2024年はベルハンマー メタルグリス 使ってみます

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この商品が話題になったのは2〜3年前ですかね。

「スズキ機工」さんのベルハンマーシリーズのメタルグリスを今年は使ってみます。

いまはワコーズのウレアグリスをメインで使っていますが、ウレアグリスには不満はまったくありません。

ロードバイクのような、低回転・低負荷で使うならグリスはなんでもいいんですよね。

レースをするのでもなければ、ホームセンターで売られているリチウムでもシャーシグリスを使っていてもそれが原因でトラブルになるなんてことはないです。

どちらかというと「ちょうど」さえあっていれば、どのグリスを使っても体感できるほどのことはないと思います。

「ちょうど」はグリスの硬さです。

ロードバイクなら「ちょうど1号」で十分です。

潤滑性能よりも「耐水性」にこだわってウレアグリスを使っています。

ベルハンマーのメタルグリスは耐水性もあるうえに、潤滑性能でも評判がいいので以前から気になっていたグリスです。

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ベルハンマーのメタルグリスは耐水性があるらしい

実は、メタルグリスをまだ使っていないのでHPなどで書かれていることしか言えませんが、耐水性があるモリブデン系のグリスらしいです。

モリブデンは水に弱く、すぐに流れてしまうので使用環境に注意しなければなりません。

水に弱いということは、自転車で使うにはメンテナンスの回数が増えることになります。

特に潤滑のメインであるモリブデンが流れてはベアリングをいためてしまうことにもなりかねません。

耐水性があって潤滑性がウレアよりも高ければ使ってみたいですよね。

潤滑性能

モリブデンが添加されているグリスなので、極圧性は高いグリスだと想像できます。

カッパー(銅粉)も添加されているメタルグリスはさらに高温でも使用できるらしいです。

耐熱温度は800℃とのことなので、車やバイクの排気系でも使えますね。

まぁ、耐熱温度など自転車ではどうでもいい性能です。

もっと言えば「極圧性」も「べつに・・・」というカンジですね。

人間が出せる力は安いグリスの極圧性でも十分に補えます。

メタルグリスを使ってみたいと思ったのは、グリスの使用量を最小にすることができると思ったからです。

極圧試験機のテストを見ると、メタルグリスを拭き取った後でも潤滑性能をある程度維持できているようなのでグリスを少なくしても問題なさそうです。

なんでも金属表面を変えているらしいですが、グリスを塗っただけで金属表面を変えることができるとは思えないので、グリスのコーティングがすばらしいんでしょう。

本当に潤滑性能が良かったらチェーンオイルにスプレーも使ってみたいですね。

どちらかというと、スプレー潤滑剤の方が評判がいいかもしれません。

ベアリングのグリスは撹拌抵抗になる

自転車のハブベアリングで使うグリスはなんでもトラブルになることはありません。

もちろん、メンテナンス不足はトラブルになるのできちんとメンテナンスすることが必要です。

グリス切れを起こさないためにたくさんのグリスをベアリングに詰め込むこともありますが、グリスの量が多いとそれ自体が抵抗になります。

ベアリングの回転と共に、グリスをかき回します。

これを撹拌抵抗といいます。

グリスが多いと撹拌抵抗が増え、少ないとグリス切れなどのトラブルになります。

私は自分で使うハブなどのグリスは最小の量で組みますが、自分以外のハブなどはグリスを多めに入れておきます。

定期的なメンテナンスができる人と、できない人の区別ができないですからね。

少ないとベアリングに傷がついてしまうので、少ないよりは多い方がベアリングにとってはいいです。

確かに撹拌抵抗がありますが、使用しているうちにグリスが抜けていくので、次のオーバーホールまでグリスが切れることはありません。

撹拌抵抗を減らすために、オイルだけで組む場合もあります。

この場合はメンテナンスの頻度が爆上がりしますが、抵抗なく回るのでBBなどはグリスレスでオイル潤滑で使っています。

セラミックベアリングはオイルも必要ないですが、さすがにスチールベアリングでオイルレスで使う勇気はないのでチェーンオイルを数滴で潤滑させています。

メタルグリスがグリス切れをしても、潤滑ができるのであればグリスの量を少なくしてメンテナンスの頻度を下げることができれば楽になります。

さらに、モリブデンで潤滑することができるので、ウレアグリスよりも軽く回ることも期待できそうです。

ちなみに、オイルだけの潤滑でもベアリングは良い状態を維持することができます。

使用箇所

とりあえず、3箇所のベアリングのグリスをベルハンマーに変えてみようと思います。

  • ハブベアリング
  • BB
  • ペダル

ベルハンマーは使っていると金属の表面を変えるらしいので、使ってすぐには普通のグリスとの差を感じることはないそうです。

本領発揮するのは、しばらく走ってグリスが馴染んでからとのこと。

ヘッドベアリングのように、常に回っている場所での効果はうすいのかと思うのでとりあえずは今回はパスする予定です。

ベルハンマー メタルグリス まとめ

次のオーバーホールでベルハンマーのメタルグリスを使ってみます。

ゴムへの影響も少ないので、シールへの攻撃性がないのも安心して使うことができます。

ウレアグリスの約倍のねだんなので、違いがわかるといいですね。

ネットの評価はすごくいいので、ちょっと期待しています。

オートバイのスイングアームやホイールのシャフトなどにも使えるので、使用用途が広いのもメタルグリスの良いところです。

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