ロードバイクもオートマチック変速の時代にはいるのか?

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自動車のオートマチック車の販売シェアは約99%で、マニュアル車はたったの1%になっているそうです。

自転車もオートマチック車が発売されていて、ロードバイクでも車と同じようにオートマチックがあたりまえのようになるかもしれません。

現在、販売されているオートマチック自転車は e-Bike なので、大きなバッテリーを積んでコンピューターで制御するものです。

速度とケイデンスでギヤを判断して自動で変速するものや、傾斜センサーもつかってギヤを判断するものがあります。

Di2 や EPS 、e-Tap などの電動変速機のシェアが広がってきているなかで、ロードバイクも残るは『オートマチック化』にコンポメーカーも入っていくのかもしれません。

自動車でも、スポーツカーがオートマチックになるなんて『邪道』のように言われてきた時代があります。

それが今ではスポーツカーでもオートマチックがあたりまえになっています。

たぶんこの先、ロードバイクのオートマチックも「あたりまえ」になるのではないでしょうか。

というのも、アメリカでシマノが新しい特許を申請したようです。

その中にはオートマチックに関することにも触れられています。

シマノのDi2の進化型になるのかもしれないオートマチックとはどういったものか、記事から読みとってみます。

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ロードバイクにおけるオートマチック(自動変速機)

市場に出ているオートマチック自転車は、車でいえば高級セダンとかミニバンというイメージでしょうか。

スポーツカーなら、平成までのオートマチックのスポーツカー的なカンジなんじゃないかと思います。

楽に走れるけどスポーツ走行はちょっと苦手。

ドライブは楽だけどスポーツカー的な走りはができない・・・みたいな。

「クウ・ネル・アソブ」のセフィーロのように、ある時はセダン、ある時はスポーツカー風に使えるようなイメージ。

シマノが目指すのは「スーパーカー」のオートマチックなんだと思います。

そもそも「スーパーカー」世代に私の年齢からすると、フェラーリがセミオートマになった時ですら嫌悪感しかなかったですが、今はそれがあたりまえになっています。

シマノがアメリカで特許をとったといわれる「オートマチック」の情報は少ないですが、目指しているのはスーパーカーのオートマチックだと思います。

フロントとリヤの変速機を備えたオートマチック

ロードバイクのオートマチックはフロントとリヤの変速機を備えたものになっています。

オートマチックといっても、手動での変速も手元のスイッチで切り替えることで選べます。

ギヤの選択は、ハブ・クランク・速度・ギヤ比をコンピューターが判断して行います。

  • ハブ 傾斜の測定・速度
  • クランク ケイデンス・パワー
  • 変速機 ギヤ比

これらはすでにある技術なのであとは組み合わせてコントロールするだけ。

意外と早くロードバイクのオートマチックが出てくるかもしれませんね。

そんなにカンタンじゃない!

人間なんだもの

オートマチックで問題になるのは、動力が人間だということです。

人間はガンバルこともできれば疲れ果てることもあります。

ほどよいペダルの回転数も人それぞれで違うので、それをオートマチックでコントロールできるのでしょうか。

AI の世界が見えてきているので、コンピューターに自己学習をさせれば、個人それぞれの乗り方を学習していくでしょう。

とはいえ、人間なので「そうはならない」場合も多くあります。

人間が動力なので難しい部分ですね。

つぎにくるのはワイヤレス化で間違いないです

画像で見ると、バッテリーが変速機に直接取り付けてあります。

つまり、オートマチックの変速機はワイヤレス変速機だということです。

カンパがワイヤレス化しました。

これで、ワイヤレス化していないのはシマノだけということになります。

カンパがワイヤレス化したことで、シマノの新製品はワイヤレス化することに間違いはないです。

どんなコンポでも電動化するキット

XSHIFTER をご存じでしょうか?

ワイヤー引きのコンポをセミワイヤレスの電動コンポに変身させるものです。

構造は非常に簡単で、無線のアクチュエーターに変速機のワイヤーを引かせるものです。

アクチュエーターの引きしろさえ決めてしまえば、何段のコンポでも電動にすることができます。

シマノは XSHIFTER と同じような構造をもったものを開発しているようです。

もうすぐ発売される機械式 105を買っても、のちに電動化することができるようにするつもりなのでしょうか。

シマノは、コンポの互換性を向上させようとしています。

それが CUES です。

ドロップハンドル用はまだ発売されるかどうかわかりませんが、エントリーグレードのコンポは互換性を無くそうという動きもあります。

ワイヤーの引きしろをコントロールできる電動ならすぐにできそうですね。

まとめ

シマノがオートマチックコンポの特許を申請したそうです。

いよいよ自転車でもオートマチックの時代がくるか・・・と驚きです。

もちろん製品化して発売されるわけではありません。

あくまでも特許の申請ですから。

はじめは受け入れにくいかもしれませんが、自動車でもオートマ車が出たときは同じでした。

いまでは、免許ですらマニュアルが少なくなっている時代です。

車よりは受け入れやすいかもしれませんね。

つぎにくるのはワイヤレス化。

ワイヤレス化に関しては一歩おくれた感のあるシマノです。

つぎに発売されるのは完全ワイヤレス化されたデュラエースで間違いないと思います。

私はフロント変速が電動だったらいいなと思うことがあります。

だから、電動に変換する製品がちょっと楽しみですね。

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