【ロードスターレストア】燃料タンクの再生 サビ取り クリーナーのまとめ

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そろそろ梅雨入りしそうなので、燃料タンクの最終仕上げをしました。

サビとりクリーナーで洗浄し、きれいになったところにエンジンオイルでさび止めをしたところでしばらく様子見で放置していました。

ところがエンジンオイルで燃料タンクの中に残っていたガソリンの残留物が溶けだして、タンク内のオイルがドロドロになってしまいました。

今回は最終仕上げとして、燃料タンク内の不純物の残りを溶かし出して、洗浄から乾燥までです。
今回できれいになったので、乾燥させて車につけてしまいます。

結論としては燃料タンクは錆びてはいませんでした。
ガソリンの残った不純物は、灯油で意外と簡単にきれいになることがわかりました。

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油の汚れは油で落とす

モンキーダンクを使った作業はこちらから

最初に使ったクリーナーは【モンキーダンク】です。
燃料タンクのサビ取り効果の評判が良かったので使ってみました。

モンキーダンクでかなりきれいになったので、そのままで車に取り付けようとも思ったわけですが、エンジンオイルをサビ止めの代わりとして0.5Lほど入れて2週間ぐらい放置しました。

エンジンオイルには洗浄成分があるわけですが、その効果なのか落としきれない汚れが溶けだしてエンジンオイルが真っ黒に・・・。

汚れたエンジンオイルを残していては、ガソリンを入れたときにガソリンまで汚れてしまいます。

そこで、灯油を少し入れて洗浄です。

灯油を入れてまたしばらく放置すると、灯油でも不純物が溶けだしてきます。

つまり、ガソリンの不純物の堆積したものは灯油でもきれいになるということです。

油の汚れは油で落とすということですね。
燃料タンクの不純物は、灯油を入れれば溶けてきれいにすることができるということです。
タンクにドレンボルトがあれば、古い燃料を抜いた後で灯油を入れて時間をおけばある程度は汚れが落とせます。

初期段階であれば燃料タンクを降ろさなくてもよさそうです。
今回のように、ガッツリ汚れていては無理だったでしょうけど。

はじめの状態はこんな感じ
https://kizna.xyz/carmaintenance/rordster-restore1/

汚れた灯油はフィルタークリーナーで洗浄

きれいになった燃料タンク
きれいになりました

燃料タンク内に灯油を入れて少しかき回して放置すると、まだ落としきれていない汚れが溶けだしてきます。

透明な灯油が真っ黒になり、タンクについていたものが剥がれ落ちて底にたまる状態になりました。

汚れた灯油を捨てて、タンク内をもう一度水洗いします。
灯油を水で流すわけにはいかないので、ワコーズのディグリーザーで洗浄。
このディグリーザーは油汚れを水で洗い流すことができる優れものです。
油汚れに塗って、水で流せばきれいに汚れを落とすことができます。

タンク内にこびり付いたものは水で落とす

水洗い後のタンク内
水洗い後のタンク内
茶色いものはサビではありません

このタンクの洗浄で最も効果を感じたのが灯油と水洗いです。

結局は、油の汚れは油で落とすことが効率がいいと思いました。

水を少量入れてとにかくシェイクすることによって、水の流れでタンク内の汚れを剥がすことです。
こびりついた汚れも灯油で浮き上がっているので水を入れてシェイクすると剥がれ落ちてきます。

画像でもわかるように、タンク内に錆はありません。
サビに見えるものは落としきれない汚れです。
これは、ガソリンを入れると溶けてきれいになるかもしれません。
この程度なら影響はないでしょう。

問題になるものは固形化したガソリンの不純物なので、そういったものは水を入れてシェイクするとボロボロと剥がれ落ちてきます。

ほんとうのサビならタンクのサビとり剤で落とすしかない

きれいになったタンク内に鉄のサビはありません。

バイクもだと思うのですが、燃料タンクはコーティングがしてあるという話も聞いています。

私のこのロードスターの燃料タンクにもサビはありません。

サビであれば、モンキーダンクやワコーズのピカタンなどを使えばきれいになります。

モンキーダンクなどのサビ取り剤の作業方法はこちら

旧車の保存における燃料タンクのケア

車を保存するうえで「ガソリンをどうすればいいのか?」迷うところです。
燃料タンク内をカラにしておくと、サビにくいとはいえ燃料タンクはサビるかもしれません。

ガソリンを入れておくと劣化して今回のように不純物としてタンク内に堆積してしまいます。

ときどきエンジンをかけて、タンク内のガソリンも入れ換える作業をしないとダメですね。
ガソリンは半年くらいで劣化が始まるということを聞いたことがあります。
半年に一度、遅くても1年に一度は燃料を入れ換えないと、今回のようにタンクを降ろすことになります。

まとめ 

燃料タンクの汚れを落とすまでにかなりの作業量と時間がかかってしまいました。

古いガソリンが劣化して、堆積していたものを落とすのにはかなり苦労しました。
最終的には、水でシェイクすると剥がれ落ちるとか、灯油で溶けだすとか、燃料タンクはサビにくいとかがわかったので経験値は上がったと思います。

しかしガソリンが劣化して堆積するようではよくないので、せめて半年に一度、長くても1年に一度はガソリンを入れ替える必要があります。

エンジンをかけて、燃料を半年に一度くらい補給するようにすればいいでしょうがナンバーがついていないとそれも無理です。

旧車を保管する場合は、最低でも1年に一度は燃料を入れ換えるようにしましょう。

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