バッテリーが弱る原因 サルフェーションって知ってる?パルス充電器で復活

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バッテリーが弱る季節 パルス充電器で復活させる

「セルモーターの回転が悪い」
「ヘッドライトが暗い」なんて感じていませんか?

寒くなる秋から冬にかけては、バッテリーにとっても過酷な季節になります。

バッテリーの劣化の多くは『サルフェーション』が原因です。

サルフェーションってナニ?

バッテリーの中にあるゴミのようなものだよ

サルフェーションを除去すれば、バッテリーは長持ちします。

今では『サルフェーション除去機能』のあるバッテリー充電器が市販されているので、バッテリーの劣化とメンテナンスについて解説します。

この記事を読めば、バッテリーの劣化の原因とメンテナンスが理解できます。

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バッテリーの劣化原因 サルフェーションとはなにか

バッテリーが劣化する主な原因は『サルフェーション』と言われています。

サルフェーションとは、簡単に言うとバッテリー内部にたまってしまうゴミのようなものです。

バッテリーは鉛の極板とバッテリー液である希硫酸の化学反応で電気を蓄え放電しています。
バッテリーは蓄えるだけではなく、電気を放電しさらに充電されるというサイクルをしていますよね。

放電するときにバッテリーの極板からは、化学反応によって『硫酸鉛』が発生します。
これがサルフェーションと言われるものです。
極板の鉛と希硫酸の化学反応によって生まれる物質なので合わせて硫酸鉛です。
わかりやすいですね。

硫酸鉛が発生しても充電すればバッテリー液である希硫酸の中に溶けこみます。
放電 → 硫酸鉛生成 → 充電 → 硫酸鉛が溶ける → 放電・・・・ これがサルフェーションのサイクルです。

サルフェーションが劣化の原因ですが、硫酸鉛が希硫酸に再び溶け込めば劣化はゆるやかです。
しかし、充放電を繰り返すと硫酸鉛が希硫酸に溶け込まず、少しずつマイナス側の極板に付着するようになります。
硫酸鉛の結晶化と言われる現象でいわゆる劣化ですね。

極板に付着したサルフェーションの影響によって、充電しにくくなり放電しにくくなります。
充電しにくくなれば蓄電量も減るのでバッテリーが寿命を迎えることになるわけです。

サルフェーションは取り除くことができないのでしょうか?

サルフェーションは取り除くことができる

マイナスの極板にこびり付いたサルフェーションを剥がせばバッテリーは復活します。
新品バッテリーとまではいきませんが80%くらいにはなるはずです。

しかし、バッテリーは分解することなどできません。
ではどうやってやるのか?というのがこの記事のメンテナンス部分になります。

サルフェーションは【パルス充電】で剥がすことができる!

また、ややこしい言葉が出てきました(笑)
パルス充電を解説しますね。

サルフェーションを取り除くパルス充電とは?

パルス充電のイメージ図
パルス充電のイメージ (メーカーHPより)

電極についてしまったサルフェーションを取り除くには、パルス電流を流して剥がします。

パルス電流とは【電気的な振動】とでもいうべきもので、バッテリー充電の時に一時的に大電流を流します。

大電流と言っても12Vバッテリーでは約16V前後の電圧をかけます。

大きな電圧をかけてバッテリー液である希硫酸に振動を与えてサルフェーションを振動で剥がす仕組みがパルス充電です。

16Vの高電圧をかけ続けると、電極が劣化をしてしまうので高電圧をかけた後はいったん放電し、充電電圧に移行というサイクルを何度か繰り返します。

16V(サルフェーションを剥がす) → 放電 → 充電(剥がしたサルフェーションを溶かす) → 16V → 放電 → 充電・・・といったイメージで一定の時間繰り返すのがパルス充電です。

このコントロールは内部が見えないバッテリーでは、人間の手では無理なので充電器がすべて判断して行う充電器が【パルス充電器】です。

なんとなくわかっていただけましたか?

15.5Vでサルフェーションを除去
15.5Vでサルフェーションを除去

夏の間酷使されたバッテリーはこれからの季節に厳しい環境におかれる

夏の間はエアコンなどで電力の消費が激しいですね。
電力消費が激しければ、充電も頻繁に行われるので夏はバッテリーには大きな負担がかかっています。

そのまま気温が低い冬になると、バッテリーの活性が低くなります。
さらに、エンジンオイルなども冬になると冷えているので、粘度が上がり固くなります。

そういった過酷な条件で、セルモーターを回すために大電流を放電して頑張っているのが冬のバッテリーの状態です。

本格的な冬が来る前に、バッテリーも少しだけメンテナンスしてあげると冬の間のバッテリー上がりが防げます。

バッテリーのメンテナンスはパルス電流と補充電が大切

冬を前にしたメンテナンス
補充電でメンテナンス

電気の消費が大きい夏の間で溜まったサルフェーションを取り除いてあげましょう。

それにはパルス充電が必要です。

パルス充電器は、専門業者だけが持っていた高価なものだったのですが、今ではネット通販でも手に入ります。

私も使っているものは【AC Delco】のAD0002という商品です。
AD0002 は改良されて AD2002 という製品になっています。

市販品の中では最も評判がいい商品なので、本格的なものが欲しいという方にはおすすめです。
フルオートでパルス充電をしてくれます。

弱り切ったバッテリーは『メンテナンスモード』でバッテリーを復活させることもできます。

私は、夏になる前や冬に入る前には必ずこの充電器でパルス充電をかけてメンテナンスしています。

冬の間に乗らないオートバイなどのバッテリー管理にも使える

この充電器はバッテリーの監視機能も装備しています。

満充電(FULL)になったまま放置しておくと、バッテリーの電圧を常に監視します。

12.5V以下になると自動で補充電を開始します。

冬の間に乗らないオートバイユーザーには欠かせない機能が自動充電機能です。
バッテリーを外しておく必要がないので、定期的にエンジンを掛けることもできますし、乗りたいときにすぐに乗ることができます。

複数台の車をお持ちの方で、冬の間は乗らない方でもこの機能は便利ですよ。
私も保管している車や、代車などでこの機能は活用しています。

充電は簡単 バッテリーもターミナルも取り外す必要はない

AC Delcoの充電器はバッテリー端子を取り外す必要がありません。

プラスとマイナスの端子に充電器のクリップを正しくつないで電源を入れ、充電電流を選択すればあとは自動ですべてやってくれます。

今の車はバッテリーを取り外すと、コンピューターのメモリーがすべてリセットされるので外さないでください。

アイドリングストップ用バッテリーは特にメンテナンスが必要です

通常のバッテリーに比べて寿命が短く、価格も3倍くらいするアイドリングストップ車のバッテリーはパルス充電によるメンテナンスで寿命を延ばしましょう。

安い充電器で1年寿命を延ばしたとしても充電器の元は取れます。

まとめ

バッテリーにとってはこれから過酷な冬を迎えます。
夏に酷使したバッテリーはサルフェーションがおこっているはずです。

サルフェーションとは、充放電を繰り返してできる物質です。
マイナスの極板に付着して、充放電の妨げをする厄介なものです。

サルフェーションは、通常の充電では取ることはできません。
パルス充電で電解液に衝撃を与え、電極に付着したサルフェーションを剥がします。

パルス充電器はネット通販でも手に入るようになりました。
私が使っているものはAC Delco のものですが、もっと安いものも売られているようです。

バッテリーは何もしなくてもいいように思われていますが、長持ちさせるのであれば定期的にパルス充電でのメンテナンスが必要です。

特にアイドリングストップ車などは、バッテリー価格がかなり高いのでパルス充電によるメンテナンスは欠かせません。

「出勤しようとしたらバッテリーが上がっていた」などないように、簡単なメンテナンスなのでパルス充電器を使ってみてください。

1台あると便利なパルス充電器はおすすめです。

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