いろいろありすぎて記事が長くなるので『偽物と言われた』という記事との2部構成にしてます。
ぜひどちらも読んでいただければと思います。
これは2020年1月29日 14:30頃の話です。
決して話を盛るとか、アレンジして大げさに言ってないのでその点は付け加えておきます。
私は島根県松江市で自動車整備を自営でやってる整備士です。
スナップオンのバンセリングは、特定地域を担当してるフランチャイズです。
ここに書くことはすべてのバンセリングの対応ではないので、それぞれの地域のバンセリングに確認してください。
あくまでも私の受けた対応への思いを記事にしています。
アメリカの高級工具メーカー【スナップオン】の工具が壊れたので『保証対応』で修理に出してみました。
すると購入時とまるで違う保証内容だったので驚いたところからこの流れは始まります。
結論から言いましょう。
【スナップオンの保証は永久ではなくかなり限定的であり、保証などないと思った方がいい】です。
私は二度とスナップオンは買いません。
壊れてもバンセリングと話す時間も無駄なので廃棄処分して違うメーカーのものを買おうと思います。
スナップオン工具を好んで使ってる方は、よく考えて購入し使用するべきだと思います。
よく読んで理解したうえでスナップオン工具を買うまたは使ってる友人知人に拡散してください。
また購入するときは、【どこの誰からいついくらで買った】という証明を必ずもらうようにした方がいいですよ。
今回【偽物かもしれない】と一蹴されたので、それを防ぐ意味でも証明は必要です。
少し長くなりますがユーザーが知っておくべき大切なことなので長文に耐えて読んでください(笑)
断っておきますが、ソケットやラチェットなどの工具の精度や耐久性に不満があるわけではないです。
保証に対する対応に納得がいかないということを理解して読んでください。
ちなみにこの12㎜と14㎜ソケットは3回くらい交換してもらっている。
何回か割れたわけだが、のちにお話しする『オーバートルク』などと言われたことはない。
購入時のバンセリングの保証条件
前もって言っておくが、スナップオンの保証書などは無い。
個別の工具を買ってもそんなものはもらった覚えはないし、バンセリングとの口頭では『永久保証である』ということで購入している。(インパクトレンチだけは1年の保証書をもらった)
私の周りでも『スナップオンは永久保証だから工具は高いがプロが長く使えば安い』と多くの人が使っている。
今のスナップオンのHPでは見当たらないが、過去のHPでは『スナップオンは永久保証。生涯にわたってサポートできる体制』というようなことだったように記憶している。
まぁナニひとつその証拠と言えるものが無いので【無かった】ことにすればそうなってしまうが・・・。
永久保証にならない工具
永久保証にならない工具というものもある。
バンセリングからこの点はきちんと聞いているので紹介しよう
スクレーパーやニッパなどの刃物やピック製品
インパクトレンチ
インパクトレンチ用のソケット
叩き系のハンマーやプラスチックハンマー
ブルーポイント製品
当然だが間違った使い方(「エクステンションバーでコジるとか)
など。
私が聞いていた永久保証
ソケットの割れ
メッキの剥がれ(すり減りは保証外)
ラチェットギヤの歯飛び
ドライバービットの割れ
ユニバーサルジョイントのゆるみ
など。
とりあえず不具合があればバンセリングを呼んで相談すれば対応してもらえるのも大きな利点。
定期的にバンが巡回して御用聞きをしてくれるのは、工具を使う人間にとってはとてもありがたいものである。
その時にどうしても必要な工具や、作業に困った話などをすると『そういう場合はこういった工具でやるといい』というアドバイスももらえるのも本当に助けられた。
あくまでも過去形だが。
バンセリングはその仕事をやめても引継ぎなどは無い。(私の周りでは聞いたことがない)
なので、担当が変わってもその存在すらユーザー(私は)は知るすべがない。
つまり、工具が壊れるとそのまま溜まっていくことになる。
メインで使っているラチェットが壊れた
工具品番 F747A 我々が通称『ベンツマーク』という72ギヤの細かい送りのできるグリップ付きラチェットだ。
ギヤが細かいので狭い場所でも回すことができ全長も長くとても使いやすいラチェットなのでメインで使ってる工具だがそれのギヤが空転するようになった。
プラグを締めてた時にこの症状が出たのでオーバートルクではない。
そのほかにも、ソケットのメッキ剥がれやスナップリングプライヤーなどのクレーム工具も溜まってたのでついでに全部出すことにした。
バンセリングを呼んで症状を伝える
ラチェットハンドルを見てもらうと『インナーギヤは保証対象だがアウターケースがダメだったらケースは保証にならない』ということを言われる。
F747A の内部構造はケースの内側にギヤがあり、内部ギヤは左右の回転の切り替えができるようにギヤ状の爪がある。
インナーギヤの数山のギヤがケースのギヤと噛み合ってラチェット機構となっている。
そういう構造なので、インナーギヤだけが摩耗するというのは考えにくい。
交換するべきはギヤのすべてを交換しないと修理とは言えないのではないのか?
オーバーホール済みの摺動部にはオイルすら挿してないのでカラカラ。
そういう製品なのかもしれないが、金属同士が潤滑油なしで擦れ合うのは気持ちよくない。
私ならオイルを数滴挿すけどな。
ひょっとしてオイル挿すと滑るのか?
まるでクラッチディスクが減ったから、ディスクは交換するけどカバーは交換しないのと同じようなものだ。
摩耗したギヤに新品ギヤを組めばすぐに不具合が出る場合もあると思うのだが。
そういってもインナーギヤだけの保証だというので、とりあえず保証で直るところまでやってもらってダメなら捨てることにした。
インナーギヤを変えてダメでまた交換しても同じことの繰り返しになるだけだ。
そうして預けたのが12月の頭でギヤを交換して返って来たのが2か月後(1月29日)である。
部品が無かったらしいが、アメリカから2か月かかって届くとは飛脚でも走らせてるのか?
走らせるならヴェイパーフライ履いて走らせろ!
中国からの船便でも3週間で届くぞ。
2か月間にわたってメインのラチェットのない状態で仕事をすることになる。
ずいぶん前のバンセリングは『時間がかかるから代替品置いておくから使って』ということもあったが今回はなかった。
まぁ、セールスの方針なのでその点では文句はないが時間がかかりすぎる。
ソケットのメッキ剥がれも保証で交換してもらえると思ったので見てもらうと『角からメッキが剥がれたものは保証外』だと。
メッキって角から剥がれるに決まってるんだが。
「角から剥がれるに決まってるだろ」というと、メッキと素材の伸び率の違いでオーバートルクだとメッキは角から剥がれるという。
素材が伸びてメッキが割れるという理屈だ。
そんな柔らかい素材なんだな(笑)
つまりは、オーバートルクが原因かもしれないから保証対象外だということらしい。
ソケット本体の硬度よりメッキの方が硬いからメッキが剥がれたソケットはそのサイズより開いているという風にも理解できる。
母材が伸びてメッキが割れるってそういうことだと思う。
確かにこう言われてしまえばオーバートルクということになるが、それを証明することなどできない。
オーバートルクなのかもしれないがそうではないかもしれない。
悪魔の証明である。
ネジ一個一個の締め付けトルクを管理をしたとしてもそれを我々がどうやって証明すればいいのだろう。
ソケットが割れても『オーバートルクです』 メッキが剥がれても『オーバートルクです』
ラチェットが壊れても『オーバートルクです』 エクステンションがねじれても『オーバートルクです』と言われたら結局はすべて『使い方が悪い』『想定外の使い方をしている』ことになってしまう。
また、ソケット工具はネジを締める時に使うだけのものではない。
緩める時にはオーバートルクなんて言ってられない。
オーバーだろうがスーパーだろうが緩めるのが工具の役割だし我々の仕事だ。
それが『オーバートルク』で保証外となる。
これがスナップオンである。
こんな保証や修理ならスナップオンを使うより安売り工具の方がいい
ネットや実店舗で展開している安売り工具の商品の10倍くらいの高級工具がスナップオンである。
F747Aと似た工具は3.000円以下で売られている。
スナップオンを買って、中途半端なクレーム修理しかできず2か月も工具のない時間を過ごすなら安売り工具を2本買って1本は壊れた時の予備に回した方がいい。
壊れたらまた予備を買うのをエンドレスで繰り返しても10本使うまでに私の寿命の方が先に逝く。
壊れる前提で使えば壊れても気にならない。
今回のような中途半端な修理ではない新品なのでしばらくは安心して使うことができるし、クレーム連絡とかも必要ない。
中途半端に修理されたような工具は工具自体を信頼できない。
我々メカニックはネジを緩める時は工具の強度を信頼してるからこそ力を工具に預けられる。
中途半端な修理をされて力を入れた瞬間にギヤが飛べばケガをするのは私だ。
それも『オーバートルクです』と言われるんだろうが。
まとめ クレームは企業の損失ではなく糧なんだが
私はクレーマーになってこういうことを言ってるのではない事はぜひ理解していただきたい。
壊れたら保証がある前提で買ったものが『実は壊れても保証がきかなかった』と、さらに証明すらできない『オーバートルクです』でかたずけられることに対して説明が足りないことに納得がいかないだけだ。
消費者は買わなければそれでいい。
縁を切るのは消費者の側にもあるのだ。
とはいえ消費者ぶって偉そうにしているのではない。
きちんと『当時はそういう売り方をしてたけど、実は解釈の違いで間違った情報がまことしやかに流れていた。 今はこういう条件の保証内容なので・・・』と詳しく納得がいくように説明されればこのような辛辣な記事は書かない。
『オーバートルク』だと、私には証明することができないことが保証しないことにつながってるのでは保証など何の意味もないことをスナップオンユーザーに知っていただきたい。
すべてのバンセリングがこういった対応ではなく、実は自腹で修理してくれてる場合もあったこともここでお伝えしておこうと思う。
私の初めての担当は『これは保証できないけど自分が自腹で修理するから』という対応が何度かあった。
確か六角のソケットの挿入部分が緩くてグラグラしてたものだったと思う。
『次はないからね』と念を押されたが数本やってもらった(笑)
私の周りでもそういう話はよく聞いたので、それが本当に自腹なのかどうかわからないが、ユーザーからすると気持ちのいい対応だった。
だから信頼して次々とその担当者からは購入した。
企業にとって、顧客のクレームというのはありがたいものであるはずだ。
クレーマーでない限り、その顧客を納得させればいいわけだし、そこに企業側に問題があるのなら
その点を改善すればいい。
企業が『自分の会社の何を良くすれば顧客満足度が上がるのか?』と考えずとも、顧客のクレームを参考に改善すればまさにピンポイントで企業は改善できる。
しかしそのやり方を今回のように間違ってしまって、その瑕疵が顧客側にあるような言い方を頭からされると小さなクレームが大きなものになって二度と取り返しがつかなくなる。
バンセリングはフランチャイズの個人事業主である。
スナップオン自体には何の影響もないだろうが、全国のバンセリングの印象が下がることはスナップオンも少なからず影響は出るかもしれない。
少なくとも私は人に勧めないし、購入しようとする人がいれば全力で止めるかもしれない。
なんでもそうだが、世の中の選択肢は驚くほど広い。
工具などスナップオンしかないわけでもない。
私は二度と買わないし、すべての取り扱いにおいてこちらの瑕疵とされるのであるならば二度と保証などで呼ぶこともない。
次の記事では【スナップリングプライヤー】のクレームを言ったところ『偽物かもしれないから自分は知らない』とバンセリングに言われた記事をお送りする。
是非合わせて読んでほしい。
長文になりましたが読んでいただいてありがとうございます。
コメント
私の地域でも筆者さんと似たような事例がありました。
挙げ句の果てに最後は修理すると言ってラチェットを持っていったまま音信不通…。
風の噂では廃業してしまったとの事でした。
今の時代に永久保証は無理なのでしょうか…??
修理工具を持って行ったまま音信不通というのはよく聞いてます。
無責任なバンセリングだとあるみたいですね。
バンセリングは開業の時に1千万円近い開業資金で車と販売するための工具を買うという話を聞いたことがあります。
それだけを回収するためにどれだけの工具を売らないといけないのか?
かなり厳しいそうです。
だからと言って顧客への対応とは関係ない話なので顧客側も人と店を選ぶ必要がありますね。
私はスナップオンの工具(ラチェットとソケット)は好きでこれからも使っていきたいですね。
永久保証は厳しいとは思いますが「永久保証」と言って販売した時代のものは【約束】なので守っていただきたいですね。
読んでいただきありがとうございました。
先日、20年ぐらい前に買ったプラスドライバーの先端が割れたので交換してもらおうと思いバンを呼んだのですが(当然当時の担当の人ではなかったです。)交換料はサービスしときますねと言われました。
3千円ぐらい支払ったと記憶しています
永久保証じゃなかったかなぁと思ったのですが、20年もたったのでスナップオンも補償内容が変わったのかなぁとその時は流していたのですが調べていたらこちらの記事を拝見した次第です。
自動車整備を25年ぐらい前にやっていて今は自転車屋をしているのでそれほど使っていないのですが、買ったときはドライバーも割れたら交換してもらっていた記憶があります。
ほかにも大きな工具箱やラチェット、スパナのセットなどたくさん持っていますが職業柄あまり今は使っていないこともありオークションにでも出そうと思ってます。
売れたお金で安いセットを買ってそろえるつもりです。
スナップオンは永久保証ということが30年ぐらい頭の中にあったので一生持っててもいいと思っていましたがその気持ちは吹き飛びました。
多分私と同じように永久保証を信じて長い間過ごしている人はたくさんいると思います。
それを考えるととても切ない気持ちになります。
昔はよかったなぁとつくづく思いました。
コメントいただきありがとうございます。
ドライバーのビットは永久保証だと思います・・・というかそういう認識を私は持っています。
スナップオンのプラスドライバーの1番は普通に割れるんですよね。
私の工具ではないですが、1番のプラスドライバーを借りた時に私の力でもろくも割れました。
スナップオンのドライバーはグリップの下に10㎜の工具をかけてさらに力がかけれるようになっていますよね。
あんなもの使ったら必ず割れます。
当時のバンセリングに『こんなに硬くてもろいと仕事でつかえない』って言ったことがあります。
その時は『工具が割れるからネジの保護ができている』と言われました。
いやいや・・・工具が壊れたらそれ以上の仕事ができませんよね。
ネジをナメたのであればショックドライバーなりで対応できますが、工具が壊れたらそれ以上の仕事ができません。
その時は結局ホームセンターにドライバーを買いに走りました(笑)
そういう理由でスナップオンのドライバーは私は使いません。
スナップオンの永久保証はすでにありません。
これから買いそろえることは私はないですが、永久保証と信じて購入してる方がいたら私の記事で思いとどまってほしいと思います。
自動車整備から自転車屋さんですか?
私も周りから『自転車屋をやってくれ』と言われています。
自動車業界は先が見えてるので「自転車屋もいいかな」とも思うのですが、自転車業界のしがらみというか問屋が自動車業界とは違いすぎていて悩んでいます。
くだらない記事を書いていますが、ぜひまた読みにいらしてください。
ありがとうございました。
そもそもこの世で永久的に壊れたから新しいものに交換して下さいなどと言う商品は存在するのでしょうか?
どんな使われ方をしたかわからないものを…
過去そう言ったから。過去に交換してくれたから。
皆さんも修理屋ならお客様にそのように言われたらどう対応されるのですか?
形あるものは必ず壊れる。
皆さんが一番知ってらっしゃると思います。
良い工具と思い使っているのに、保証してくれなければ、けなすのはみっともないです。
この世に永遠に壊れないものはありません。
しかし、壊れたものを企業が永久に補償するということは可能ですよね。
自動車は壊れるものですが、メーカーが「壊れた場合、永久に補償します」ということもメーカー次第でないわけではありません。
スナップオンは「想定内の使い方で壊れた場合、永久に補償します」と言って販売していました。
実際、ラチェットレンチの内側は無料で交換していますよね。
中途半端な修理ですけど(笑)
過去にはラチェットレンチは何回も駆動部分の全交換で無料修理していますし、ソケットは新品に交換しています。
ドライバーのビットも無料交換しています。
逆に「永久に補償します」と言われたものが、連絡もなく「保証は永久ではありません。有料です」と言われたらどうお感じになるでしょうか?
約束が違うと思いませんか?
スナップオンから正規に買ったものが、担当が変わったら「偽物かもしれない」と言われたことを記事したらみっともないでしょうか?
私は、みっともないのはスナップオンの方だと思います。
ジョンソンさんが言うように「どんな使われ方」ということも、スナップオンは「通常のつかわれかた」としています。
記事にも書いていますが、ボルトを緩める場合の想定内の使い方は、工具がその目的を果たす場合です。
適正トルクで絞められたものは、当然オーバートルクで緩めることになります。
ボルトの状態によって工具は壊れます。
今まで何本もの工具を壊してきました。
そのたびに整備士は、買い換えるために出費がかさみます。
一度買えば、永久にその工具で仕事ができるスナップオンであれば出費は一度です。
このシステムを提示されたら利用しませんか?
いまだに多くの整備士の方が「永久保証」だと勘違いしています。
補償を期待しない方は購入すればいいだけです。
約束を守らなかったのはスナップオンですよ。
はじめまして。ミシガンで自動車関係の技術者をしています。
こちらでは、中国製や台湾製のCraftsman, Kobaltの工具でも永久保証です。
レシート無しでもお店に持っていけば交換してくれますのでレースチーム、部品メーカーも入手性の良いCraftsmanが多く使われています。
ディラーなどは盗難のリスクもありますのでSnap onを見る機会は殆ど無いです。
どちらかと言うと個人でレースカーを持っている様なお金持ちのプライベートガレージで見る機会の方が多いです。(アメリカはビルトインガレージの家が多いので、プライベートガレージは珍しくありません)
私はアンチSnap onではありませんが、最近は他のメーカーも良い工具が多いのであえて選ぶブランドか疑問があります。
ミシガンとはすばらしい。
私は海外経験がないのでうらやましいです。
私が見た海外のメカで「お父さんやおじいさんから受け継いだスナップオン」という方がいらっしゃいました。
それまで工具は使い捨てのイメージだったので、目からうろこでしたね。
私は後継ぎがいないので、私の工具を受け継ぐ人はいませんが、メッキがすり減った工具をあの世から覗いてみたい気もします。
30年前は国産のKTCでもスナップオンの精度とは程遠く、KTCで舐めてしまったボルトをスナップオンではゆるめることができたんですよね。
今ではKTCなど他のメーカーでもスナップオンと同等で、仕事をするうえでブランド以外の優位性がなくなっています。
スナップオンを選ぶのは『永久保証』という経済的な面の一点でしかありません。
永久保証に制限をかけられたスナップオンを選ぶ理由はないと私は思っています。
コメントありがとうございました。
masuda様、はじめまして。
私自身、同社製品はラチェットドライバーしか持っていないアマチュアですが、こちらの話を拝見して、Hexの本締めに使うのは止めようと決心してしまいました(笑)
フランチャイズ制ということでバンオーナーの裁量によるところが大きいと、永久保証を謳っていても、こんな事が起きるのですね。アメリカと日本では「返品」の文化が大きく異なる様なので、メーカーポリシーであった無条件の交換に販売する側も馴染めていないんでしょうか? こういう場合、本部(スナップオン・ツールズ株式会社)に相談されるのも手かなという気がしました。
(交換手続きの費用負担や手続き・審査基準などが、米本社、日本本部、バンセールス間でどうなっているのか? 実はその辺に闇があるのかも…。)
マサさま
コメントありがとうございます。
スナップオンの製品は精度も高いのでお勧めできる工具なのですが、永久保証がなくなってしまってはあえて購入するものでもないのかなと思います。
あくまでもプロの使い方での話なので、アマチュアの方であれば精度と所有欲を満たすものとしてはいいメーカーだと思います。
HEXなど、なめてしまったあとの作業を考えると精度の高いスナップオンを使った方がいいと思います(笑)
スナップオンは高級工具ですが、飾っておくのはもったいないのでガンガン使ってください。
スナップオン工具は好きな人が趣味的に使ったり集めたりするのが良い。プロアマ関係なく。
自分は好きなので高くても使ってますね。モチベーション保つための栄養ドリンク代わりにね。
因みにソケット割れ、ドライバー割れ、保証ありませんでしたよ。
昔は永久保証あったみたいですが、
スナップオンジャパンは永久保証ないです。初期不良のみの保証です。それ以外はバンオーナーの判断です。
コメントありがとうございます。
ソケット割れの保証は無かったんですね。
私は十数個交換してもらいましたし、ドライバーは3回ビット交換してもらっています。
3人のバンセリングと付き合っていますが、3人とも永久保証で対応してもらってます。
いちばん交換してもらったのがラチェットですね。
現在は永久保証は無いですが、初期不良だけの保証ではないはずですよ。
今回のきっかけになったラチェットの内部ギヤは無償で交換してくれているので、中途半端ですが保証はあると思います。
スナップオンはモチベーションを高めるのにはいい工具だと思います。
ただし、スナップオンじゃなくても同じ結果が得られるので、スナップオンじゃなければ修理できないというものでもないので選択肢はたくさんありますね。
俺なら自腹で直してあげると言われても断って金払う。ただでさえ工具売れなくて困ってるのに悪いし、廃業されるとウチらも困るからね。
自分さえ良ければいいという人間が最近多いと思う。
なるほど。
保証期間内にあるにもかかわらず自腹で直すというお考えでしょうか?
それでは保証の意味がないように思うのですが。
保証の権利は、メーカーからユーザーに与えられたものなので、その権利を使うかどうかはユーザー側にあります。
なので、自腹で修理してもらうのももちろん自由です。
保証の権利を使うことが自分さえよければということなのでしょうか?
スナップオンはけして精度が高いわけではありませんよ。
焼きが硬くて頑丈なんだけどオーバートルクで粘るわけでもなく割れます。
昔、レース関係で使われたりして有名になり売れました。
良いものは値段が高い、値段が高いから良いという心理をついただけでブランド戦略です。
実際ニッパーは隙間があいてたりドライバーは潰れやすかったり割れたり、ソケットも無駄にギチギチに作ってるからボルトにはまらないなんてこともありました。
永久保証は自信からじゃなくて不安からなのかもしれませんね。
スイベルラチェットのピボットが長穴になったのには笑いました。
パイプをかけたわけでもないのにガタガタですよ(笑)。
スナップオンにそれなりの授業料を払い、今ではメーカーバラバラで得手不得手を考えて揃えてます。
3/8ソケットはネプロス(ネプロスの値段は素晴らしいメッキ代)、ラチェットはコーケン、1/2はTONE、コンビネーションとメガネはスタビレー、ドライバーはヴェラとKTC(30年前の安物が壊れてくれない)、プライヤーはクニペックス、ニッパーはフジ矢といった感じです。
ちなみにニッパーは20年前に買ったフジ矢がなんとなく古くなったのでスナップオンにしようとしたら話にならなかったので試しにマックツールを買ったらいきなり潰れたのでフジ矢続投です。
各国のツールメーカーの品質が良くなっている昨今ではスナップオンの価値を語られれば語られるほど胸が締め付けられます(笑)。
RYOZさんのご意見に同意ですね。
スナップオンが世界最高の工具だとは思っていません。
定期的に来てくれるバンセリングの便利さと、保証の充実(今は無いです)が魅力的でした。
ドライバービットの硬度が高すぎて1番などは、両手で回すだけで簡単に割れてしまいます。
メガネレンチやスパナなどは、端面の角が立ちすぎてて手が痛くなって使いにくいのでスタビレーなどの方が私は好きです。
スイベルラチェットの長穴や割れはありますね。
ユニバーサルジョイントなども、10㎜のソケットをつけて首が折れると交換してくれるということでしたが「今は昔」の伝説のようなものになてしまいました。
スナップオン以外のメーカーの精度も上がってきているので、スナップオンがすべてではなく、メカが自分に合った工具を使うべきだと思います。
バンセリングもヤクルトみたいなもので、来てくれれば手間が省けるという程度でしょう。
今はネットで買えるので使い勝手のわかるものならAmazonで次の日に届きますからね。
実は30年前に買ったKTCミラーツールが全部生きてます。どちらかというとミラーツールのほうが過酷な使い方をしていたにも関わらずメッキも精度も不満はありません。
背伸びして買ったスナップオンは残念ながら8割生存といったところでしょうか。サンデーメカニックの友達に譲っちゃいましたが。
友人がスナップオンの7万円もする電動インパクトを買って自慢されたんですが、マキタで倍のトルクのやつが5万円もしないなんて言えませんでした。
スナップオン中毒患者には色々と怖くて何も言えませんよ。
インパクト系は補償ないよーとか(笑)。
ちなみにスナップオンの精度が高いと思ったことはありませんよ。
ソケットの収まりなんかはミラーツールのほうが上でした。
TONEのアメリカ番なのか「ダンプ用だなこれ」とは思っていました(笑)。
私もミラーツールは持ってた時期があるんです。
ただ、周りがスナップオンばかりで自慢されるもんだからついついスナップオンになりました。
ネットが今のようになる前までは工具の展示車両(バンセリング)が来てくれると楽しかったり便利だったりしましたが、今はネットで何でも買えます。
情報もたくさんあるので展示車両が無くてもいいんですよね。
最近YouTubeでスナップオンディーラーさんが動画配信しています。コメント欄で貴方が言うような永久保証は無いと言っていましたよ。製品の欠陥があれば保証期限は無いそうです。
永久保証は今は無いですね。
私が購入した当時のバンセリングからは永久保証があると聞いていましたので、変わったのでしょう。
当時私が聞いていた製品の欠陥は「メッキの摩耗は保証外だが、メッキの割れは保証対象」「ソケットの割れも保証対象」「ラチェットの故障も保証対象」などです。
ドライバーのビット割れも保証対象で、私のものではないですが何度も交換してもらっています。
叩き物や刃物は保証外。
エクステンションのねじれや、ユニバーサルジョイントの首折れ保持なども保証でした。
今は「永久保証は無い」ということを私もスナップオンジャパンから聞いているので、永久保証が無いというのは当然ですね。
はじめまして
初めてスイベルラチェットを買おうとしてて、なんか樹脂グリップに惹かれてスナップオンを買うかKTCにするかで悩んでいた所こちらのブログにたどり着きました。
二十代の車のDIY整備が好きな自分としてはスナップオンは一本は持って置きたい工具でしたが高級過ぎます。買えても一本が限界です…
今持ってる工具のメインは死んだ親がバイクの整備に使っていた物なのですが、そのせいか工具=KTCとなっています。
たまに使う工具なので永久保証に期待はないですが、値段とメッキのほかにステータス的な面で永久保証を見ていましたが、それがなくなった以上KTC一択です。
スナップオンを買う寸前だったのでとても助かりました。
スナップオンは樹脂グリップだけ買ってニギニギしてます(笑)
あと工具メーカーの人は壊れた物を見るだけで、本来とは違う使われ方をしたか分かるそうです。壊れた物を見たいが為に保証で回収するのだとか…
末端の対応でメーカーの評判が落ちる良い例でしたね。
はじめまして。
お父様が残してくれたKTC工具は世界で唯一の宝物ですね。
大切に使ってください。
スナップオンは補償が無いのを承知で使うには、所有欲も満たすしいい工具だと思います。
いい工具なので、ぜひ使ってみてください。
整備する時のモチベーションも上がりますよ。
「おじいちゃんのKTC。お父さんのスナップオン」と、お子様につないでいくのもいいですね。
スケートボードの販売を細々ながら、やっております。
それで、その辺のホームセンターなんかで売ってる安いの使ってて、不具合は無かったのですが、この機会に憧れのスナップオンを買い揃えようと思ってたら、此処へたどり着きました。
永久保証があるなら手が出せない金額でもないから、使うサイズたけなら予算内で収まるって思ってたけど、ネプロスもやめて、以前からスバナやドライバーはKTCを使っててたんで、KTCとSNAP-ONを取り扱いしているお店の近くに月末に用事で出掛けるんで、手に取ってみて自分なりに納得させて買うことにしようと思います。
ありがとうございました!
スナップオンの質感は別格なので、手に取ると欲しくなると思います。
ちなみに、スパナやメガネレンチはスナップオンよりもスタビレーやKTCの方がいいと思います。
スナップオンは角があたって手が痛いんですよね。
ドライバーはPBがおすすめです。
スナップオンのドライバーはビット先端が固すぎて割れます。
ぜひ手に取って見極めてください。
同感を感じながら、拝読いたしました。
全く同感。
それが私の感想です。
私も30年来のバイク整備士なのですが、整備士になってごく初期にスナップオンのT字用のラチェットを購入しました。
これが9.5sq部分と本体の間で大きく首を振る様に、ガタが出ました。
バンセルの方に保証での対応を訪ねると、これは対象にならない。
それだけの答えでした。
なんとも寂しい対応じゃないですか。
二度と、スナップオンは買わない。
そう思いました。
それからはKTCを主体に、MACやRICK、物によっての使い分けですね。
ヘックスビットはハゼット、ヘックスアレンキーはPBとか
KTCならスナップオンの1/3ほどの感覚ですし、実際に30年で壊れたものは皆無です。
スナップオンの保証はないも同じだし、あれほど高いなら、KTCが3倍買える。
そういう考えです。
中でもKTCのneprosのラチェットは最初期のものをメインで使っていますが、使い易いし、まだまだ現役です。
ドライバーはRICKの物が大変に手にフィットし、力が入れやすいくて良いですね。
ペンタグリップが良いようです。
2番のポジの刃先が減ってきて(わずかにですが仕事で使っていると気になりますよね)最近
MACで買い足しました。
RICKの物も、未だ大事に工具箱に入れてあります。
30年も使ってきたので、棄てるには可哀そうでwww
大変に良い生地を読ませていただきました、文章がとてもお上手ですね、感銘を受けました。
ありがとうございます。
お読みいただいてありがとうございます。
T字ラチェットは私も持っています。
プラグを外すときにとても便利だと思って専用工具として使っています。
スナップオンを初めて使いだした頃、壊れると本当に何でも修理してくれたり交換してくれたりしたんですよね。
ほんとうに悪い話は聞きませんでした。
たぶんバンセリングによるんでしょうね。
私の住む町は田舎なのでMAC TOOLは最近までなかったので、ブランド工具はスナップオンだけでした。
まわりもスナップオンでそろえる整備士ばかりでしたね。
バンセリングとしては売りやすい環境だったと思います。
今では、ネットでも買えるし、MACなどもバンで売り歩いてますからスナップオンの牙城は崩れ去っていますww
KTCのミラーツールは憧れましたね。
おそらくプロが使うスナップオンは、精度ももちろんですが壊れた時のフォローだと思います。
アマチュアと違って、仕事道具でラチェットが壊れると仕事が止まるのは困りますよね。
さらに、国産の3倍も4倍も高い工具なのに、フォローしてくれないのは魅力がありません。
スナップオンが使いやすい工具ではないので、こだわる必要もないです。
私はドライバーはホームセンタのベッセルがメインです。
車内で使うことが多いので無くすんですよね。
PBももってますが、なくしたら泣いてしまいます。
カムアウトしそうになったらPBを使いますが、ほぼベッセルです。
摩耗したら1000円で買えますから。
いずれにしても、スナップオンだけがいい工具ではなくて、使いやすいものを気持ちよく使って仕事をしたいですね。
スナップオンは永久保証はもうしないと宣言してたと思います。
今から30年くらい前はスナップオンのバンセールスはあちこちで見かけましたが、
今はすっかり姿を消してるところをみると・・・商売としては立ちいかなくなったのでしょう。
工具ってのはスナップオンに限らず、普通は頻繁に買い替えるものじゃないんで、ビジネスモデル自体に無理があったのでしょうね。
バンセリングのフランチャイズは初期投資が大きいので、回収するまで持たないんじゃないかと思います。
整備工場や整備士の数が頭打ちになってきているので、昔のようには売れないはずです。
コンビニもそうですが、フランチャイズは大元だけがおいしい思いするシステムですよね。
こんにちわ、スナップオンバンセールからこちらにたどり着きました
>スナップオンは永久保証はもうしないと宣言してたと思います。
この話どこかで僕も見ました、たぶん僕の憶測だけど、通販の台頭で並行輸入された
スナップオンの修理が出た時に証明出来ないのでは?永久保証だろって言われた時に
ユーザーはどこで買おうが商品買ったからで、バンセールだろうが通販だろうが永久保証うたったら直せよになるから辞めたのかなって思ってる
自分もラチェットレンチなどしか持ってないけど、もう購入した店舗で仕事してないから、この保証を証明する物が無いのでね、名刺はあるけどね、もう廃業してるだろうな
ラチェットレンチはホントにいいけど後は普通かな、もうストレートとかでいいかなって思ってるし、実際他は安い工具でそろえてます
私の担当だったバンセリングは「ヤフオクで買ったものでもスナップオンであれば永久保証するよ」っておっしゃってました。
想像ですが、車のリコールと同じように、メーカーからある程度の手数料などが入っていたんじゃないかって思います。
ラチェットはあのカチカチが他社のものとは違うので、作業していても気持ちいいですよね。
シナリやアソビも少ないので、作業が楽しくなります。
エクステンションもけっこういいですよ。
ねじれないので、ネジの状態が手に伝わりやすいです。
ストレートやアストロの工具も昔に比べたら本当によくなってます。
私も新しく買うなら、ストレートやアストロで買いますね。
非常に参考になる情報として、興味深く読ませていただいております。
ちなみに私はスナップオンの工具をあまり持っていませんので、全く詳しくはありません。
『ケースの摩耗は無償修理の対象とはならない』との事なのですが、『有償修理も受け付けてくれない』という事なのでしょうか??
構造的には、ケース部分を部品交換出来れば、また新品同様に使用が可能であるように思えますし、構造上も交換が可能なように思えます。
これを、『有償修理でもケース部品は出ないのでその時点で全体を廃棄して買い替えてくれ』と言うのであれば、それはかなり不親切だと思います(そういう部品交換が可能なメーカーは実際にありますので)。でももし、『内部のギアは無償修理するけど、ケースは数千円でその都度買い替えて欲しい』という事であるならば、まだ、しょうがないかなとも。
せっかくの高価な工具ですので、無償修理だけでなく、有償修理や、他の工具専門店から部品が出ていないかどうかを当たってみては如何でしょうか??この製品がどうかは分かりませんが、東京にあるような工具専門店だと、特に購入場所を問う事なく、使い続けるのに必要な部品を出してくれたり、交換してくれたりする事があるようです。
私の情報が参考になり、何かしらでも状況を好転させられる力となれば良いのですが・・・。
ケースなどは自費での修理はできます。
たぶんですが、修理工賃なども含めれば、国産の同じようなラチェットが買える値段になると思います。
部品交換ができる工具は修理することができますが、部品の取り寄せなどで工具がない時間は仕事が止まったりするので買い換えた方が早いです。
高額な修理費用を出すよりも、手に入りやすい工具を使い捨てしたほうが仕事が止まるよりはいいと思います。
修理に時間がかかればお客さんにも迷惑をかけますからね。
「工具の修理中」は整備の遅延の言い訳にはできないです。
コメントありがとうございます。
私はそもそもスナップオン製品をあまり持っておらず、当製品には全く詳しくはないのですが、『下記リンクの製品を購入すれば、機能的には元通りになるのではないか?』という方の情報を転送させていただきます。120くらいの部品のようですね。
https://shop.snapon.com/repair-product/F748-21
また、同じ(?)ラチェットを5つ使っているという方からの情報ですが、『何度も壊れて何度も保証修理してもらったが、ある時、「今後は無償修理出来ない」と告げられた』そうです。その方は、『部品を備蓄してもらって使い続けている』そうです。
『定期的に120の部品を交換しなくてはならない』というのはちょっと大変かと思いますので、他社の製品にシフトする事も正解だと思います。
このラチェットがどの位の使用頻度・期間で120の補修部品を必要とするのかは分かりませんが、似た製品を使用してみて、それらの製品と耐久性を比べれば、コストパフォーマンスが比較出来るかとは思いますよね。
今後とも、安全第一で頑張って下さい。
ありがとうございます。