ワンオーナーの ロードスターのボディは極上の状態【process-2】

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このロードスターは、平成2年12月登録のワンオーナー車です。

オリジナルとして維持してきましたが交換した部品などもあります。

新しい部品と交換したのは【車高】と【デフ】【ドアスピーカー】です。

元に戻せないチューニングも一部あります。

それは【発泡ウレタン】がサイドシルに入っています。

デフも元の部品は処分してしまったので戻せませんが、機械式LSDなのでメリットはあってもデメリットは無いとおもいます。

走行距離に間違いはありません。

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塗装

メンテナンスする部分はそれぞれで記事にあげていきます。

まずは、ロードスターのボディの状況から記事にしていきます。

平成2年12月に新車で買って、この塗装にコンパウンドは一度もかけていません。

「白い塗装にコンパウンドをかけなくても水垢はつかないの?」と思われるかもしれませんね。

コンパウンドの入っていないハード系のワックスを常に掛けていると、思ったほど水垢はつきません。

雨の日は基本的に乗っていないので、水垢もつきにくいと思われます。

今回、新車で買ってからはじめてコンパウンドをかけています。

ポリッシャーを使うと、塗膜を削りすぎるのでポリッシャーは使わずに手で仕上げています。

コンパウンドはかけていませんが、助手席のドアミラーの上側の塗装が薄くなっています。

もともとの塗装が薄かったのかもしれません。

いつも使っていたWAXにはコンパウンドは入っていませんが、スポンジでこすっているのでそのせいで塗膜が薄くなったのかもしれないです。

保管していた状況

ウマで上げてカーバーをかけて保管
ウマで上げてカーバーをかけて保管

自動車のナンバーを切って保管することで、車体が傷んだりすることがあります。

気をつけなければならないのは『湿気』です。

ボディにホコリがついたままだと、ホコリが湿気を吸ってサビてきます。

車体を置く場所にも気をつけないと、土の上だと湿気が上がってくるので下回りがサビてひどいことになります。

このロードスターは、工場の中で保管していたので、保管中に雨に当たることはありません。

さらにボディカバーをかけてホコリがつかないようにしています。

幌には毛布を掛けて保護しています。

コンクリートの上で保管していましたが、いがいとコンクリートも湿気が上がってくるのでウマをかけて車体を上げて保管していました。

風通しを良くしておきたいのと、足回りのブッシュに負荷を常にかけておきたくないからです。

ボディカバーも意外とキズの原因になりますが、屋内で保管しているのでボディカバーによる傷もほとんどありません。

ボディの修復歴

チッピングコートが違う

このボディは修復歴があります。

「事故」と言えば事故になりますが、運転席のドアとフェンダーを交換しています。

ぶつけられたので交換しましたが、いま思えば交換しない方が良かったと思っています。

事故の経緯はこうです。

名古屋にいたときに、道路で止まっていたらBMWに乗ったおばちゃんがゆっくりバックしてきました。

ホーンを鳴らして知らせたのですが、そのままコツンと・・・。

運転席のドアとフェンダーの境目にバンパーが当たって、野球ボールくらいのへこみができたんです。

たいしたへこみではなかったのですが、新車だったこともありドアとフェンダーを交換してもらいました。

相手の保険屋はかなりシブってましたが、おばちゃんが「私が悪いから交換してあげて」と言うことで新品に交換しています。

いま思えば板金にすればよかったとおもいます。

と言うのも、ロードスターの下側は「ピッチングコート」が塗ってあります。

交換するとピッチングコートがオリジナルと合わせることができないんですよね。

なので、右のフェンダーとドアは色はあっているものの、ピッチングコートが違います。

パッと見ではわからないと思います。

今ならピッチングコートを合わせられるかもしれませんが、当時はできなかったんで板金で済ませておけばよかったと後悔しています。

そういった事故(?)なので、車に影響がある修復ではありません。

30年以上たってもまだきれいな幌
30年以上たってもまだきれいな幌

幌は新車の時のものがそのままついています。

破れは今のところありません。

リアスクリーンは少し黄ばんでいます。

実は、ハードトップを手に入れた時に、置く場所が無くてロードスターの上にのせていました。

幌をたたんだままハードトップを乗せると、ビニール幌にとってはよくなかったんでしょうね。

透明だったスクリーンが黄ばんでしまいました。

透明度は全然あります。

柔軟性もまだ残っているので、割れるようなことは無いはずです。

下回り

どこかに乗り上げて大きな傷はありません。

サーキット走行は1度だけあります。

その時に縁石と擦った部分がありますが、凹みではなくチッピングコートに傷がついた程度のものです。

発泡ウレタン

サイドシルとシートレールの固定部分には発泡ウレタンが注入してあります。

発泡ウレタンは板金するときなどの溶接で、燃えてしまうのであまり良くないという方もいますが、私の車はサイドシルを板金するような乗り方をするつもりが無かったので入れました。

発泡ウレタンのおかげで剛性が上がり、マンホールなどの継ぎ目を乗り越えるのがとても楽に気持ちよくなりました。

発泡ウレタンは「オリジナルボックス」のものが入っています。

注入口は、サイドシルのスカッフプレートの下に穴を開けています。

スカッフプレート のわずかなサビ

わずかに錆がある
わずかに錆がある

サビはほとんどありませんが、スカッフプレートの前側がサビています。

左右同じ位置でサビていますが、スカッフプレートの角がボディと接触してキズになり、そこに水がついてサビたものです。

新車の時に気がついて、テープを貼ったりしていたのですが、防ぎきれませんでした。

というのも、ロードスターはAピラーから入った水はストリップゴムの中を通ってサイドシルに出てくるようになっています。

水がサイドシルをつたって流れるのは防ぐことができないので、どうしてもサビやすいです。

ワックスをかけて水がたまらないようにもしていましたが、防ぎきれなかったですね。

いちおうサビチェンジャーで広がらないようにしてあります。

ドアの内側はデッドニング

ドアスピーカーが経年劣化で破れたのでパイオニアのスピーカーに交換してあります。

その時に、簡単にですが鉛シートを貼ってあります。

ドアの下側には、防錆スプレーも塗ってあります。

雨の日にはほとんど乗ってない車なので効果はわかりません。

使ったのはワコーズの防錆スプレーです。

廃番になってもう手に入りませんが、ドア内部などには効果の高い防錆スプレーです。

ボンネット&トランク裏

ボンネット裏もWAXできれいにしてる
ボンネット裏もWAXできれいにしてる

ボンネットとトランクの内側は常にワックスをけていた部分なのでかなりキレイです。

外側をきれいにするのは誰でもできますが、なかなかボンネットの裏まではやってない方が多いとおもいます。

ボンネットの裏の汚れは油汚れがメインになるので、ワックスで簡単にきれいになります。

凸凹が多いので面倒ですけどね。

フェンダーの内側

砂をきれいに落としてシャーシクリアで塗装
砂をきれいに落としてシャーシクリアで塗装

雨の日は基本的に乗ってない車なので、あまり汚れはありませんが、今回は徹底してきれいにしておきました。

手で触っても砂がつかないくらいにはしてあります。

ボディがサビる原因は、砂や泥で常に湿っているとサビになってしまいます。

濡れても汚れが無ければサビは発生しにくいので、フェンダー内はいつもきれいにしておきました。

雑巾がけをして汚れをふき取って、シャーシクリアーを拭いてあります。

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リフトアップしたついでにドアの下がりを見てみる

車をリフトアップすると、自重でボディが歪んできます。

車体にリフトをかけて持ち上げるので、重たいエンジン部分でボディが引っ張られるわけです。

イメージとしてはAピラーからドアにかけてエンジンが下がるので、ドアのヒンジもいっしょに下がります。

すると、ドアの後方が上にズレていくので、キャッチの位置が変わってドアの開閉に支障が出ます。

普段乗っていることで剛性が下がって「ボディがヤレた」と感じることはありませんが、リフトアップすると意外とよくわかるんですね。

今回、ロードスターをリフトにのせたので、ドアが下がっているのかを見てみましょう。

動画もご覧ください

リフトで上げて、ドアの開け閉めをしてもキャッチの位置が変わることはありません。

走行距離が少ないのが大きな理由ですが、意外とロードスターは剛性があります。

リフトアップしても、着地していてもドアの開閉に違いを感じないので「ほぼヘタってない」と言えると思います。

ロードスターは意外と剛性があるんですよ。

リフトアップするとドアが閉めれなくなる車もある

ドアが下がる車をリフトアップすると、ドアが閉めれなくなる車もあります。

オープンカーでも、メタルトップなどはガラスが屋根にあたって閉めれないとか、キャッチの位置がズレまくって半ドアですら無理な車とかも今までありました。

着地していると、元に戻るのでいいんですけどね。

とりあえずメンテナンスする箇所

とりあえずメンテナンスする箇所は

  1. ブレーキマスターシリンダーのオーバーホール
  2. ブレーキキャリパーのオーバーホール
  3. クラッチマスターシリンダーのオーバーホール
  4. クラッチレリーズシリンダーのオーバーホール
  5. 燃料ポンプ交換

あとはエンジンオイル交換と、デフオイル交換はやります。

ミッションオイル交換は、オイルがないのでとりあえずはやりません。

ラジエターホースなどは、交換した記憶があるのでとりあえずはやらないかもしれません。

まとめ

ボディの状況を記事にしました。

ヤフオクに出品するまでもう少し時間がかかりそうですが、きれいなロードスターが欲しい方はぜひ見に来て欲しいですね。

古い車は現車を見た方がいいです。

アメリカでは「旧車は見て買え」と言われているそうです。

オーナーや車屋さんは自分のいいようにどうしても言ってしまいがちです。

「きれい」の基準も「程度」もそれぞれで違います。

私の車も出品したら見に来てあなたの基準で判断してほしいです。

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