【ミッション&デフオイル交換】ギヤオイルが欠品中 入荷の予定もない

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ギヤオイルが欠品中になっています。

入荷の予定は一切ありません。

ワコーズから言われているのは「年内から来年にかけても入荷する予定はない」そうです。

私のところも、作業予定の分を残して、在庫はなくなりました。

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欠品の理由は?

ギヤオイルがないのは、アメリカの影響だそうです。

ワコーズの営業から聞いた話なので、ワコーズに限った話なのかもしれませんが、トヨタの純正ギヤオイルなどにも影響が出ているそうです。

ギヤオイルに使っている【添加剤】はアメリカから輸入しているそうです(ワコーズだけかも?)

コロナの影響で工場が動かないことや、従業員の解雇などで生産量が減ったということらしいです。

さらに、コンテナに積んで輸送されるのですが、コンテナを中国が独占しちゃって輸送にも影響が出ているとも言っていました。

コンテナの手配すらできない状態なので「年内は100%入荷はないし、来年もいつ入ってくるか分からない」そうです。

アマゾンで見てみたら「配達予定11月○○日から○○日」となっているものが多くなっています。

ミッションやデフオイルを交換する予定があるなら早い方がいいと思います。

ちなみに、中間業者はこのことを知らないらしく、注文を受けた後で【入荷予定なし】と言われてキャンセルするそうです。

ミッションオイルを抜いてから「あ~~、足りなかった。注文すれば明日には行ってくる」ってアマゾンをあてにしてると困りますよ。

ミッションオイルの交換方法

ギヤオイルの交換は、エンジンオイルのように【オイルを注ぎ入れる】ということはできません。

必ずポンプで注入します。

灯油を入れるポンプがあれば、ミッションオイルくらいの粘度であれば大丈夫です。

  1. オイル注入口のボルトを外す
  2. ドレンボルトを外す
  3. オイルを抜く
  4. ドレンボルトをつける
  5. オイルを適量入れる
  6. 注入口のボルトを締める

自動車のオイル交換は、注入口を確保してから作業します。

エンジンオイルはいきなり抜くことはありますが、ミッションやデフの場合はオイルが入れれる状態になってはじめて抜くようにしてください。

理由: 注入口のボルトが固くてゆるめることができないことがある・・・かも。

先に抜いてしまって、オイルを入れようとしたら「ゆるめることができなかった」とかあるかもしれません。

また、自分の持っている工具では隙間に入らなくて「ボルトにアクセスすらできない」場合もあるかもしれません。

私はゆるめることができなかったという経験はありませんが、注入口のボルトを回すために苦労したことは何度もあります。

ミッションやデフは、注入口のボルトをゆるめることを最初にしてください。

デフオイルの交換方法

デフオイルもミッションオイルと同じです。

注入口のボルトを先にゆるめてください。

ミッションオイルとデフオイルの純正指定の粘度が違う場合、デフオイルはミッションオイルより粘度は高いはずです。

冬の気温が低い時は、灯油で使うポンプで入れることができないかもしれません。

冬にデフオイルをポンプで入れる場合は、オイルをしっかりと暖めてから入れると簡単に入れることができます。

【機械式LSD】をつけている車はLSD用のオイルを使ってください。

ビスカスやトルセンLSDならLSD専用でなくても大丈夫です。

LSD専用のオイルビスカスやトルセンに使ってもいいですが、機械式LSDのデフには専用を使わないとダメです。

クラッチ板がダメになってしまうので、機械式はLSD用を使ってください。

ミッション&デフのオイル量

ミッションやデフにはエンジンオイルのようなオイルレベルゲージはありません。

オイルの量は、注入口の下面がオイル量になっています。

オイルを入れていくとあふれてきます。

注入口からあふれ終わったら適量です。

なので、ギヤオイル交換は規定量よりもわずかに多い量を使います。

この位置は、プロペラシャフトやドライブシャフトのオイルシールの下面とほぼ同じ位置にあるはずです。

「どこから入れるの?」

注入口のボルト位置が分からないときは、シャフトの下面とほぼ同じ高さにある「それっぽい」ボルトが注入口のボルトです。

われわれプロも、あらゆる車の位置を知っているわけではないので探すときはこの位置で探しています。

赤い線の下の部分がオイル量です。

まとめ

ギヤオイルが欠品しています。

入荷の予定はありません。

ネット通販であれば手に入るかもしれませんが、発送に時間がかかる場合もあるので注意してください。

ミッションオイルとデフオイルの交換作業は、必ず注入口から作業してください。

注入口でトラブった時に、修理工場まで走っていけなくなってしまいます。

オイルを抜く前であれば、走ることもできますから、オイルを必ず入れることができる状態にして作業しましょう。

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