自動車の騒音規制強

自動車の騒音規制がどんどん強化されています。

2022年にはNISSAN GT-Rも生産を一時中止するという噂が流れています。

騒音規制とはどういうものか簡単に説明します。

車種はそれぞれに分類(小型乗用車から大型トラック・バスまで)されるので、ここでは乗用車について取り上げていきます

騒音規制 現在のフェーズ1からフェーズ3まで

現在の騒音規制は平成28年度から実施された「平成28年騒音規制」です。
いわゆるフェーズ1といわれるものです 。

フェーズ1となるまでにも騒音規制は強化されてきてます。

平成22年度規制になって、加速騒音規制というアクセルを開けてる間の騒音も法で規制されるようになりました。
それまでは 近接排気騒音 といって、一定のエンジン回転数での排気音を規制するものでした。

当然アクセルを開けて加速してるときのほうが音が大きくなるので規制は厳しくなります。

平成26年度の規制値は73dbですが、28年からは72dbとなってます。
26年以前は82dbなので平成26年に大きな規制が入ったということになります。

フェーズ1

平成28年10月から発売される車両に対しての規制です。

排気量や車両ごとの出力によって規制値は 72db~75dbとなります。

排気量が大きくなれば、排気音も大きくなることから規制値に差があります。

フェーズ2

2020年10月1日から発売される車両に対しての規制です。

70db~74dbに規制強化されます。

フェーズ1と大差ないと思われるかもしれませんが、エンジン出力を下げれば排気音は小さくなりますが、その場合走行性能に影響が出るのでこのわずかな差にメーカーは苦労させられるわけです。

ここにタイヤノイズの騒音規制が入ると言われています。
タイヤメーカーが新車装着用のタイヤ開発に苦労するはずです。

フェーズ3

2022年から施行予定の規制になります。

68db~72dbとかなり規制されます。

さらに、タイヤノイズも含まれるのでエンジンが動力の車両はこの規制をクリアできないと言われています。

規制によってメーカーが出す答えはモーター駆動しかない

近年この騒音規制が厳しくなって、エンジンの音が小さくなったおかげでタイヤノイズが気になることがあると思います。
タイヤが路面を転がる時に出る ザ~~~っていう音です。

エンジンの音にこのタイヤ騒音を加えた規制となるとエンジンで走る自動車にとってこの規制は過酷なものになります。
来年のフェーズ2の規制から、ひょっとするとこのタイヤの騒音も含まれると言われています。

フェーズ3になれば間違いなくタイヤ騒音も含むことになると思われるので、世の中の車はモーターで動く電気自動車になるか、モーターとエンジンの両方で動くハイブリッドカーになると思われます。

ただこの規制は、施行された年月から発売される車が対象ですので、現在乗っておられる車はその時の規制値での運用になります。

2022年以降はスポーツカーが無くなる可能性も

2022年のフェーズ3になると、タイヤ騒音と排気騒音が合わさったかなり厳しいものとなります。

前にも書きましたが、エンジンだけの動力であるとこの規制をクリアするのが難しくなります。

ハイブリッドスポーツカーになるのか、モーター駆動の電気自動車がスポーツカーとして生まれるのか、または全廃となるかの3択になる可能性があります。
いまのフェーズ1の規制でもすでにエンジン音の小さな寂しいスポーツカーとなってるのは事実です。

マフラー交換しても、騒音規制内の音なので純正のマフラー音(交換前のマフラー音)と差はありません。
平成の時代はマフラーを変えてエンジン音を大きくする(排気の抜けを良くす)などの改造をしてました。
当時は規制も今ほどではなく、純正マフラーの性能で十分音量を下げることができました。

規制値以下の車両ばかりで、マフラーを交換して少しエンジン音を大きくしても騒音規制をクリアするものがほとんどでした。

フェーズ1以降も確かにマフラーを交換したことがあります。

しかし、マフラーの出口の径が太くなった見た目は変わっても、音は何一つ変わりません。
ユーザーの満足度はかなり低く、フェーズ1以降はマフラー交換はほぼ絶滅したような雰囲気があります。

エンジン音も楽しむスポーツカーにとっての氷河期がやってきたと言えるでしょう。

外車のスーパースポーツカーはどうなる

フェラーリとかランボルギーニなどのスーパースポーツカーはどうなるのでしょう。

日本の規制に合致しない車両は輸入しても登録できません。
車検が取れなければ公道は走れないので、サーキット専用車量となる以外ありません。

騒音規制は日本だけではないので、海外の車も日本同様の規制がかけられると思われます。
ただし、日本の規制値と同じとは言えないので日本では登録できない車種も出てくると思います。


GT-R は2022年以降は生産中止

2020年規制を取得してモデルチェンジするかどうかはまだわかりませんが2022年規制は無理だと言われています。

2020年モデルを継続して2022年以降も売るのか? それとももっと早く生産を止めるのかという選択になると思います。

次期GT-Rはハイブリッドになるかもしれません。

スポーツカーってタイヤが太いですよね。
このタイヤの太さによる騒音もかなり大きいので、大型スポーツカーは絶滅して小型スポーツカー(細いタイヤ)で各メーカーが出すかもしれません。

とはいっても、2022年に多くの自動車がハイブリッドまたは電気自動車になる中、スポーツカーが売れるとは思えません。

ひょっとすると国産スポーツカーが絶滅する可能性もなくはないと思います。

タイヤメーカーが静かなタイヤに全力を尽くす

自動車メーカーからの依頼でタイヤメーカーもこれから大きく動き出すでしょう。

静寂性を追求したタイヤを開発しないといけなくなります。
静寂性はつまりグリップ力の低下とも関係するのでなかなか難しい部分です。

乗り心地よく、グリップもよく、雨の日に安全に静かに走れる理想的なタイヤができるのでしょうか?

まとめ

自動車が内燃機で走行するようになって、ここ数年間が最大の変革期になるのではないでしょうか。

自動ブレーキにしても、十数年前までは考えられなかった技術が今では当たり前になってます。

人間の監視下でしかまだ走行はできないですが、自動運転も試験運用では実用化してます。

2022年以降の新車の製造ではガソリンエンジンの車両は作らないと宣言してる自動車メーカーもあります。

本当にガソリンエンジンがなくなる日が来るのかもしれません。


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