サイクリングをした夜はやたらのどが渇くんだ
水分補給が少なすぎて脱水症状になってるかも
そんな症状のあなたは、サイクリング中に脱水をおこしているのかもしれません。
十分に水を飲んでいますか?
十分な水を持って走っていますか?
夏のサイクリングに必要なのは、やはり「水」です。
十分な量を持って走りたいですよね。
あなたが走るコースに自販機が必ずあるとは限らないので、夏の間は持てる限りの水を持って走った方がいいです。
ボトルは2本。
1本だとぜんぜん足りないですよ。
ボトル1本だと1時間以内で飲んでしまうので、1時間ごとに自販機で止まるかコンビニで止まることになります。
1時間でボトル1本は飲まないよ
夏だと1時間に500mlでも少ないです。
サイクリングでも1時間で1L以上の汗をかきます。
サッカーなどのスポーツでは1.5時間で2Lの汗をかくそうです。
自転車だと走行風があるので、サッカーほどの汗をかかないにしても1Lくらいは汗になっているはずです。
飲まなきゃいけないのはわかっていても、のどが渇いていないのに、ボトルを手にしてしょっちゅう口に運ぶのもわずらわしいものです。
面倒くさいからのどが渇いてからゴクゴク大量に飲んでしまいます。
そんな時には「ハイドレーションバッグ」を使ってみてください。
ボトル2本とハイドレーションバッグで水の不安から解放されます。
ハイドレーションバッグの使い方などをご紹介します。
参考にしていただければ、脱水症状や熱中症予防の役に立つはずです。
ハイドレーションバッグとは
ハイドレーションバッグというのは、水などを入れた袋を背負うバッグです。
トレイルランニングなど、ボトルを持つことができないスポーツなどでも使われたりします。
容量も様々で、小容量から大容量まで種類がたくさんあります。
私が使っているのは2Lタイプです。
2Lの水を入れてリュックのように背負って使用します。
バッグからはホースが出ていて、ホースの先端を吸うとバッグに入れているものが飲めます。
ホースは飲む時だけ口にくわえるので、普段は胸のあたりにあります。
ホースから漏れてこないの?
ホースの先端にはバルブがついていて、バルブを開いて先端を噛むと水を吸うことができるようになっています。
ハイドレーションバッグのメリット
- 水の心配をしなくてもいい
- のどが渇く前に飲むことができる
- スポーツドリンクを入れてもベタベタしない
- ボトルの水を飲む以外に使うことができる
- コンビニでの水が安く買える
- 坂を上りながらでも飲める
ハイドレーションバッグのメリットは大きいです。
水の心配をしなくてもいい
これがいちばんのメリットだと私は思っています。
真夏にボトルの水がなくなっていく不安や、知らない土地で自販機があるのか分からない時の不安がすべて解消されます。
ハイドレーションバッグの大きさにもよりますが、2L のものであればコンビニや自販機で止まって補充する回数をかなり減らすことができます。
イベントによってはエイドステーションが少なかったり、内容が十分でなかったりするときにハイドレーションバッグがあれば水分補給の面では助けられます。
疲れて休憩するために止まるのは必要なことですが、水の補給のために止まるのは制限時間のあるイベントでは避けたいところです。
のどが渇く前に飲むことができる
体の水分量を維持して脱水症状をおこさないためには【のどが渇く前に飲む】ことが必要です。
そのためには、水を飲みたくなくても飲まなければなりません。
ただ、のどが渇いていない時の水は美味しくないから飲みたくないです。
まして、気持ちよく走っているときにボトルを取るのはわずらわしかったりもしますよね。
ハイドレーションバッグなら、ホースを口にくわえるだけで飲めるので、わずらわしさがありません。
スポーツドリンクを入れておけば、味がついているので水よりは飲みやすいです。
スポーツドリンクを入れてもベタベタしない
夏のサイクリングでは、水だけよりスポーツドリンクも用意したいですよね。
ボトルにスポーツドリンクを入れてる方も多いと思いますが、ベタベタして気持ち悪くないですか?
ベタついたボトルをさわった手でハンドルをさわるのは私は無理です。
自転車も汚れるし、ボトルに入れるのは「水」だけにしたいです。
スポーツドリンクの塩分でボトルケージのボルトがサビることもあるので、スポーツドリンクを入れた時はボルト周りの掃除は欠かせません。
ハイドレーションバッグにスポーツドリンクを入れてボトルを水だけにしておけば、ボトルがベタつくことはないので気持ちよくサイクリングをすることができます。
ボトルの水は飲む以外に使うことができる
夏の炎天下のサイクリングでイチバン怖いのが熱中症です。
熱中症を防ぐためには水分補給と体を冷やすこと。
ハイドレーションバッグで水分補給は十分対策できますが、体を冷やすのは難しいです。
「ボトルの水をかぶる」なんてことは多分みなさんやってると思います。
でも、ボトルの水をかぶってしまえば飲む水がなくなりますよね。
スポーツドリンクなんて入れてたら、体にかけるわけにもいきません。
体がベタベタになっちゃって最悪です。
飲む水はハイドレーションでなんとかなるので、ボトルの水はかぶるものとして使うことができます。
かぶるだけの水なら「生水」でもいいですから、井戸水でも湧き水でもいいです。
コンビニでの水が安く買える
コンビニの水って安いようで高いですよね。
スーパーで買えば2Lで50円くらいで買えるのにコンビニだと500mlで100円くらい。
コンビニも2Lの水の方が割安ですが、ボトル2本に入れても1Lくらいなのであまってしまいます。
同伴者と分け合えばいいんですが、一人だと捨ててしまうことになります。
ハイドレーションバッグがあれば、ボトルと合わせれば2Lくらい余裕で入れることができます。
また、コンビニで氷を買って、ボトルとハイドレーションバッグに入れるのがおすすめです。
氷ならしばらくの間は冷たい水を飲むことができるし、氷が溶けるまで背中が冷たくて気持ちいいので一石二鳥です。
坂を上りながらでも飲める
坂を上っていて「水が飲みたいけどハンドルから手が離せない」って経験があると思います。
上ってるとき、意外とボトルから水を飲む条件って厳しかったりしますよね。
片手運転になるので不安定になってしまうし、ハンドルから手を離すとペダルに力が入りにくいので失速してしまいます。
ハイドレーションバッグなら、ホースを口にくわえるだけなので上りながらでも水を飲むことができます。
上りだけじゃなく、下りでブレーキを掛けながらでも飲むことができます。
両手が自由に使えるハイドレーションバッグを使うことによって安全に走れます。
ハイドレーションバッグのデメリット
メリットの方が多いハイドレーションバッグですが、デメリットももちろんあります。
- 重量が増える
- 暖かい水を飲むことになる
- 背中に荷物がある違和感
重量が増える
ハイドレーションバッグの容量分だけ重くなります。
2Lの水なら2㎏とバッグの重さ分重くなってしまいます。
暖かい水を飲むことになる
自転車に乗ってる間、背中は太陽に照らされ続けるのでハイドレーションバッグの水の温度が上がってしまいます。
暖かい水を真夏に飲むのはスッキリしないし、おいしいとは思えません。
なので、スポーツドリンクがおすすめです。
背中に荷物がある違和感
ロードバイクで前傾が強くなると背中の荷物がずっしりと重く感じます。
【慣れ】なんですが、慣れるまでは違和感しかないです。
ハイドレーションバッグはスポーツドリンクがおすすめ
ハイドレーションバッグに水だけを入れてもいいですが、スポーツドリンクを入れることをおすすめします。
夏の水分補給はスポーツドリンクの方が水よりも絶対にいいです。
スポーツドリンクを2倍くらいに薄めて入れると、のどが渇きにくくなります。
それでも味のあるスポーツドリンクだと、水に比べてのどが渇いてしまうので、ボトルの水と合わせて使うとスポーツドリンクのあと味の悪さも解消することができます。
グランフォンド系の夏のイベントには必須アイテム
グランフォンド系のイベントに参加する方はハイドレーションバッグは必須アイテムになるかもしれません。
山を中心としたコースの場合、自動販売機が必ずあるとは限らないからです。
水が切れそうになった時に、運よく自販機があればいいですが、コース上に全くない場合もあります。
イベントになると、速い人が自販機の水を買ってしまって、水が売り切れになるなんてことはよくあります。
私も何度か経験していますが、水はもちろんお茶すら売り切れてしまった自販機に残っているのは、甘いコーヒーなどです。
山岳系のイベントに参加される方は「自販機は無いかもしれない」ということを想定してハイドレーションバッグを利用してください。
自販機の無い山の中で、ボトルの水があと一口になった時の心細さは本当につらいです。
ハイドレーションバッグ まとめ
夏のサイクリングで便利なアイテム「ハイドレーションバッグ」を記事にしました。
2Lの水があれば、水の不安から解消されます。
水の補給をボトルと併用してハイドレーションバッグを使ってみてください。
こまめな水分補給で、夜でも「のどが渇いて仕方がない」という状態がなくなります。
補給食はポケットに入れておけば簡単に持ち歩くことができますが、水はポケットに入れて持ち歩くことはできません。
街中では自販機やコンビニがたくさんあるので、水の補給に困ることはありませんが、山岳コースに入れば水がないこともあります。
ハイドレーションバッグは、水分補給の最強アイテムです。
ぜひ、あなたのサイクリンググッズのひとつに加えてみてください。
いちど使うと夏の必需品になるのは間違いありません。
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