【ロードバイク】タイヤ&リムのワイド化 25cや28cを使わない4つの理由

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ロードバイクのタイヤが23cから25cへと主流が変わってきました。
すでに28cなどのワイドタイヤの後ろ姿も見えてきています。

このままワイド化が進んで、ロードバイクでも32cという極太な時代が来るのでしょうか?

そもそも、なんでタイヤがワイド化しているのでしょうか?
本当にワイド化が正しい選択なんですか?

25cタイヤを私は好きではないですが、25cタイヤを否定してはいません。
25cはデータ上では23cよりも優れているということなので、25cなどのワイドタイヤが好きな方は使うべきです。
少数かもしれませんが、私と同じように細く高圧のタイヤがいいという方向けに書いた記事です。

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ロードのタイヤは細くて高圧が常識だった時代

21cタイヤ
21cタイヤ

ロードバイクが「ロードレーサー」と言われていた40年も前のタイヤはチューブラータイヤが主流でクリンチャーがやっとこの世に出はじめたころです。

当時のチューブラータイヤの幅は21cか23cでした。(19cもあった)
クリンチャータイヤが自転車雑誌に出はじめたのもこのころです。

当時のクリンチャータイヤはワイヤービードで、やたら重くロードレーサーで使う人はいなかったですね。

40年たった今ではロードバイクのタイヤはクリンチャーが主流になっているのである意味カルチャーショックです。

クリンチャータイヤが出た当時は、今のように折り畳みはできませんでした。
金属製のワイヤーがビードに入っていたからです。
ママチャリタイヤと全く同じ構造です。

今ではケブラーが織り込まれて折り畳みができ、軽量でしなやかなものが作れる技術になっています。

でもクリンチャーには大きな欠点があります。
なんだと思いますか?
高圧にできないんですよ。
タイヤの構造上、チューブラーのように高圧にはできません。

  1. ビードがリムから外れる可能性がある。
  2. リムが割れる可能性がある。

この2点がその原因だと思います。

クリンチャーの標準空気圧7barでも十分高圧ですが、チューブラーなら10bar以上入れることができるので、圧倒的に高圧にできるのはチューブラーです。

高圧にできれば、路面との接地面積とタイヤの変形を最小にできることで速く軽く進むことができるということがロードタイヤの常識でした。

それが、タイヤの進化によって25cなどのワイドタイヤでも実現できるようになったわけです。

クリンチャータイヤによってロードバイク人口が増加した

もし、ロードバイクが40年前のようにチューブラータイヤがメインだったらあなたはロードに乗っていますか?

私はチューブラータイヤ大好き人間なので乗れますが、普通の方は乗らないですよね。
パンクしたらやたら面倒くさい裁縫を強いられ、タイヤの値段も1本1万円もする乗り物に好んで乗るようなことはないはずです。

クリンチャータイヤであることが今のロードバイクの人口増につながっています。

ユーザーが増えると、タイヤメーカーがクリンチャータイヤの開発を続け、より軽くしなやかで丈夫なものを作るようになりました。
40年前のクリンチャータイヤを知っている私からすると、今のクリンチャータイヤ夢のような代物です。

23cから25cに変更するのが正しい選択なのか?

23cタイヤ
23cタイヤ

前置きが長くなりました。
では、25cや28cが本当に求めるタイヤなのでしょうか?

もちろん個人の好みなので、正解はありません。
あなたの好きなサイズを使ってください。
私は23cで十分満足で、23cのほうが私の中では優れていると思うので25cを使うという考えは今のところありません。

理由は

  1. 重い
  2. 見た目が悪い
  3. ワイドリムでしか使えない
  4. 言われているような転がりの低さを体感できない

この4つが25cを使わない理由です。

タイヤが太くなる = 乗り心地が良くなる これは正義

23cから25cに交換してまず初めに口から出た言葉は「めっちゃ乗り心地がいい」でした。
それ以上のこともそれ以下のこともありません。
乗り心地がいい以外のメリットは何一つ感じませんでした。

100㎞くらい走ったところで、上りに入った時に「タイヤが重い」「ダンシングで踏むとタイヤの変形を感じて剛性感がなくダンシングが気持ちよくない」と感じました。

25cでのダンシングって、ヒラヒラ感が無いと感じませんか?
23cだとダンシングで、自転車が振れるというかキレがあるんですよ。
タイヤが太いとダンシングで自転車の動きが非常に悪く感じます。

23c = 上り坂を駆け上がるイメージ
25c = 上り坂を上るイメージ

同じ空気圧にしても太い25cは23cのようなキレのあるスポーツ性を感じることはできませんでした。
乗り心地は良いんですけどね。

下りのコーナーに入ると、ナローリムに組んでいるせいなのかタイヤがヨレて気持ち悪いんです。
つまりワイドリムじゃないと25c以上のタイヤは使えないと思いました。

解析されたデータでは転がり抵抗は25cのほうが低いメリットも

私は科学者ではないので、この理屈がいまいちわかりません。
23cは縦に長い接地面積、25cは横に広い接地面積でタイヤが路面を転がるから低抵抗だと。

では、25cより28cの方が抵抗は低い?
28cより32cの方が抵抗は低いのか?と思うわけです。
縦に長い接地面だと、転がるうえで接地面積が大きいから抵抗になるということかな?
では、23cの方がブレーキをかけた時に路面との摩擦が大きくなるんでしょうか?
ローラーの上でテストしているデータなのか何なのかさっぱり分からないんですが、私はローラーの上で走らないので道路の上での軽さが重要です。

その軽さを体感できますか?
23㎜と25㎜のたった2㎜でそんなに変わります?

私にはこの違いが体感できたことがないです。
25cだと空気圧を下げられるということも聞いて下げたこともありますが逆に転がり抵抗を感じました。
何百キロ走ったら転がり抵抗の違いを感じるんですか?

そんな体感できないデータより、リアルにタイヤが重いですよね(笑)

25cはタイヤやリムが重いのはデメリットでしかないと思う

転がり抵抗の科学的データは体感できませんでしたが、あきらかに体感できるのはタイヤの重さです。

たかが20gくらいですが、現実に重いわけです。
20gと言えど、重いものを脚で回しています。
同じ価格の同じグレードのホイールで20gの重さの違いがあったらどちらを買いますか?

25cはワイドリムでの使用が推奨です。
リム幅が広がればリムも重くなりますよね?
同じ価格の同じグレードのリムで20gの重さの違いがあったらどちらを買いますか?(笑)

ワイドリムにあえて23cタイヤを使う

そもそもワイドタイヤ用のフレームがスマートじゃない

タイヤ幅が広がればフレームの構造も変わります。
チェーンステーやシートステー、フォーククラウンの幅を広くしなければいけません。
当然リム幅も広がるので、ブレーキキャリパーのアーチも大きくしないといけませんね。

フレームメーカーをはじめとするパーツメーカーが、新製品を出すときに必ず表記してあること「空気抵抗の低減」はどうした?って思いませんか?

タイヤ幅を広げればフレーム幅も広がるんですよ。
特にフロントフォークとチェーンステー幅は広がります。
フォーク幅が広がり、タイヤの幅が広がれば空気抵抗って増えると思うんですけどね。
【前面投影面積の縮小でCD値を下げた】これは、自動車のリトラクタブルヘッドライトの車両が出た当時のセールストークです。

フロント部分の出っ張りや、面積を下げると当然空気抵抗が減ります。
自転車でも同じことが言えると思うのですが、2㎜のタイヤ幅の増加とフォーク幅における前面投影面積の増加は空気抵抗ではないんですかね?

結局はメーカーが新製品を売りたいだけの話

25cタイヤは少し前からすると軽く作られています。
「その技術で23cを作ればもっと軽いタイヤが作れるのに」と私は思います。

23cから25cへの変換はメーカーがその流れを作って、ユーザーへの買換えをうながしているんだと私は思っています。

ヨーロッパなどの外国では日本のように道路事情が良くなくて、路面が悪いので「乗り心地のいいものを」ということから25cを積極的に使うようになったと聞いたことがあります。
私はこの部分においては「だよな」と共感できます。

「ロードバイクは25cに主流は移りそうだ」という少し前の外国の記事では「路面状況のいい国では25cは必要ない。特に日本のように路面が良ければ23cで十分だろう」という記事もありました。
「だよな」です(笑)

でも、メーカーは新しいものをユーザーに買わせたいわけで、今使っているものから買換えさせたいわけです。

「時代の流れはワイドリムでワイドタイヤ!」
「ナローリムは低剛性だからもっと高剛性のワイドリムを!」

「で・・・重量は?」
「で・・・お得意の空気抵抗は?」

メーカーこぞって一大キャンペーンです(笑)
ナローリムが低剛性だと感じますか?

メーカーに踊らせられずに自分に合ったものをつかう

ワイドリム&ワイドタイヤのメーカーの一斉キャンペーンで、25c以上のワイドタイヤが主流になってきています。
ワイドタイヤを使うことは悪くはありません。

自分で判断して「やっぱり25cが合ってる」と思えば使うべきですね。

ただ「25cの方がデータで転がり抵抗が低いらしいから25cを使う」とか、そのほかのデメリットを考えずに使うのはどうかと思います。

乗り心地がいいのは確かなので、乗り心地を求めるのであれば25cは悪い選択ではありませんが、それならチューブレスの方がはるかに乗り心地は良いはずです。

まとめ

25cタイヤは重い
25cタイヤの転がりが軽いと感じられない
25cタイヤは太くてロードの自転車には似合わない
25cはナローリムでは本来の良さが感じられない

私が25cを使わない理由です。

私は25c以上のタイヤをこれからも使うことはないです。
現在1セット使っていますが、使わないと合うか合わないかわからないので使っています。

つぎからは23cに戻す予定なので、25cサイズは人生で最後のサイズになるかもしれません。
とは言え、実は32cには非常にに興味があります。
どんな路面でも走れるようなオンオフ共用できる自転車が欲しいと思っているからです。
シクロクロスほどガチではなくていいので、アスファルトだけじゃなくて林道のような荒れた路面でも安定して走れる自転車です。

タイヤの太さによる安定性は魅力的なので32cとかよさそうですよね。

ロードは23cまたは21cで十分だと思っています。

そうはいっても、ワイドリムでワイドタイヤが向いている自転車もあります。
ディスクブレーキの自転車です。

ディスクブレーキの自転車であれば25c以上のタイヤの方が間違なくいいです。
というか28cでもいいと思います。

制動力に対して、タイヤグリップが23cでは足りません。
ブレーキの安全性とタイヤグリップは常にイコールであるべきなので、ブレーキ性能が上がればタイヤグリップを上げるべきです。

ディスクリムは当然ワイドリムで、ワイドタイヤを使うことが前提なので25c以上を使いましょう。

流行りのワイドタイヤについて記事にしました。
ナニが言いたいのかというと、自分で考え本当に必要なものを使うべきだということです。
流行りに乗っかって、結局は自分には必要のないものを使っているというのは残念なことです。

ワイドタイヤは乗り心地以外のメリットは感じられません。
データLoveな方はデータを愛せばいいですが、私は体感を愛しているので感じられないものは必要ないです(笑)

タイヤは命を乗せている重要なパーツです。
自分のイメージに合ったものを使うようにしましょう。

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