ロードバイクメンテナンスで必要なメイン工具 六角レンチ編

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ロードバイクのメンテナンスで必要な工具にヘキサゴンレンチ(HEXレンチ)があります。

六角レンチとも言いますね。

ここでは 六角レンチとさせていただきます。

その六角レンチレンチについて使いやすいものや使い方に気をつけるべき点を私なりの視点から書いてみます。

ご自分でメンテナンスや組みつけをしない方でも、出先でのトラブルに対しては工具を使わないといけないこともあるので参考にしていただければと思います。

いろいろなメンテナンスの参考にしてください

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メンテナンスでは必ず必要な工具が六角レンチです

これさえあれば普段のメンテナンスで困ることも少ないはずです。

使う場面が一番多い工具が六角レンチなので良質で使いやすいものを揃えるようにしてください。
私のオススメは PB です。

ロードはほとんどのボルトが六角レンチを使います

ご存知でしょうがロードバイクのボルトはほとんどがHEX(六角)ボルト です。

主なサイズは6・5・4・3・2.5・2mm ですね。

最近ではトルクスネジも増えてきてますので数種類のトルクス工具も必要です。
ハンドツールの必要なものはそろえましょう。

トルクレンチは精度の高いメーカー品を使いましょう。

自動車整備を40年もやってると、大まかにそのボルトの太さに対する締め付けトルクや製品に対する締め付けトルクは体にしみ込んできます。

ズバリ○○Nm(Newton-Meter ) と言うことはいえませんが、緩まない・壊さないレベルでの締め付けができるようになるのでトルクレンチはほとんど使いません。

(エンジンなどを組むときなどはトルクレンチは必ず使います)

普段ネジの締め付けをしない方であれば、製品を壊すよりはトルクレンチで適正数値で締め付けるほうが絶対に良いです。

ただ、トルクレンチは精度のいいものを使用してください。

トルクレンチは精度がすべてです。

国産だと東日とかKTC、海外製だとスナップオンとかだと間違いないでしょう。

3.000円くらいの安物は、その数値が正しいかどうかがわからないと思います。

私の持ってる画像のトルクレンチは5.000円くらいの安物です。

これはほとんど使わないのですが、時々自分の手の感覚を校正するためのものなので自分の勘とトルクレンチの数値が合えば良いので年に数回使います。

整備士の多くはボルトを折ってしまったり、閉めすぎて部品を壊す経験をしてます。

その経験によって得た勘なので、普段ネジの締め付けをしてない方で自信のない方は高精度なトルクレンチを使いましょう。

トルクレンチに費用をかけるのは部品を壊すよりは安上がりです。

トルクレンチの管理方法

トルクレンチの精度がイチバン良い数値はトルクレンチの使用範囲の中間数値が一番精度が高いです。

数値が小さくなれば精度が少し下がってきます。

中間より上の数値のほうが小さい数値より精度は良いです。(最新式のデジタルは全体で数値は適正だと思います)

デジタル式とビーム式(板状のトルクレンチ)はそのまま保管しても良いですが、ダイヤル式はそのトルクレンチの測定範囲の最下限にして保管します。

使ったままの数値だとスプリングにテンションがかかって数値がずれてきます。
必ず最下限で保管しましょう。

六角レンチの持ち方

六角レンチは持ち手が長いもののほうがトルク管理しやすいです。

トルクレンチを使わない場合の六角レンチの持ち方が上の画像のようになります。

ダメな持ち方は指全体でつかんで回す回し方です。(上の画像)

このつかみ方だと腕の引く力が強すぎて締めすぎます。

きちんと製品とボルトの感触が指に伝わるように、親指で押して人差し指と中指で引きます。

こういった指のかけ方だと短い六角レンチでは無理なので長いもののほうが使いやすいです。

ちなみにですが、画像のスレッドステムの場合はこれだと締め付けトルクが足りないので指で包み込んで腕の力も使いながら締めます。

5mm以下の六角レンチでこの締め方をする必要はないので6mm以上の場合だけだと思ってください。

六角レンチはしなるほうがいい

これは私が思ってるだけなので重視する必要はありません。

画像のPBの六角レンチが非常に使いやすいのでお勧めです。

同じ長さでも材質の違う黒い鋼のHEXは硬くてしならないので締めすぎる傾向にあります。(私の場合)

また、画像の黒いグリップのついたものも長いのですがしなりません。

適度にしなってくれたほうが、締めすぎず使いやすいので私はPBをお勧めします。

ボールポイントで本締めはしない

PBもグリップ付きの六角もボールポイントになってます。

こちら側で本締めする方を見ることがありますが、ボールポイントは仮締めするためのものです。

ソケット部分に工具のカカリが浅く本締めにはむいてないので気をつけてください。

ボールポイントは、早回しでボルトを入れたい時やボトルケージを取り付ける時など少し斜めにしないとボルトに対して工具が入らない場合に使います。

締め付けトルクの数値について

指定締め付けトルクには数値の幅があります。

2Nm~4Nmとか4Nm~6Nmとか、シマノのクランクは12Nm~14Nmと最小値と最大値があります。

この範囲で締め付ければいいのですが、最小値が基準になると思ってください。

2Nm~なら2Nmですし、12Nm~なら12Nmで締めましょう。

この数値で製品がずれるのであれば、ずれない工夫をするようにします。

ステムやハンドル、シートポストなどはズレるからと締め付けるのではなくスベリ止めを塗ることが必要です。

また、シマノのクランクやステムなどのように数本のボルトで取り付けてある製品の場合は均等に締める必要があります。

指定トルクで1本ずつ締めるとあきらかに締めすぎになります。

4本で止まってるステムの場合、対角線上にあるボルトを締めると反対側のボルトの締め付けトルクが上がります。

全体にかかるトルクを想像しながら締めないといけないので、小さい数値から対角線で少しずつ数値を上げて締めます。

当然ですが、最下限の数値以下で締めることもあります。

ボルトなどの取り付けの目的はズレ無い、緩まない、壊さないなのでこの範囲内であれば数値にこだわる必要はありません。

ボルトは締めすぎても締めてなくても緩みます。

本来の目的の安全が確保できる範囲が適正な締め付けトルクだと思っていただければ良いと思います。

メーカーが指定トルクを表記するのは、本来の目的を表現する具体的なものは数値しかないので指定トルクがあります。

『グッと締める』や『ぎゅ~~っと締める』では伝わらないし、人によって違うので指定トルクと言うものがあります。

余談ですがエンジンなどはその機密性を確保したり、組み立て精度が性能になるので指定トルクの下限を基準にクランクやコンロッド、ヘッドなどを組んでいきます。

パーツの取り付けにおける締め付けトルクとは目的がまるで違うことも理解してください。

まとめ

トルクレンチは精度の高いメーカーのものを使う。

締めすぎない工具の持ち方を自分なりに習得する。

ボールポイントは本締めできる工具ではない。

締め付けトルクの本質を知る。

ネジを締めると言う作業は簡単なようで意外と難しいです。

慣れと感覚が必要で、それさえ覚えてしまえば自然とできるようになります。

まずは壊さないことを目標にして、安全なロードバイクライフを送ってください。

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