私も大好きな鉄フレームに乗る方にとって、最も悩むことが【サビ】です。
主流になっているカーボンフレームは錆びることはありませんし、アルミフレームも比較的さびにくい素材です。
鉄とサビは決して引き離すことができない部分ですが、サビを怖がっていては鉄フレームに乗ることはできません。
サビることはあたりまえ。
サビてもそれ以上広げないようにすることで、大切な鉄フレームに一生乗り続けることができるようになります。
ポイントは・・・サビでさびを止める!
鉄フレームが錆びる原因 アルミフレームも
鉄フレームが錆びる原因はなに?
- 水
- 汗
- 泥(砂)
- 融雪剤(地域による)
- スポーツドリンク
だいたいこのようなことが原因となって金属はサビます。
ほかには電蝕が原因ということもあります。
【【ロードバイク】シートポスト固着防止 原因は電蝕によるサビ】
多くの人がまず思い浮かべるのが水に濡れることによってサビることですね。
確かに濡れればサビやすいですが、ほとんど気にすることではありません。
これは水道水に限ったことで、雨は別です。
汗・泥・スポーツドリンク・融雪剤(地域による)は、マジでサビるので対処が必要です。
どういう風に対処するかというと・・・『洗車』しかありません。
『水にぬらすとサビるから洗車は避けたい』なんて考えは捨てること
洗車が錆びを防ぐいちばん有効な方法だと私は思っています。
事実、私の自転車(鉄フレーム)はサビとは無縁です。
自転車を水に濡らすことはよくないと思っていませんか?
チェーンとか変速機とか、ついているパーツのほとんどは保護カバーがされていないので濡らしたくないと思ってませんか?
確かにチェーンオイルやグリスなどの一部は流れてしまいますが、メンテナンスをきちんと定期的にやっていれば気にすることではありません。
チェーンオイルは洗車後にはきちんとつけなおすので問題にはならないですね。
サビる原因
洗車がいちばん有効な方法だと書きました。
理由を書きますね。
サビの原因は『酸化』です。
酸性のものが付着するとサビます。
あとは塩分ですね。
塩がつくとサビます。
この二つがフレームに残らないようにしてやることでさびは防ぐことができます。
ご存じだと思いますが泥や土は酸性です。
アルカリ性のものもあると思いますが、ほとんどが酸性です。
なので泥がつくと鉄は酸化してサビます。
塩分に関しては汗・スポーツドリンクが主になると思います。
汗でサビるのはヘッドまわりですね。
フロントフォークにも汗が落ちて錆びます。
スポーツドリンクでサビるのはフレームの前回りはほぼすべてが対象となります。
特にボトルケージ周りが主な部分ですが、ボトルを抜き差しした時や、飲んだ時にこぼれたドリンクが付着するので一カ所ではありません。
これらのすべてをフレームに残さなければサビは防ぐことができます。
つまり【洗車】することでさびを防ぐことができます。
洗車のあとは水をきちんとふき取ることをしないと、水は比較的サビにくいですがサビる原因であるので洗車後はきちんと水分を落としましょう。
それでもサビは必ず出る
サビない鉄はありません。
鉄は必ずサビます。
サビを発生させないことが大切ですが、それでもサビてしまいます。
サビを怖がっていては鉄フレームには乗れません。
サビが出たらきちんと対処しておきましょう。
きちんとした対処をしていれば錆が広がることはありません。
ではどうすればいいのか?
サビを利用してサビを止めるんです。
サビを変換してサビを止める
サビを止めるのには錆を使います。
サビチェンジャーというケミカルを使います。
ホルツ 錆止め サビチェンジャー 70g ハケ塗りタイプ サビ取り不要 Holts MH116
サビチェンジャーの原理は簡単です。
赤サビを黒サビに変えてしまいます。
黒錆は化学式Fe3O4で表記され、一般的な鉄に対して自然に発生することはなく、鉄の表面にできる酸化膜のことです。表面に黒錆ができると、赤錆の発生を抑えることができます。このため良性の錆といわれることもあります。意図的に鉄の表面に膜をつくってやり、その膜で錆から保護するという原理です
https://www.toishi.info/metal/akasabi_kurosabi.html より引用
黒サビにしてしまえばそこから錆が広がることはまずありません。
サビチェンジャーの実例を紹介
私が普段乗っているFUJIはサビだらけでヤフオクで購入したものです。
サビだらけの元画像が無いので違うフレームで黒サビの効果をご紹介します。
パナソニックのプレステージを使ったフレームです。
汗でヘッドまわりはサビだらけになっています。
これをサビチェンジャーで処理したものが下の画像です。(全塗装の下処理です)
赤サビはそのままだと表面が凸凹してしまうのでサンドペーパーで砥いであります。
赤サビにサビチェンジャーを塗ると、画像のように黒サビに変わります。
ほぼ一瞬で変わるので意外と面白いです。
この状態でサビは止まります。
黒サビから赤サビは発生していない
サビチェンジャーで黒サビに変換してからはサビは一切発生していません。
もともとこのフレームはあまり乗ってないので『乗らなきゃサビないだろ』とも思われるかもしれませんが、赤サビは乗っていなくても進行します。
ふだん乗っているFUJI はこれよりもひどい状態でしたがサビは一切出ていませんのでサビチェンジャーの効果は間違いありません。
赤サビは放置すると広がる 黒サビにしても永遠ではない
サビは酸化と書きました。
赤サビは酸化した鉄なので、そのままにしておくと赤サビの酸性でさらにサビます。
そういう理由から、早いうちに黒サビにしてしまった方がいいです。
サビチェンジャーで黒サビに変えれるのは薬剤が浸透する深さまでです。
サビが深いと、黒サビの下から広がるのでサビの進行を止めることはできません。
まとめ
鉄フレームに乗っていると気になるサビの対処法を記事にしました。
鉄である限りサビとは無縁になることはありません。
どんな対処をしても永遠ではないですが、早いうちに黒サビに変換してしまうことで進行を抑えることが可能です。
それにはホルツ 錆止め サビチェンジャー 70g ハケ塗りタイプ サビ取り不要 Holts MH116が手に入りやすくて最適です。
似た製品はたくさんありますが、入手性がよく効果が実証できているホルツ 錆止め サビチェンジャー 70g ハケ塗りタイプ サビ取り不要 Holts MH116をおすすめします。
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