あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
ことしの目標は決められましたでしょうか?
私はざっくりとですが、やらなければならないことを決めました。
まぁ、目標というわけではないですが・・・。
『年内で工場を閉めます』
早ければ春あたりかな?と思っていますが、2023年中には工場を閉めることにしました。
開業から今年で20年目に入るので、あと1年頑張れば20周年を迎えることもできますが、20周年を迎える前には閉めることになります。
いよいよ還暦を迎えます
今年の3月で60歳の還暦を迎えることになります。
60歳というと定年退職の年齢ですよね。
自営に定年はないので、いつまでも働けると多くの人に言われてきました。
ですが、自営だからいつでもリタイヤすることもできます。
早くリタイヤできるのも自営業者です
サラリーマンのかたは65歳までは会社に残って働き続けるという方が多いのではないでしょうか?
わたしと近い年齢の方に「60歳以降はどうするの?」と聞いても、やはり会社に残って働くという方が多いです。
というか、60歳で仕事をやめるという方にあったことがないので、みなさんまじめで働き者なんですね。
私はもともと60歳になって、働いているイメージは持っていないんです。
なので、いったん工場を閉めて働くことから解放されることにしました。
20周年というのも大きな節目ですが、それよりも60歳になったことの方が大きいですから。
そもそも50歳以降働くつもりはなかった
私の人生設計では50歳以降は働くつもりはなかったです。
人より早くリタイヤして、自分の人生を楽しもうと思っていました。
ところが、人生は計画通りにはいかないもので、60歳を目前としている今でも仕事をしています。
うまくいきませんね。
知人は40歳でリタイヤするといっていましたが、65歳を超えてもまだ仕事をしています。
本業というよりも片手間でやっているだけですが、自営業をしているその方も「引き際」がむつかしすぎてなかなかリタイヤすることができないようです。
引き際を逃すとズルズルと仕事をしてしまうことになりそうです。
独立開業するのは簡単、廃業はむつかしい
私がサラリーマンをやめて自営業者になったのは40歳。
成人になった20歳から20年後の40歳で一つの区切りとして独立しました。
開業はむつかしいとかよく言われることがありますが、じつは開業はとても簡単です。
資金があれば簡単にできるし、資金がなくても技術があればすぐに開業することができます。
会社を辞める『勇気』さえあれば開業をするのはとても簡単です。
ところが廃業するのはとてもむつかしいです。
開業するよりも勇気がいるし、なによりも『覚悟』が必要になります。
私が廃業することによって、今までお世話になって顧客が困るのではないか?とか思っちゃうわけです。
とはいえ、私には跡を継ぐ子供などもいませんので、いずれ近いうちに必ず廃業をすることになります。
遅かれ早かれ必ず廃業します。
まぁ、自動車業界はわたし一人がやっている特殊な業界でもなく、石を投げれば整備業者にあたるくらいに整備工場はありますから私が思うほどに迷惑はかからないでしょう。
同じようにむつかしいのは、工場の撤去です。
工場そのものは借り物なので、空け渡せばそれでおしまいですが、そろえていた設備をどうにかしないといけません。
19年もやっていると、ゴミのような部品やまだ使える設備が残されています。
これらをどうにかするのがいちばん厄介なんです。
鉄であれば鉄くずで捨てることもできるので処分するのは簡単にできます。
リフトなどはたった19年しか使ってないですからまだまだ使えます。
ただ、移動するのもお金がかかるし、設置するのも業者に頼んでやらなければなりません。
それができる方を探して有効に使ってくれる方がいればいいんですけど・・・。
鉄くずにするにはもったいないです。
なかなか廃業できないという知人も、こういったモノの移動先が確保できずに、まだ自営をやっています。
体力がなくなってきた
若いころは年齢とともに体力がなくなるなんて、わかっていても実感はなかったです。
50代前半と、私の年齢60歳ではかなり衰えを感じます。
若い人には実感がないでしょうが、同じような年齢になるとわかるはずです。
- 視力が衰えてきた
- 力がない
- 作業に時間がかかる
まぁ、高齢化とはそういうものなんでしょう。
これから1日ごとに力も衰えてきます。
工場の中には軽いものばかりではなく、重いものもたくさんありますからね。
片付けれる力があるうちにやってしまわないと、自分の力ではどうすることもできなくなります。
年内には廃業します
ということで、私は年内には廃業します。
早ければ春あたり。
遅くても夏までには何とか区切りをつけたいと思います。
開業20周年に向けての仕事は『廃業』ということになりそうです。
ちなみに借金があって『潰す』わけではありません。
借金は1円もありませんから。
このまま無収入でも工場を維持するだけの資産はあります。
だけど、そこに資産を使うのは無駄です。
これから将来において、私のような小さな自動車整備工場は淘汰されていくでしょう。
新しい設備を入れて、新しい技術に対応しないと生き残れないはずです。
設備投資ができないのであれば、早期に撤退した方がいいと思います。
すぐにナニも作業しないわけではありません。
まだとりあえずは営業は普通通りにしています。
ということで、新年のご挨拶は「廃業」のご報告からでした。
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