STIレバーは締めすぎ厳禁です。
あなたのロードバイクのSTIレバーは締めすぎではありませんか?
ガッチリとした締め付けをしないほうがいい理由を解説します。
STIレバーはゆる過ぎず締め付けすぎない
STIレバーを締め付けてはいけない理由
落車した時にレバーやハンドルが折れる可能性がある
STIレバーをガッチリと固定してしまうと、落車した時にレバーが折れる場合があります。
アルテグラとデュラエースはレバーがカーボンで出来ているので、落車して衝撃が加わると折れるかもしれません。
カンパやスラムもレバーはカーボンなので折れる可能性があります。
適度に締め付けられたSTIレバーであれば、衝撃がかかった時に動くことでレバーの破損を防ぎます。
カーボンハンドルに取り付ける場合は、さらに締め付けすぎはNGです。
レバーの取付バンドでキズが入り、小さな衝撃でハンドルが折れてしまいます。
落車した場合、レバーが折れさらにハンドルも折れると悲劇でしかありません。
レバーが折れるのはまだいいが、ハンドルが折れると
STIレバーはブレーキも兼ねているので、折れてしまうと走行不能になる可能性がありますが、片側が残っているのでレバーだけであれば帰ることはできるでしょう。
しかしハンドルが折れると走行することはできません。
ハンドルなんて折れないよ
アルミハンドルが折れることはほとんどありません。
が・・・、カーボンハンドルは落車すると結構な確率で折れます。
折れる時は、STIレバーのバンド部分です。
バンドには力が集中するために折れやすいんですね。
締め付けトルクは最小値を厳守
どのくらいのトルクで締めればいいのか?ってことが重要ですよね。
シマノのマニュアルでは【6~8Nm 】となっています。
私の感覚だと8Nmは締めすぎです。
私は最小値の6Nmで締めています。
カーボンハンドルだと6が最大値の感覚です。
6Nmで締めてあれば、落車した時でもレバーが動いて折れることは少ないと思います。
勘ではなくきちんとした数値で管理するためにはトルクレンチがないとできません。
小さなトルクで確実な締め付けをするために、摩擦力を上げることが必要です。
ファイバーグリップを使えば、最小トルクでも締め付けに不安はありません。
動くことで衝撃を逃がすという発想
部品を取り付ける時は、とにかく動かないように固定しようと考えますよね。
間違いではありません。
しかし、大きな力がかかった時に『力を逃がして部品を守る』という考え方も必要です。
自転車だとSTIレバーです。
オートバイや自動車のドアミラーなども固定してありますが可動式になっています。
人など、モノにあたった時に動くことで衝撃をやわらげます。
動かないと車検にも通りません。
自転車を組む時には、そういったことも考えながら組むといいですね。
トルク管理はトルクレンチがないとできません。
お手頃価格の簡易型プレート式が便利です。
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