2021年に自転車パーツのシマノは100周年を迎えます。
100周年を迎えるにあたって特設サイトができているのをご存じでしょうか?
我々が期待するのは新型デュラですが、まだその情報は掲載されていません。
この100年を振り返るような特設サイトをご覧になってシマノの歴史を感じていただければと思います。
YouTube特設サイト
https://www.youtube.com/channel/UC5X7SLwPXsbBYDoUErMR5Zw
新型デュラの発表は近い
シマノ100周年にあわせて新型デュラの発表が近いのは間違いありません。
特設サイトには現在そういったことは一切書かれていませんが、100周年の記念すべき年に何も動きがないわけがありません。
本来なら今年は東京オリンピックの年だったので、私の中ではプロトタイプがオリンピックデビューすると思っていました。
オリンピックが来年にずれ込んだことで、プロトタイプすら見ることはできなくなりましたが、年内または来年の早い時期にデュラエースの新型が出るのは間違いないでしょう。
もっとも気になるのはどういったパーツ構成になるのか?
新型コンポで多くの方が気にするのは『変速段数』ですよね。
実は私は変速段数にはほとんど興味がありません。
それよりも、デュラエースのコンポがどういったラインナップになるのかが気になります。
- リムブレーキは残るのか?
- ワイヤー式コンポは残るのか?
という部分です。
デュラエースの立ち位置としては、レースで勝つための機材ということだと私は考えています。
今のレース機材では電動コンポが標準になっていて、ワイヤー式というものが少なくなっています。
ワイヤー式をアルテグラ以下のグレード以下の製品にして、デュラエースは電動のみということも考えられなくはないです。
ブレーキに関しても、ディスクブレーキが出た当時、あれだけ酷評されていたものが今ではディスクブレーキが主流です。
デュラエースグレードでさらなるリムブレーキの改良がされるのか?ということも思います。
7900のブレーキキャリパーは、初期制動力が強くコントロールがしにくいブレーキでした。
9000になって、初期制動力よりもコントロール性が重視されかなり扱いやすくなっています。
キャリパーブレーキで9100以上の性能が必要なのだろうか?とも思いますし、それだけの需要がまだあるのかというのも少し疑問です。
9100の技術をアルテグラにダウングレードすればいいんじゃないのかな?と思うわけです。
そういったことから、新型デュラはディスクブレーキとDi2 のみのラインナップになってもおかしくないと思います。
変速段数は12速以上になるのは間違いない
まさか現行の11速であるはずがありませんね(笑)
12速になるのか?
13速になるのか?
この部分でも、先に書いたディスク専用になるのではないか?ということが言えるわけです。
現在のリムブレーキのリヤエンド幅は130㎜です。
130㎜のエンド幅の中で9速から始まって現在11速となりました。
リムブレーキであれば130㎜のエンド幅の中に12速以上のギヤを押し込まないといけなくなります。
カセットのギヤ板を薄く、チェーンを薄くすれば可能でしょうが、同じようにディスクブレーキコンポも12速以上のものを作ることになります。
ディスクブレーキのエンド幅は142㎜です。
ディスクローターがあるので、単純にリムブレーキよりも広いとは言えませんが、多段に対してはリムブレーキよりもエンド幅の広いディスクブレーキの方が有利です。
リムブレーキでも、ディスクブレーキでも12速以上のものを別々にラインナップするよりは、ディスク専用とした方がメーカーも開発コストや製造コストが安くなります。
ハブは専用のマイクロスプライン はたしてTopギヤは?
リヤハブは専用のマイクロスプラインで間違いないでしょう。
つまり、新型デュラを使うにはリヤホイールは新しくする必要があります。
リムブレーキユーザーが新型デュラを使うにはホイールを交換する必要があります。
「ならディスクブレーキに買い替えよう」ってなりますよね。
やっぱりディスクだけしかなくなるんじゃないのか?と思いませんか?
そして、気になるのはTopギヤ構成です。
SRAMなどは9tを使い、フロントチェーンリングは48tとかギヤを小径化して軽量化しています。
もちろん【フロントシングル】も視野に入るでしょうが、レース機材として考えるとまだフロントシングルの時期ではないかなと思うので、新型デュラでフロントシングルはまだ無い気がします。
しかし小径ギヤは可能性があるのですが、それだけはやめていただきたいと個人的には思っています。
チェーンリングは大きいほうがカッコいいです。
無線式は微妙か?
Di2が他社の電動コンポと大きく違うのは「シンクロシフト」じゃないかと思います。
ライダーが自分の好みでギヤ位置を選択でき、リヤの操作だけでフロントギヤの変速まで出来るのは走ることだけに集中できるのでライダーの負担はかなり減ります。
ギヤ位置を考えることなく、コースの状況と走ることだけに集中してギヤ選択すればいいだけなのでシンクロシフトこそDi2でなければならない部分です。
これが無線式でできればいいのですが、シンクロシフトの機能を犠牲にして、取り付けの難易度を下げたりするのでは意味がありません。
フロントディレーラーとリヤディレーラーを無線でリンクさせ、なおかつお互いをコントロールするためにそれぞれにコントロール機能を持たせることになります。
小型軽量化という部分で無線式でどう作ってくるのか?少し微妙なんじゃないかと思ったりもします。
まとめ 機材の買い替え時期が非常に難しい
新型デュラエースが出るのは間違いありません。
100周年の節目に新型が出ないわけがありません。
そこで「自転車を買い替えたいけどいつ買い替えればいいのか?そのタイミングは?」と思いませんか?
新しく自転車を買い替えるのであればディスクブレーキの選択は外せません。
つまり、ホイールも交換することになるので『完成車』として購入した方がお得でしょう。
完成車の買い替えとか買い増しを考えてる方は、新型デュラが出るまで待った方がいいと思います。
早くて秋に発表があり、来年春あたりに完成車として買えるということになるでしょう。
今旧型を買う理由はありません。
まずは発表まで待ちましょう。
「リムブレーキでコンポのグレードアップがしたい」という方もいらっしゃいますよね。
こういう場合はさっさと買ってしまった方がいいです。
デュラエースは型落ちになっても、在庫一斉処分というのはあまりありません。
カンパなどシマノ以外のメーカーは、イッキに安くなったりしますが、デュラでそういったことを見たことがありません。
なので早く買って幸せになった方がいいと思います。
ということで、いよいよシマノが100周年に向けて動き出しました。
あくまでも私の想像でしかありませんが、デュラはディスク専用コンポになるような気がします。
世界No1 コンポの頂点に君臨する新型デュラエースの発表を期待しましょう。
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