ディーラーの下取りと買取業者のメリットとデメリットを解説

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年度末の決算にはディーラーがとにかくなにがなんでも新車を売りたがる時です。
一年のメーカーノルマを達成して、バックマージンを得るためです。
新車の購入なら3月4月がお得ですよ。

購入者もこの時期に買い替えて『新年度』から新車に乗るというのもいいですよね。

車の買換えの時に『下取り』が得なのか?『買取が得なのか?』と悩まれる方も多いと思います。
中古車の買い取り業者は多くなってきているので、知らない方は少ないと思います。

『下取り』と『買取り』のどちらがお得だともいますか?
絶対に買い取り業者です。
例外もありますが、買い取り業者の方が高く買い取ってもらえます。

ディーラーに下取りを出すメリットももちろんありますので、下取りと買い取りのメリット&デメリットなどを解説します。

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ディーラーでの下取りのメリット

  1. 手間がかからない
  2. 買取店で値段のつかない古い車や走行距離が多い車ででも値段が付く
  3. 値引き交渉の材料に使える

1. 手間がかからない

自動車販売において60%くらいの方が下取りを選択してるというデータがあります。
理由は『手間がかからない』ということにあります。

ディーラーで新車の購入を決めて商談に入った時に『下取り』があるということになれば、その手続きも新車購入の時に一括してやってもらうことができます。

法律のうえで、自動車は財産であるとされているので所有権の移転は複雑な手続きをしないといけません。
ディーラーの場合はその手続きを一括してやってもらえるので購入者の手間は最小限ですみます。
これがディーラーで下取りをする最大のメリットです。

2.値段のつかない車でも値段が付くことがある

古い車は値段がつかない
古い車は値段がつかないからディーラーがお得

ディーラーは新車を売りたいので、できる限り顧客をつなぎ留めたいと思っています。
そのために、下取りで『うまみ』を見せようとします。

値段のつく車であれば査定表による金額を提示しますが、価値のない車などは査定表から外れるために価値はゼロです。
でも、それでは新車を売ることにつながらないので『値引き』などを理由づけて下取り価格として提示してくれます。
買取店で『価値がありません』と言われた車両でもディーラーなら5万円とかになる場合もあるので古い車や過走行車などは下取りがお得です。

ここで査定してもらいました↓

また、査定評価のある車でも交渉すれば査定以上の価格で下取りをしてもらうこともできる場合があります。

3.値引き交渉の材料に使える

【値引き】の限界額というのはディーラーの関係者しか知りません。
顧客に『10万円が限界です』と言っていても『実は15万円』までいけるかもしれないですね。
それを引き出すための交渉材料として『下取りを利用することもできます。

100万円で下取りというところを105万円にしてしまえばいいわけです。

ディーラーの査定が買取店より安い原因はこの査定表にあります。

車種・年式によって下取り価格は決まっています。
この価格から外れることはしたくないし100万円なら100万円でしか下取りはしません。
『値引き10万円が限界です』といった手前『15万円にします』って言っちゃうと「15万円の値引きができるじゃん」って思いますよね。
ここからがセールストークの使いどころで『10万円の値引きしかできませんが、今回は下取りで5万円上乗せさせていただきます』っていわれたらどうですか?
「頑張ってくれたから買おう」ってなりますよね。
逆に営業マンに感謝する気持ちにもなります。

このように下取りはメリットもたくさんあります。

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下取りのデメリット

  1. 下取りの金額が買い取り業者より安い
  2. 下取りの査定額(お金)を自由にできない

1.買い取り業者と比較するとディーラーの下取り価格はかなり安い

それは『査定表』があるからです。
査定表の価格からは大きく外すことはできません。
これをやると営業は上司からこっぴどく怒られます(笑)

ディーラーは中古車を売る販売ルートが少ないです。
自社販売ルートと中古車オークションしかもっていません。

一方、買い取り業者は自社販売や中古車オークションに加えて、全国ネットワークを生かした高額転売をしています。
またオークションにおいてはその時に一番高く売れるオークションサイトを選んで出品します。

2.下取りのお金を自由にできない

200万円の車を買って100万円の下取りと10万円の値引きだとしても100万円は200万円の車両代から引かれるだけです。
買取店であれば100万円は自由に使えますね。
新車の購入費用にも使えますし、違う用途にも使うことができます。

しかも買取店の方が高いとなれば、その差額は『利益』に近い感覚であるともいえます。

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買い取り業者でのメリット

買い取り業者で買い取ってもらう場合のメリットは一つです。

下取りより高く買い取ってもらえることです。
10万とか20万円の差が出ることも多くあります。

それは、買い取り業者の査定額はその時の車両のオークションでの落札額や市場の販売額を基準にしているためです。
ディーラーの査定表とはこの点で大きく違います。

その時の人気車種であったり色であったりでオークションの相場は変わっていきます。
オークションの相場から利益の出る価格が買い取り額になります。

買い取り業者はこのオークションをうまく利用していて『在庫』を持ちません。
買取した車両はすぐにオークションに流します。
利益は少なくても、在庫を持たないことは大きなメリットです。
転売を目的としてるので買取の方が高額になるというわけです。

買い取り業者のデメリット

買取の場合、オークション相場で価格を決めると書きました。
つまり、オークションでの価値がないと買い取り業者は買い取ってくれません。

価値がゼロであれば買い取利できないのでこの場合はディーラーに下取りの方がいいと思います。
ディーラーでも下取りはゼロと言われたら廃車業者に出すことを検討した方がいいかもしれません。
鉄の重量で金額が決まります(今は安いですけど・・・)

いちばんのデメリットは『手間がかかること』ですね。

買い取り業者に車を引き渡すときに必要書類を用意しなければならないです。
もちろん、ユーザーの手間を最小限にするように買い取り業者も努力していますが下取りと比べると手間は増えます。
ディーラーでは譲渡の手続きと新車の取得の手続きは一括でできます。
一方、買い取り業者では譲渡の手続きだけをして、さらにディーラーで新車の取得手続きをしないといけません。

同じような手続きを二度することになります。

まとめ

下取りのメリット

愛車を手放す手続きと新車を取得する手続きが同時に行える
価値のない車両でも値段が付く場合がある
下取り車を値引き交渉の材料に使える

下取りのデメリット

価格が買い取り業者より安い
下取りで得たお金を自由にできない

買取のメリット

下取りより高く買い取ってもらえる

買取のデメリット

同じような手続きをしないといけないので二度手間になる

下取りをお勧めできるユーザー

面倒くさいことをしたくない。
下取りと買い取り業者との差額を気にしない

買取をお勧めできるユーザー

ちょっと面倒くさいことでもできるだけ高く手放したい
愛車の手続きを最後まで自分の手でやりたい

下取りと買い取りの違いを分かっていただけたでしょうか?

下取りは時間を節約したい方
買取はお金を節約したい方 といえると思います。

どちらにもメリットがあって、デメリットもあります。
ユーザーの考え方によってどちらをお勧めするということは言えませんが、選択肢として下取りと買取の両方をお持ちになるべきです。

かしこく下取りと買取りを選択してください。

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