機材スポーツであるロードバイクでは、機材の優劣で性能がまるで違うのはご存じですよね。
「あのパーツが欲しい」
「あのパーツをつければ速く走れる(楽に走れる)」と、悩んでいる方も多いでしょう。
ロードバイクのパーツであれば、高くても数十万なので「とりあえず買ってみよう」というのもアリです。
使ってみてダメなら売ってしまえば、いくらかの資金回収はできます。
しかし多くの方は「パーツのグレードアップをしたいけど・・・」って悩んで、さらに悩んでもっと悩んで買わない・・・という流れでもあったりします。
こんなのは考えてる時間がもったいないです。
なかなか一歩が踏み出せない時には「そのパーツを買うことによってどれだけ満足し幸せになれるか?」という部分で考えましょう。
新しいPCが欲しくて「買おうか?どうしようか?」悩んでいる自分に向けた記事でもあります(笑)
パーツ購入で悩む時間は損している無駄な時間
買うか買わないかで悩んでいる時間は全く無駄な時間です。
手に入れて実際に使えば、そのパーツが必要なのか不要だったのかなんてすぐにわかります。
「買ってよかった」と思えればそれでいいでしょうし、「買う必要はなかった」と思えば売ってしまえばいいんです。
時間は有限なので、悩んで何も生み出せない時間は全く無駄です。
必要ならさっさと買ってしまった方が早く幸せになれますし、ダメと早く判断できれば次のステップに早く踏み出すことができます。
競技において「速く走りたい」「勝ちたい」と思うなら無条件で買う
自転車ブームになって、誰でも競技に参加できるようになりました。
もちろん今まででも競技は開催されていたでしょうが、参加者は少なかったのではないかと思います。
競技では参加者が少ないと盛り上がりませんし、参加する選手のモチベーションも上がりません。
今は、どんなスポーツでもアマチュアに開放されているので、自転車に限らず競技イベントへの参加者は増えている印象です。
【人と競る】ということは【勝負に勝つ】ということです。
負けるために競技に参加するなんてことはあり得ません。
機材スポーツであれば、人と同等もしくは上位の性能のあるパーツを使うということは鉄則です。
「競技で人に勝つ」のが目的であれば、最高級のパーツを惜しみなく投入するというのは当然なので、パーツ購入で迷う必要はありません。
迷っているあなたはすでに負けています。
『勝つ』ことが「幸せ満足度」であり目的なのです。
サイクリングがメインの方はコスパと「幸せ満足度」で検討する
競技で【勝つ】のが目的であるなら、悩む必要はなく最先端の最高の性能のパーツを使うのは先に書いた通りです。
良いパーツを使って勝つことで幸せになりましょう。
しかし多くのサイクリストは、ファンライドであったりグルメライドだったりと基本サイクリングがメインです。
サイクリングで高級機材を使うのもアリですけど、性能差と目的とすることとのバランスがとれているのか微妙です。
サイクリングで150万円の自転車と20万円の自転車での「幸せ満足度」は変わりません。
例えば、サイクリングイベントに参加したとしても、あくまでもサイクリングイベントであって速さを競うものではないからです。
速くゴールしても遅くゴールしても【楽しむ】ことに変わりはありません。
20万円の自転車でも150万円の自転車でも「幸せ満足度」に違いはないですよね。
「人より高いパーツで『承認欲求』を満足させたい」という方もいるでしょう。
そういう方は底無しの資金を使いましょう。
50キロ走るのに30万円のホイールは必要ありません。
1万円のホイールで十分です。
200キロ走るのに1万円のホイールでは辛すぎますが、かといって30万円のホイールは必要ありません。
1000キロ走るのに、レーシング機材として販売されている30万円のホイールより、壊れにくい8万円くらいのホイールの方がよかったりします。
目的が何なのか?
自分のレベルはどうなのか?を冷静に判断することも必要です。
「幸せ満足度」は人それぞれ
サイクリングをするのに高いパーツを使うことを否定はしません。
良いパーツで組み上げた自転車で走るのはとても気持ちいいですからね。
私が今メインで使っている自転車のフレームは8.000円だったりします(笑)
コンポはいただき物の『SORA』の9速です。
これで十分満足できていますし「幸せ満足度」はMAXに近いです。
サイクリングをするのに、デュラエースやレコードは必要ありません。
8.000円のフレームともらい物の9速SORAで十分です。
30万円のホイールでサイクリングするのも、完成車付属のホイールを組み直したものも同じ仕事をするだけのものなので高いものは必要ないです。
同じ「幸せ満足度」なら安い方がいいですね。
その差額分、違うことに資金を回せばさらに「幸せ満足度」は上がります。
ホイールを例にあげてみよう
普段使いからサイクリングに最も適している代表格が『カンパニョーロ ZONDA』です。
Campagnolo – Zonda (ゾンダ) C17 ホイールセットZONDAであれば、サイクリングにおいての不満はまず無いと言えます。
私も持っていますが、軽く耐久性に優れているのでホイールを勧める時は ZONDA を勧めています。
では、ZONDAでレースにおいて勝てるのか?というと『無理です』と言います。
もちろん戦闘力がゼロということはないのですが、ZONDAで頑張るならもっとグレードが上のホイールで頑張った方がいい結果になるのは間違いありません。
普段使いからレースまで使えるカーボンホイールの代表と言えば「カンパニョーロ BORA 」でしょう。
BORAに限ったことではないですが、カーボンホイールで20万円くらいで手に入るので多くの方が使われているホイールです。
Campagnolo – Bora Ultra (ボーラウルトラ) 50 クリンチャーホイールセットカーボンホイールなので、使い方に少し慣れが必要ですが競技でも十分戦闘力がある下限のホイールがこのBORAあたりだと思います。
先に紹介したZONDAと BORAでレースをしたらZONDAが劣ると思いますが、サイクリングでなら同等です。
速度を競っていないので、同じ結果になるからです。
私はレースをしないので、価格が安く耐久性などの点からZONDAを選択します。
BORAを選ぶ理由はありません。
差額で美味しいものをたくさん食べたほうが幸せになれます(笑)
まとめ
パーツ購入で悩むことは時間の無駄なので、そのパーツを購入することによって自分がどれだけ幸せになれるかということで判断しましょう。
サイクリングで150万の自転車もいいですが、20万円の自転車でも130万円分の差はありません。
むしろ、130万円を違うことに使った方があなたの満足度は上がるのではないでしょうか。
逆に競技という部分では20万円と150万円の130万円の差は確実にあります。
50万円のホイールでも、10万円のホイールでもファンライドであれば差は少ないですが、競技の世界では10万円のホイールを使う理由はありません。
それは、競技においての目的が『勝つ』ことに幸せ満足度があるからです。
ファンライドだと20万円の自転車から150万円の自転車まで、様々なのがパーツ購入で悩む部分です。
高いものが良いというわけでもなく、安いものでもいいということでもないです。
そのパーツを使うことで得られる満足度と、資金投入できる金額とのバランスでグレードアップすればそれがあなたにとっては最適なパーツ選択となるはずです。
グレードアップ前に「本当に必要なのか?」「オーバースペックではないのか?」など、自分の使い方とのバランスを考えましょう。
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