マークXの生産終了 セダンの時代は終わるのか

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マークⅡ で始まった名車の歴史の幕が下りた。

マークⅡが誕生してマークXまでの52年間、トヨタの高級乗用セダンとして名車としての道を歩んだ

セダン
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マークⅡの製造終了でセダンの市場は縮小するのか

50年以上続いたマークⅡの時代が終わったのにはそれなりの理由があるはずです。

業界にいる人間としてはセダンの数が激減しているのを実感として感じています。
「今の時代セダンに乗る人はいない」といっても間違いではないです。
唯一セダンの需要があったタクシー業界ですら、セダンを使わずにプリウスとか専用車両を使ってます。

セダンを選ぶ際にクラウンを選ぶというのもあるはずです。

マークⅡの場合、どちらかというと若い世代に向けたデザインだと思います。
今の若い世代でマークⅡを買える年齢は40代ではないですかね。

40代っていうとちょうど子育て世代で小学生だったり中学生くらいの子供がいる世代。
家庭環境から自動車を選ぶのはミニバンが最適です。
広さ、使い方の自由度などトータルで考えてもセダンを選ぶ理由はないです。

一度ミニバンに乗るとセダンのような屋根の低い車はとても窮屈に感じます。

頭の上の空間が広ければ前後左右の空間の広さは子供にとっては気にならないんです。
車の中で立てるか立てないかは大きな違いです。

親からすると子供中心の考え方になるので仕方ない傾向ですね。

車を持つステータスであったセダン

今では考えにくいことですが、セダンは車を所有するうえでステータスでした。

カローラよりマークⅡ、マークⅡよりクラウン、クラウンよりセルシオというように明らかな格付けがされてました。
車の格付け=人間の格付け だった時代に会社経営者はクラウン、部長クラスはマークⅡというようなイメージです。

そこにミニバンという車が発表され、消費者は格付けに無縁のミニバンでしかも用途の広い車体を好むようになったのが少し前です。

軽自動車の影響も大きいですね。
軽自動車のセダンという種類はない(と思うのだが)ので、ミニバン系の軽を所有するとその便利さにミニバンが流行りだすわけです。
軽でこの流れを作ったのは三菱のトッポとかワゴンRではないかと思います。

ミニバンやSUVが追い打ちをかける

ミニバンが流行りだすとその便利さにユーザーはミニバンに流れました。

セダンは当然おいてきぼりをくらって時代の波に乗ることすらできません。

しかしミニバンの車体形状って似かよってしまいます。

それはスライドドアで車体形状に制限ができてしまうからです。
スライドドアだと車体サイドのラインに凹凸を作れません。
なぜなら、ドアを開けた時にボディーと干渉するからです。
複雑なサイドライン形状を作ったとしたらドアを開ける動きを複雑なレールを使ってスライドさせる必要があります。

またレールは前後にまっすぐにスライドするのが理想です。
その構造から屋根のラインとステップのラインは並行でまっすぐになるわけです。

つまり、ミニバンは横から見るとみんな同じような形になります。
サイドが直線的で、バックゲートが丸いとデザインの整合性が取れないのでリヤも直線的なデザインです。

唯一残されたデザインの自由度はフロントマスク。
しかし、その部分は衝突安全基準である意味制限されるというデザイナー泣かせの状態。

これがミニバンからSUVへの流れを作り出します。

SUVという新しい可能性

日本人は新しいもの好きなのでSUVという車に興味を持ちます。

似たようなデザインだらけのミニバンに対して、セダンともミニバンとも違う全く新しいジャンルの車に注目が集まります。

スポーツ・ユーティリティー・ビークル(SUV)は、車室内の広さ車高の高さ荷物の積み下ろしなど生活するうえでも必要な要素を満たしています。
大型SUVだと車高が高すぎて乗り降りが大変ですが、メーカーが小型SUVを出したことから完全に世間の流れはミニバンからSUVになりました。

NISSAN JUKE って売れましたよね。

ここでセダンに話を戻します。

車高の低いセダンはミニバンやSUV に比べて乗り降りがしにくいです。
特に高齢になると低いところから立ち上がるのがつらく、また高いところから低いところに座るのもつらいわけです。

ミニバンのような高さだと、少し腰を下ろしたところに座席があるほうが身体的に楽です。

このことから、高齢化もセダン離れの一つであるかもしれません。

後席に人を乗せる運転手付きならマークⅡクラスは使いません。
もっと上位車種になります。

輸入車のブランド力で国産セダンのピンチ

セダン

メルセデスやアウディーなどのドイツ車がここの所伸びてます。

ディーラーが増えたのもあるのですが、価格帯が下がったこともありますね。
意外と手に入りやすくなったと思います。

日本人の中にはやはり車にステータス的なものを求める層もまだ存在しています。
そのあたりのユーザーは国産よりもさらにステータス性のある高級外車に流れます。

クラウンは誰でも乗れる車ではなかった時代があります。
いつかはクラウン』が今となっては『いきなりクラウン』と若者がクラウンに乗るようになりました。
すると、高級車に乗りたいクラウン層は『若いヤツと同じじゃダメ』と外車にながれたのです。

セダンではないですが4drでステータス的なのも格上の輸入車に流れる層はマークⅡクラスの購入見込みユーザーなわけですね。

まとめ

これからセダンは淘汰されると思います。

小型セダンはなくなるでしょう。

大型セダンを変えるユーザーはすでに輸入車に流れてます。

中型が完全に岐路に立たされてます。

乗用車のセダンという分類がなくならないでほしいですが、新たにSUVという分野が生まれたのならそれも仕方ない時代の流れなのかもしれません。

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