リヤのメンバーを外して燃料タンクを外しました。
もう中はひどいことになっています。
サビのように見えるものがサビだとはどうしても思えないんですが、ガソリンが腐ってしまうとこれだけの不純物になるってことなのかな?
内部画像をご覧ください。
![燃料タンク内画像 ひどい状態](https://kizna.xyz/wp-content/uploads/2020/04/DSCN4744.jpg)
いちおう処理はワコーズの【ピカタン】を使います。
一週間ぐらい放置して様子を見てみます。
はたしてきれいになるかどうか?(笑)
サビなのか?ガソリンの不純物なんだろうか?
![燃料タンク内画像 サビにしか見えない](https://kizna.xyz/wp-content/uploads/2020/04/DSCN4745.jpg)
タンクの中は画像のような状態です。
サビだらけってカンジですよね。
もうサビにか見えないんですが、ドライバーなどでつついてみると表面はボロボロと崩れるんですよね。
粉状でサラサラしてるからサビとは思えません。
タンク表面に行くとがっちりと固まっていてスクレーパーではがさないと無理な状態です。
厚さは5㎜くらいあるかな?
この状態がサビであるならタンクにはもう穴が開いてると思うんですが、穴は開いていません。
ところどころ銀色のタンク表面が出てくるので、やっぱりサビではないと思います。
ネットで検索するのですが、この物質が一体何なのかさっぱりわかりません。
検索のしかたが悪いんでしょうけど、サビ以外は出てきません。
ということでサビ取りの前に不純物をタンクから剥がす作業も合わせてやらないとダメそうですね。
タンクのサビにはワコーズの【ピカタン】がいい
![ワコーズ製品のピカタン](https://kizna.xyz/wp-content/uploads/2020/04/DSCN4746.jpg)
以前バイクの燃料タンクのサビに使ったことがあるんですが、ピカタンのさびを落とす効果はすばらしいものがありました。
落ちないだろうと思ってたサビがピカタン投入後1週間くらいでほぼきれいになりました。
バイクの燃料タンクの場合はあきらかにサビだったので効果があたように思います。
今回の場合はどうでしょうかね?
効果があればいいんですが・・・。
とりあえず今回入れたものは、バイクで使っていたものの残りを使っています。
45Lタンクをやるには少ないので1/3ほどで浸けおきしています。
これで効果があれば、ほかのタンククリーナーも使ってみようかとも思っています。
ピカタンのサビとり効果は間違いないけど欠点は価格が高すぎます。
![ピカタン投入後のタンク内](https://kizna.xyz/wp-content/uploads/2020/04/DSCN4748.jpg)
ワコーズの【ピカタン】ってナニ?
タンクをピカピカにするからピカタン・・・だと思う(笑)
燃料タンクサビ除去剤
WAKO’Sカタログより引用
燃料タンク内のサビを除去し、同時にサビを防ぐ弱酸性タイプのサビとり剤です。
洗浄力に優れ、サビの程度により水で希釈して使用できるので経済的です。
本液一缶で20Lまでのタンクに使用できます。
また、お湯で希釈すると作業時間が短縮できます。
税別 6.500円/本 2L
という商品です。
使い方のコツは、ピカタンを入れる前にきれいに洗うことです。
ピカタンには油分を分解する力はほとんどありません。
ガソリンの油分が残っているとピカタンが反応せずにサビを落とすことができません。
中性洗剤などでまずはきれいに洗って、その後でピカタンとお湯を入れて放置すればサビであればきれいに落とすことができます。
最大の特徴は、さびを落とした後に錆の再発生を防ぐ効果もあります。
下のモンキーのタンクキャップをご覧ください。
![レストア前のモンキー画像](https://kizna.xyz/wp-content/uploads/2020/04/DSCN0486.jpg)
ピカタンでさびを落とし2年間さらに放置してるのが下の画像です。
![メッキ部分のサビもピカタンできれいに](https://kizna.xyz/wp-content/uploads/2020/04/DSCN4753.jpg)
![タンク内部側のキャップの状態 ピカタン施工後](https://kizna.xyz/wp-content/uploads/2020/04/DSCN4752.jpg)
ピカタンを使った後にはさびを落とした部分の表面がグレーになります。
そのまま放置してればサビるかもしれませんが、乾燥させて燃料を入れて使用している間のサビの発生はバイクのタンクではおきていません。
この効果は本当に助かります。
1日放置した状態での変化はほとんどない
サビじゃないからほとんど効果ないんじゃないかとも思います。
オートバイなどのタンクだと、タンク内にチェーン(鎖)を入れてチェーンでサビを落とすようです。
これは車のタンクでは応用できません。
チェーンを入れてタンクを振り回すことは不可能です。
しかも車のタンクには仕切り板が入ってるんです。
車がカーブを曲がった時に、燃料の片寄りからガス欠することがあるので、それを防ぐために、タンク内で燃料があまり動かないように仕切りが入っています。
仕切りがあるとチェーンを入れても仕切りの奥には届きません。
きれいにするにはピカタンのようなケミカルを使うか、切断してきれいに掃除したあとで溶接するということになります。
新品燃料タンクが部品としてない場合はそういう方法をとることもあるでしょうが、NA6CEのロードスターであればまだ部品が出るはずなので新品を使った方がいいですね。
1週間後にどうするか考えようと思います。
とりあえずはピカタンを信じてみましょう。
まとめ
![タンク内のサラサラの物質](https://kizna.xyz/wp-content/uploads/2020/04/DSCN4750.jpg)
車を保管する場合はできれば燃料は抜いた方がいいと思います。
私の場合は20Lほど入れて保管していました。
燃料を抜いてカラにしてるとサビると思ったからです。
空気に触れてる部分は多少サビても燃料が入っている部分は大丈夫かと思ったんですがダメでしたね。
中には満タンにしていればいいという方もいますが、おそらく効果はないと思います。
ある程度のサビは覚悟して、このタンクのように不純物をタンク内に残さないほうが、サビはケミカルで何とかできるので燃料は抜いておいた方がいいと思います。
もっと言えば、長く乗らないなら燃料タンクを外してタンク内をコーティングしてしまってから保管する方がいいですね。
そのうえで、燃料ポンプのサービスホールから除湿剤をタンク内に入れておくとかして保管する方がいいと思います。
このタンクはこうなってしまったので、参考にして車両を保管してください。
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