余らせて、さらに坂を上るだけの力を残せる方でなければ完走は無理だと思います。
1日で獲得標高5000mを経験したことがないので、絶対とは言えませんが私の走力ではThe PEAKSを完走することはできません
まとめ クライマーはチャレンジ
2021年9月26日に【The PEAKS】というロングライドイベントが開催されます。
獲得標高5000mを超えるヒルクライムイベントです。
ブルベに近いイベントなので、機材トラブルに対処でき、補給などもすべて自分で管理できるサイクリングにおける総合力が求められるイベントです。
完走できるかどうかは普段のトレーニング次第。
ヒルクライムが苦手な方は9月までにクライマーになって挑戦しましょう。
クライマーな方は、自分の走力を試す指標になると思います。
あなたも、最恐!最悪!なサイクリングイベント The PEAKS の挑戦者になってみませんか?
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