世界経済停止 人が止まり経済が止まる 原油先物取引マイナスの衝撃

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こんな原油の先物取引は始めてみました。
マイナスですよ。
私は投資などやっていないのですが、名古屋にいた時に石油関係の会社にも努めていたことがあるのでほんのちょっとだけ興味があります。

わかる範囲で解説します。

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原油の先物取引ってナニ?

先物取引は、将来を見越して商品を手に入れることです。

原油の先物取引とは「石油が将来値上がりするかもしれないから今のうちに確保しておこう」みたいなことです。

今回のマイナスは5月の先物取引なので、5月に必要としている買い手がいなかったということですね。
単発でのマイナスなので注意してくださいね。
これからず~~っと原油価格がマイナスということではないですよ。
すでに6月の先物には価格が20ドル / 1バレルついてます。

このような価格は買い手がいないから値段がつかないわけですが、マイナスとはナゼ?ということを解説します。

原油価格が下がってもガソリンの価格は60円以下には絶対にならない

原油価格がゼロで、相場のとおりにお金までもらえたとしても日本でのガソリン価格は60円以下には絶対になりません。
下がらない理由を説明します。

ガソリンには揮発油税(ガソリン税)がかかっています。
53.80円です。
そのほかにも消費税とかいろいろな税がかかっていて、大体57円くらいは税金となります。
これが60円以下にならない理由です。

ここにはガソリンを販売する石油会社の利益も製油所で精製する費用も入っていないので、税額にさらに製油所や販売業者などの利益が上乗せされます。
過去にあった80円台のころの税金を除いた製油所や販売店までの利益が1リットルあたり20円というのがいかに安かったか理解できると思います。

ちなみに軽油には軽油引取税という税金があります。
金額にして32.1円です。
昔は24.3円でした。

昔は燃料税の覚え方は『ゴミ屋のニシさん』と覚えさせられました。
53.8円(ゴミヤ)の24.3円(ニシサン)です。
今の税額だとどう覚えるんだろ?
ゴミヤのサニイ?

なぜ原油価格がマイナスになるのか?

史上初の原油マイナス取引
マイナスになった原油の先物取引

原油はいちど採掘して掘り出すと地下にある分だけどんどん湧き出してきます。

2010年の海底油田の事故の記憶がある方もいるのではないでしょうか?

2010年メキシコ湾原油流出事故 - Wikipedia

海底で掘り出した油田のパイプが壊れ、湧き出てくる原油を止めるためにかなりの時間がかかりましたよね。
地上ではパイプが壊れてもどうにかできるんですが、海底だと手段がなくて大きな問題になりました。

世界経済が通常の状態であれば、原油は消費されるので増産傾向にあります。
サウジやロシアなどの産油国は価格を安定させるために採掘量を調整していました。

ところが、世界的に新型ウイルスによる経済と人の動きが止まってしまって原油の消費が少なくなってます。

原油は採掘するとどんどん噴き出てくるので、消費しないとどこかに貯蔵しなければなりません。
いずれ貯蔵施設がいっぱいになります。
減産はできるけど止めることができないんです。

産出国は困るので売れるように価格を下げますよね。
でも誰も欲しがらない・・・というのが今回のマイナス相場ということになります。

原油の価格が下がって私たちが得をすること

今回の原油の下落は単純に原油の消費が減ったということが原因ではありません。
本質はウイルスによる世界経済の減退です。

経済が動き出せば原油の消費も増えていくでしょうが、世界的に止まってる経済が動き出すには時間がかかるはずです。

しかし、私たちが生きている上で使うエネルギーもありますよね。
電気です。
おそらく電気代下がるんじゃないかと思います。

飛行機などの燃料も安くなるので飛行機の運賃も下がるはずですが、この状況では飛行機は飛びません。
石油製品のプラスチックやゴム製品なども、人が動かなければ消費されないですし、この状況はまだしばらく続くと思います。

ガソリンや軽油などの燃料はこれから下がると思います。

ガソリンなら100円を切るのもそう遠くないことだと思います。
夏から秋にかけて80円代もあり得るかもしれませんね。

でも車で出かけることができるかどうかは・・・。

エンジンオイルなどの価格が下がるのか?

今までの経験から下がることはありません。
これまで何度も原油価格が下がったことがありますが、エンジンオイルなどが下がったことはありません。

自動車などのオイル関係は一度値段を上げると下げることはないですね。

ガソリンのように変動相場が普通の商品ではないので下がらないですね。

でも、原油価格が上がった時の値上げだけはやたら早いです(笑)

まとめ

注意してほしいのは、今回の原油価格は『今』ではないです。
原油の先物取引でマイナスだったからと言って、明日とか来週とかにガソリン価格が下がるなんてことはありません。

しかもWTIという先物取引でマイナスになっただけです。
先物取引は株などと同じような投資とという部分もなるので何カ所か同じような取引があります。
そのうちの一つがWTIです。

確かに世界的に原油価格は下がるはずですが、この状態が長く続くということも考えにくいです。

人間が生活している以上石油は必要ですからね。

大きな心配をすべきはそのもとになった経済の停止です。

世界的なロックダウンの影響ははかり知れません。

石油の先物取引は経済のバロメーターでもあるので注目すべき部分であると思います。

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