フロントギヤ クランクとチェーンリングの位置 変速性能に影響あり

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フロントギヤのチェーンリングには取付け位置があるのを知っていますか?

変速するタイミングを決める重要な部分なので決して間違えてはいけない部分です。

交換する場合は、必ず位置を合わせなければなりません。

フロントチェーンリングの交換の方法と位置について解説します。

動画も合わせてご覧ください。

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アウターチェーンリングには変速に重要な位置がある

アウターチェーンリングには、変速しやすくするためにギヤに加工がされています。

インナーからアウターにチェーンを上げるために、チェーンを引っかけるピンがつけてあります。

アウターからインナーに落としやすくするために、ギヤの高さを低くしてあったりもします。

グレードによって、このポイントが2か所だったり3か所だったりしますが、メーカーの考える変速がしやすい位置に加工がしてあるので指定位置に組み付けなければなりません。

アウターチェーンリングには、クランクアームとの間にチェーンが入り込まないように、外側にピンが打ってあります。

これがあるので、まず間違えて組み付けることはないはずです。

ピンをクランクアームの位置に合わせて組めば、それが指定位置ということになります。

インナーはどうでしょうか?

インナーチェーンリングには合いマークがある

△ではない突起の合いマーク
105の合いマークは突起

あまり変速への影響は考えにくい部分ですが、インナーチェーンリングにも指定位置があります。

シマノの場合、チェーンリングにクランクアーム位置の合いマークが打ってあります。

組付ける時は、合いマークをクランクの位置に合わせて組み付けます。

インナーチェーンリングは、アウターから落ちてきたチェーンを受け止めるだけですし、アウターに上げるのもチェーンが離れていくだけなので位置がずれていても変速性能に影響があるとは思えません。

ですが、メーカーが指定しているのであればそれに従うべきなのであわせましょう。

関係なければメーカーも指定しませんからね。

チェーンリングの交換手順

クランクが4アームになってからPCDという概念が無くなってしまいました。

5アームの時代は『ノーマルクランクはPCD130、コンパクトクランクは110㎜』だったのですが、4アームになって110㎜に統一されました。(カンパのノーマルは135㎜)

PCDが統一されると、ギヤの選択が広がります。

コンパクトの50×34t でも、ミッドコンパクトと言われる52×36tでも、ノーマルギヤの52(53)×39tでも好きなギヤが使えるようになりました。

はじめてのロードバイクだったからコンパクトギヤにしたけど52×36tに交換したい

4アームならチェーンリングだけ交換できるよ

初心者の頃はコンパクトギヤで、慣れてきたらミッドクランクへ交換という方法が取れるのでPCDの統一はユーザーにとってはよくなりました。

もちろんノーマルといわれる52(53)×39tも組めます。

チェーンリングの交換方法

チェーンリングを交換する場合は、クランクを自転車から取り外す必要はありません。

動画ではわかりやすいように取り外していますが、自転車につけたままで交換することができます。

5アームでも4アームでも作業は同じなので動画も参考になさってください。

チェーンリングの合いマーク 取り付け

チェーンリング交換のポイントは位置決めとボルトの締め方

4アームであればチェーンリングは4本のボルトで固定されています。
5アームなら5本ですね。

4アームの場合は、ボルトがアウターチェーンリングに入っているのでトルクスの工具があれば作業はできます。

5アームの場合は、六角レンチと『ペグスパナ』が必要になる場合があります。

クランクの裏側からボルトをゆるめてチェーンリングを取り外します。

インナーリングとアウターリングを抜くのには、少し知恵の輪状態になりますが、アーム部分をずらせば隙間から抜けるのでゆっくりあわてずに作業してください。

クランクの外側に傷をつけやすいので、よく見ながら作業してくださいね。

外せたら新しいギヤを取り付けていきます。

アウターチェーンリングの外側にピンが出ているので、クランクアームに合わせます。

このピンはチェーンが外側に落ちたときに、クランクとギヤの間にチェーンが挟まるのを防ぐものです。

アウターチェーンリングの位置が決まったら、インナーチェーンリングの合いマークをクランクに合わせて取り付けます。

クランクとチェーンリングが当たる部分に薄くグリスを塗っておきましょう。
意外とこの辺りからサビることがあります。

インナーチェーンリングには裏表があります。
裏側(フレーム側)は、取付ボルトがハマり込むように凹んでいます。
間違えても取り付けできてしまうので注意してください。

取り外したボルトは、パーツクリーナーなどで掃除してから『ワコーズ スレッドコンパウンド』を塗って組み付けます。

取付ボルトにグリスを使わない理由

チェーンリングの取付ボルトには、グリスやネジロックを使う場合がありますが私は使いません。

4アームクランクではないですが、5アームでペグスパナを使って取り付けてあるものでネジロックのせいで固着気味のものがあったからです。

『この部分はゆるむのか?』と、グリスを塗って使っていてもゆるむことがないのを確認できたので、私はスレッドコンパウンドを使うようにしています。

きちんとしまっていればゆるむことはないので、スレッドコンパウンドの方が長期的に見ていいと思います。

スレッドコンパウンドは、グリスと違って潤滑油ではないので締め付け後にゆるむということはないのでお勧めです。

しかも、均等にトルクをかけることができる特徴があるので、複数のボルトで取り付けるチェーンリングでは最適な製品です。

取付ボルトに薄くスレッドコンパウンドを塗り、対角線で均等に締め付けていきます。

締め付けトルク 12~16N-m

カンパニョーロクランクの場合

カンパはロゴマークで合わせる
ロゴマークを合わせるなんてオシャレ

シマノクランクではインナーチェーンリングに合いマークがありましたが、カンパニョーロのチェーンリングには合いマークはありません。

アウターチェーンリングには、チェーン脱落防止のピンがあるのはシマノと同じです。

合いマークが無かったらどこでもいいのかな?

チェーンリングの刻印(ロゴ)で合わせるようだよ。

『合いマークはあるだろ』と思って探してみましたが、カンパのチェーンリングにはありませんでした。

インナーの場合、クランクアームが合わせ位置ではなく、アウターチェーンリングの刻印とインナーチェーンリングの刻印を合わせるようになっています。

まとめ

初心者のうちはコンパクトギヤで慣れてください。
慣れないのに重いギヤを踏むとひたすらつらいだけですからね。

しかし、走りなれてくると、コンパクトギヤでは物足りなくなってくると思います。
変速した時のギヤの落差が疲れる原因だったりするようになります。

今では主流になったミッドコンパクトがおすすめなので、コンパクトで慣れてきたらぜひ使ってみてください。

4アームであれば、クランクはそのままでチェーンリングのみ交換することができます。

実際、チェーンリングを交換するということはかなり少ないですが、1年に一度くらいは分解して掃除してあげるのも気持ちいいですよ(笑)

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